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原子力工学について
福島第一原発事故以来、これから原子力工学を研究、勉強することはこの国にメリットはありますか?
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- y-konsan
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温暖化防止の観点から 大気中のCO2濃度は、過去80万年間、180~300ppmの範囲内で変動していました。特に過去1万年間は260~280ppmで極めて安定していたため、人類は安定した大自然から豊かな恩恵を受けてきました。 しかしながら、大気中のCO2濃度は、産業革命後急激に上昇し始め、2011年現在、391ppmで、年間2.0ppmで上昇しています。 これによって何がもたらされつつあるかは、加盟195カ国のチェックを受けて承認されたIPCC報告書にも書かれていることです。 先のコペンハーゲン合意(COP15)では、気温上昇を2.0℃以下に抑えることで協議されました。これは、過去1万年間で2.0℃を超えたことが無く、2℃を超えると現在各地で起きている異常気象が地球全体に急拡大すると予測されているからです。 元斉藤環境大臣が「2℃以下」を国会で主張しているのは、このためです。 では、これを守ろうとするとどうすれば良いでしょうか。これは、IPCC第5次報告書にも採用されていますが、「IPCCに向けた主要な数値実験の終了とその成果」(海洋研究開発機構・東京大学・気象庁、ジュニア版あり)にも詳しく書かれています。 http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20110223/ これによると、今世紀後半には、CO2排出量をゼロにし、それ以降は大気中に拡散したCO2を人為的に回収しなければならないとのことです。 と言うのは、あと5年で400ppmを超えてしまいますので、気温が2℃以上にならないよう、大気中のCO2を回収しなければならない事態に至っていると言うことなのです。 では、どうすればCO2の人為的回収ができるでしょうか。現在、人工的に光合成する研究やバイオの研究が進んでいますが、今まで放出してきた莫大な量の化石燃料が光合成で生成されたことを思うと、現在の光合成技術だけでは焼け石に水のような気がします。 タイムラグがあると言うものの時間が限られているので、CO2を出さない新しいエネルギーを使って、もっと強力に海水中のCO2を固形化したり、CO2を分解するなどの技術が開発されなければならないと思います。 そのためにも、原子力エネルギーは、貴重なエネルギー源になるのではないかと思うものです。 なお、大気中CO2の回収とは、工場や火力発電所で大気中に放出する直前のCO2を固形化する技術(CCS)を指しているのではありません。
- WW-J
- ベストアンサー率34% (18/52)
> 自分は大学生です。 > 今の大学をやめて原子力工学を勉強、及び研究できる学部学科の大学に進む価値はありますか? という質問に素直に答えれば、そんな価値はない。薦める奴は無責任。 国に殉ずるとか、学業は趣味だとか、家が大資産家で仕事する必要がないとか、そういう特殊な事情が無い限り、これから原子力工学に進むのは無謀。 自民党まで脱原発を言って、新規原発の新増設の予定は待ったくないという現状では将来性がほぼ無い。専門技術を衰えさせないよう、原発後進国に技術の切り売りをしてなんとか生き延びさせようとしている状況だから、そんな分野にあなたが新規参入してどうするの。 原子力工学はずっと昔から斜陽工学で、ろくな奴が集まらなかった。今後益々その傾向が高まっていくでしょう。バラ色に輝く未来の技術なんてもんじゃない。 汚い仕事になる。 汚らわしい誰も触りたくないウンコみたいな物を、防護服着て命の心配しながらいじって、何年やるの。 被曝量が積算100mSvに達したら技術職は首だよ。(原発作業員はみんなそう。失業) 日本には廃炉技術だとか核廃棄物処理技術が必要だろ!とネトウヨさん達がわめいてますが、確かに汚れ役を誰かにやらせる必要はあるが、あなたが汚れ役になるの? そんなもん、基本的には建物ぶち壊して穴掘って埋めるだけの技術に大卒・大学院卒の技術者が山ほど必要とされると思います? しかし半面、あなたが優秀なのであれば、競争相手となるライバル学生の質が極端に悪いので、就職活動では相対的に有利になるかもしれない… という変な方向の希望が無くもない。 気を付けなければならないのは、放射線障害の危険が常に付きまとうであろう職業だということです。 仕事に就いてからもそうだが、大学で学んでいる最中もそうだよ。 放射性物質を扱うから、下手な気持ちで大学入ると在学中に や ら れ る。 ちなみに言っておけば、放射物理学とか原子力工学は割と面白い学術分野ではあります。技術的にもそんなに高度なものではなく、高い知能が必要とされる分野でもない。 なんならその入り口を独学で勉強してみれば? 自分に向いてるかどうかわかるかもしれませんよ。
- Tann3
- ベストアンサー率51% (708/1381)
