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純粋水爆は、なぜ未だに完成しないのか?

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回答No.4

まず、突っ込み。 核分裂は重い元素が分裂して軽い元素になる反応、核融合はその逆に軽い元素がくっついて(=融合して)重い元素になる反応です。 なので、ウランが核分裂、水爆(重水素など)が核融合です。 通常の水爆は、原子爆弾(プルトニウム等を用いた核分裂反応を利用した爆弾)を起爆剤にして、核融合反応を起こさせるものです。 本題。 現在の技術ですと、レーザーなどで核融合を起こせるようですが、核融合の燃料よりも、それを着火する発火装置(レーザーとか)が馬鹿でかいので、爆弾として成り立ちません。 (爆弾は敵地に運んで落とせないと兵器としての価値はありませんから。) Wikipediaの「純粋水爆」の項では、現状における技術で製作することは理論上は可能だ、と記載されています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%94%E7%B2%8B%E6%B0%B4%E7%88%86 ただし、理想的な状態を想定した場合なので、現実的には不可能らしいです。 また仮に実現できたとしても、爆弾重量3トンで威力はTNT換算3トン程度。 物理的な破壊力としては、通常の爆弾の方が(コストなどの点から見て)はるかに優れていることになります。 通常爆弾との違いは、核融合反応時に中性子が大量放出されることで、これはどちらかというと原爆よりも中性子爆弾(放射線強化爆弾)に近いものです。 >核分裂を起こすに匹敵するエネルギーはどのようなものがあるのでしょうか? 上記Wikiでは反物質を研究していたと書かれていますが、今の科学ではSFの域を出ません。 (反物質自身は存在が証明されているが、それを安定的に量産する技術がありません。) 以上、参考まで。

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