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運動量保存則に関する問題

「エネルギーと運動量保存則に関係する以下の文章は正しいか誤りか示せ」という問いです。 このうち3は正しいように思いますがどう正しいのか、1と2はどう誤りなのかわかりません。 ご教授いただけますでしょうか。 1.力学的エネルギーの保存則は系が外から仕事をされても、系の力学的エネルギーが変わらないことを保証する。 2.イカなどが水を吹き出して進むのは運動量の保存則による。 3.高さが同じなら、物体が早く進むか遅く進むかによらず、物体の力学的エネルギーは変わらない。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Tann3
  • ベストアンサー率51% (708/1381)
回答No.3

 問題に対する正解は、No.1さん、No.2さんがされているので、質問者さんのどこが間違いなのかを推定します。 問題1:  質問者さんも「誤り」と思っているようですが、どこが誤っているのか分からないようですね。  仕事をされれば、エネルギーが増えます。仕事も、エネルギーも、基本的に同じようなものと考えてよいと思います。どちらも、単位は「ニュートン・メートル(N・m)」または「ジュール(J)」です。 ↓ 仕事: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%95%E4%BA%8B_(%E7%89%A9%E7%90%86%E5%AD%A6)  「系」の外から仕事をされた、ということは、たとえば自転車で惰性運転している時に、向かい風が吹いてきたような場合です。「系」はあなたと自転車です。「外からの仕事」が風です。風がなければ一定スピードで前に進むはずなのに、風でブレーキがかかって速度が遅くなります。つまり、運動エネルギーが小さくなります。  風は、止まっているバケツやごみを吹き飛ばして移動させます。バケツに加えた力とその移動距離をかけ合わせた積が、風のした「仕事」です。あなたと自転車からなる「系」も、止まっていれば風の力で何mか動いたでしょうから、それが風(系の外)から加えられた仕事です。  ということで、「系の力学的エネルギーが変わらない」というのは間違いで、仕事をされれば運動エネルギーなり熱エネルギーが変化します。 問題2:  これは正しいです。  質問者さんが「誤り」と思ったのは、「水」のようなグニョグニョしたものに「運動量」なんてあるの? と思ったから?  グニョグニョしていても、水の分子の集合体で、1個1個の分子が質量と速度を持っていれば、運動量を持ちます。1個1個の分子では数が多くて大変なので、全体の合成として、「噴出した水の全体の質量」とその「重心位置の速度」で表わせば簡単です。  はじめ、イカが停止していたとすると、水を噴出した後の「噴出された水の運動量」と「イカ自身の運動量」を足し合わせるとゼロとなり、最初に水を体内に溜めて停止していたイカの運動量=ゼロと同じで、「水を吹き出す前と後では運動量が保存されている」のです。  運動量保存は、よく「玉突き(ビリヤード)の玉」のイメージで説明されますが、イカの場合も同じです。  m1v1 + m2v2 = m1v3 + m2v4 で、v1=v2=0 という条件と考えればよいのです。(m1:噴出した水の質量、m2:水を除いたイカの質量。噴き出す前は、m1+m2という重さで、静止していた) ↓ 運動量保存の法則: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8B%E5%8B%95%E9%87%8F%E4%BF%9D%E5%AD%98%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87 問題3:  代表的な「力学的エネルギー」としては、高さやばねの力による「位置エネルギー」と、速度による「運動エネルギー」がありますね。  質問者さんは、「高さが同じなら」ということに引っかかってしまったのでしょうか。  「高さが同じ」ということは、地球上では「重力による位置エネルギーが等しい」ということになりますが、「物体が早く進むか遅く進むか」によって、「速度」による「運動エネルギー」は異なりますよね。  これさえ分かれば、「誤り」であることが分かると思います。  それが分からない、と言われると、説明のしようがありませんが・・・。  以上、「1:誤り」、「2:正しい」、「3:誤り」ということです。

major7th
質問者

お礼

コメントありがとうございます。 「外から仕事をされる」ということがやっと分かったような気がします。 3についても位置エネルギーのことで引っかかってしまいました。 イカが正解なんですね?! 出題者にやられてしまったような気分です。 よく勉強してみます。

その他の回答 (2)

回答No.2

こんにちは。 正しいのは2だよ。 イカちゃんが正しい。 1は反例として、摩擦や熱をあげればいい。摩擦力が働いているとき、力学的エネルギー保存則は成立しない。(摩擦によって力学的エネルギーが失われる) 3空気があると、それが抵抗(まさつ)になるので、力学的エネルギーは保存されない。 2は正しい。イカは水を後方に吹き出すことによって、前方へ進む力(推力)を得ている。  イカの質量をM、前方に進む速度をV  吹き出す水の質量をm、後方に進む速度をv そして、静止したイカが後方に水を吹き出したとすると、外力は働いていないので、運動量の保存則は成立するから  0 = Mv + m(-v)  Mv = mv という関係が成立します。

major7th
質問者

お礼

ありがとうございます。 イカですか!イカなんですね?! 出題者になんだか引っ掛けられたような気がします。 よく勉強してみます。

回答No.1

問1 系の力学的エネルギーは系の外からされた仕事分増加する。 問2 間違いではありません。 問3 力学的エネルギーのうち位置エネルギーは変わりませんが 運動エネルギーは速度の二乗に比例しますので早く動く方が エネルギーの総和が大きくなります。 ということで、正しいのは2番です

major7th
質問者

お礼

ありがとうございます。 イカですか!イカなんですね?! 出題者になんだか引っ掛けられたような気がします。 よく勉強してみます。

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