おおむねこれまでの回答者さんで主要なことは出ていると思います。別な観点から一言。 国内の原子力に関して、廃炉作業や廃棄物処理で、最低限向こう数十年は仕事があります。 もし、日本の原子力技術者がどんどん減って行ったら、若い人が新たに原子力技術を身に付けなければ、日本の原子力の後始末を、外国人技術者に依存するということになります。 「外国人」って、誰でしょうね? どう考えても、中国人になりますよ。あの国では、国内でもどんどん原子力を推進しますので、大学で大量に原子力技術者を育てます。日本に原子力技術者がいなくなったら、その代わりにしゃしゃり出てくるのはこの人たちでしょう。 世界規模で見れば、日本が国際的な原子力市場から手を引いたら、そこに割り込んでくるのは間違いなくロシアと中国です。特に、中国は発展途上国にどんどん食い込むでしょうね。 日本人が手を引いたら、世界中の原子力技術を牛耳るのは、中国人になるのです。 恐ろしいことです。
- kabo-cha
- ベストアンサー率43% (403/928)
No.1や2の方が言われているとおり、仮に今後脱原発の流れになるとしても、原子炉の停止や廃炉化作業、放射性廃棄物の管理や処理など、原子力工学は必ず必要になってきます。 それ以外に、原子力技術の輸出でも活躍できます。 大事故を起こした国が冗談を言うなと思われるかもしれませんが、もともと日本の原子力技術は世界でもかなり上位に位置します。 日本は、地震、津波、火山、洪水などの自然災害が多いため、日本で原発を動かすことはまだ危ないということになったとしても、海外の安定した土地(自然災害がほとんど起こらない土地)でならば、日本の技術は十分使えるでしょう。 日本人技術者が日本で原子力工学を研究・開発して、それを海外に輸出すれば、外貨獲得や国際貢献の観点から大いに国益に繋がります。 また、国際的な軍事戦略上、日本も「いつでも原爆くらい作れる能力」は持っておくべきと思われます。 むろん、実際に作るという話ではないのですが、もし万一のことがあったときに日本の技術力は怖いぞという備えが必要です。 日本は核兵器を持たないし、自衛力以外の軍事力は持たないのですが、決して丸腰というわけではないというアピールになります。交渉学で言うところの「バトナ」の概念をご存じなら、納得していただけると思います。 以上3つの理由から、原子力工学はこれからの日本にも必要不可欠な学問・技術です。
事故が起こったから危険だ。もう研究はしない。 こんな技術は今まで過去の事例でもありませんよ。 飛行機だって、プロペラ機からジェット機に変わった時、大量の事故が発生し、大量な乗客が被害にあって無くなりました。 その結果、安全を確保する新しい技術が作られて、今では、当たり前の様にジェット機が飛んでいます。 全ての技術は失敗の上で成り立っています。 失敗したからそれで終わりと言う考えなら、あなたは、技術系を勉強するのは辞めた方がいいですよ。 全ての技術系の研究は、大量の失敗の上で成り立っており、開発途中なんて、やって居る実験のほとんどは失敗に終わるのですからね。 失敗を大量に繰り返し、その中からより安定した物を見つけ出し、さらにそれを改良して、安定させていると言うのが、技術系の新技術を開発していく方法です。 それが出来ない、無駄だと思う方には、技術系の開発と言う物は、無駄でしかありませんからね。 そもそも、福島第一原子力発電所の事故は、原子力利用のミスで、発生した事故ではありません。 津波により、その安全設備が破壊されたためや、安全装置の操作ミスなどで引き起こされた事故でした。 そんな内容で原子力は開発しても意味がない。と思われるなら、原子力だけでなく、技術系は辞められた方が良いと思いますよ。
- cse_ri2
- ベストアンサー率25% (830/3286)
あるでしょう。 原子炉を廃炉する技術はまだ日本にありませんし、一番重要な放射性物質を早期に分解・無害化する技術(いわゆる『出口のないトイレ』の対策)の研究開発は、まだまだこれからです。 今後の、原子力関連の研究・開発の国家的な取り組みに、大いに期待しています。
- dragon-man
- ベストアンサー率19% (2711/13695)
大いにあります。仮に原発再稼働しなかった場合でも、53基ある原発の廃炉と、使用済み核燃料の始末に原子力工学の知識経験が不可欠です。必要な作業者の数は作ったとき以上に必要でしょう。これらの作業は今後50年から100年かかります。その間に原子力技術を絶やさないためにも、原子力工学の教育研究に大いに力を入れなければなりません。 脱原発を主張する人たち(小泉、細川等)はこの事をまったく考えようとしません。原発再稼働をやめてしまったら、日本の若者は原子力工学を学ぶ気持ちが失せてしまうでしょう。現に福島以来東大の原子力工学科は学生が集まらず、なくなってしまいました。憂慮すべき事態です。原発は続けるにしてもやめてしまうにしても、少なくとも100年は原子力技術を必要とするのです。原子力技術を絶やしてはいけないのです。これからの廃炉作業はもう今の大人には出来ません。若い学生や今生まれたばかりの赤ん坊に託すしかありません。即時原発ゼロを言う人たちは、そう言うことを一切考えません。無責任の極地です。
補足
自分は大学生です。 今の大学をやめて原子力工学を勉強、及び研究できる学部学科の大学に進む価値はありますか?