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ケーブルの過負荷保護
内線規程ではAC200V三相電動機の幹線の太さは30KW以下のCVケーブル配線 で38SQ 遮断器175Aとあります。 短絡時は瞬時に遮断されケーブルは保護されますが連続で使用した場合、もし負荷側の影響にて過負荷で電流値が上がり175A付近まで上がれば38SQの許容電流110Aでは保護されません。 モーターの場合はサーマルリレーにて保護させると解釈してよろしいですか。またヒーター負荷の場合は110Vより直近の125Aの遮断機でないと ケーブルの過負荷保護はできませんか。ご教授お願いします。
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>短絡時は瞬時に遮断されケーブルは保護されますが連続で使用した場合、もし負荷側の影響にて過負荷で電流値が上がり175A付近まで上がれば38SQの許容電流110Aでは保護されません。 モーター負荷の場合ですが、始動時に突入電流が発生します その大きさは、基本的に定格電流の600%の電流が10秒間です 配線用遮断器を選定する際には、この始動条件でトリップしない 定格の物を選定する必要があります 3φ200V 30kWのモーター負荷の場合 定格電流値が124A(参考値)ですので、始動時には744Aの電流が約10秒間流れます 電線は、許容電流値を超えたからと言って、即座に燃える訳ではなく 短時間であれば、問題は無い訳です (内線規程で定められている電線サイズであれば、許容電流は問題ありません) 尚、モーターの場合、サーマルリレー(又はモーターブレーカー等)で保護する必要がありますので 175A付近まで電流が流れる前に、トリップしてしまいます >またヒーター負荷の場合は110Vより直近の125Aの遮断機でないとケーブルの過負荷保護はできませんか ヒーター負荷は突入電流が発生しません ですので、ヒーターの容量=許容電流となります 3φ200V 30kWのヒーターなら、86A程度ですので 125ATの定格のブレーカーで十分と言う事になります
お礼
ご回答ありがとうございます。 大変参考になりました。