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勝手口外コンクリート踏み段のクラックについて
- 大和ハウスで2年前に建てた注文住宅の勝手口外コンクリート踏み段にクラックが入り始めています。
- クラックは表面のみで構造的な問題はないと言われていますが、見た目の問題があります。
- クラックの原因として、勝手口のコンクリートが別に打設され、鉄筋が使用されていない可能性があると言われています。
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後付て勝手口の土間を造る場合、 メッシュ筋という5mmの鉄筋を10cm角の網状に 溶接したものを入れます。 これを入れないと割れてしまうからです。 更に、建物基礎と結びついていてもらわないと 困るので、基礎に孔を開けて異形鉄筋を数本程 差筋します。 型枠を組み、砂利・砕石を敷き、鉄筋を組み、 コンクリートを流し込む・・・ このままでは表面がガサガサなので、仕上げに モルタルを鏝で均して仕上げる。 この表面の2cm厚前後のモルタルにひびが入る こともあるので、その場合なら仕上げのモルタルを 部分的に(酷いようなら全面)はつって、剥がれ止めの 下処理を施して(びしゃんなど表面を凸凹にする)、 もう一度モルタルを塗りなおします。 幅の細いひびをヘアライン・クラックと呼んでいますが、 その程度であれば美観的にアレですが、性能的に 問題はありません。 が。 鉄筋が入っていないでクラックが入った場合は 最悪割れてしまいます。 何故なら、地面まで全てコンクリートではないから。 砂利と砕石にコンクリートの箱を被せてあると思えば イメージしやすいですが、だから、割れ目から雨水が 入って、更に変形・破損が進行します。 クラック(ひび)が表面のモルタルだけなのか、それとも 深部の構造体にまで及んでいるのかが、最初に確認 しなければならないポイントです。 法的に勝手口の土間に鉄筋を入れなければならない、 というような細かい施行令はありませんが、常識的に 鉄筋を入れ、差筋をするものです。 後でクレームになって作り直すのは自分達なんですから。 コンクリート内部の鉄筋を磁気で検査する装置もありますが 業者に頼めば相応の請求が来ます。 少々乱暴な方法ですが、鉄筋が入っていないと思われるほど (クラックが1cm程も開いてきた、など)の場合は、割れ目に バールを入れて開いてみます。 鉄筋が入っていれば、とても広がるようなものではありません。 でも、入っていなければ、バカン、と割れます。 もしそうであれば、法律がどうのではなく、常識的な安全措置を 講じなかった手抜き工事ですので、それらの写真をきちんと 撮影し、建物の請負契約時に説明されているはずの瑕疵担保 責任賠償保険の引き受け事務局に相談されるのが良いと 思います。 賠償保険の範囲外だ、などのツッパリをダイワの営業マンが 言うようでしたら、話し合いで解決できないなら調停の申し立てを しますよ、と言う話になるでしょう。 ただ、ハウスメーカーでは多いことですが、勤務20年の工事課の 監督でも施工基準をきちんと網羅していないことがあるのです。 最大の理由は、自分で道具と材料を扱ったことが無い、という ことです。 知識があっても大半は机の上での耳学問なので、現場を見ても 「ピン」と来ないために見えていないことが多いのです。 特にアフターサービス課の人の気持ちとして、営業のように 「俺達が仕事を取ってきてるんだ!」という華やかな舞台もなく、 設計のように自分の作品を造っているんだ、という自負もなく、 クレーム処理が仕事・・・前向きになんてやってられない。 程ほどに、適当に・・・となりがちです。 中々口には出しませんが。 だから大手は独自の施工マニュアルを練り上げる、はずですが それらの工程は正直コストの悪化を余儀なくされます。 経験の浅い若手の社員でも現場に投入しなければ会社が 回りませんし、益々現場はよく把握されていない、ということも 起きてくるわけです。 左官屋が鉄筋入りのコンクリートまで打つの?という疑問は 残りますが、HMが現場を細かく指揮できる人材を積極的に 育てているという話は余り聞きません。 以前は下請けに任せっぱ、が多かったけど、現在は?どうでしょう。 メーカーにとってアフターメンテは紹介客を出してもらうための リップサービスが利益を生む仕事です。 単なるアフターメンテならともかく、クレーム処理は企業の マイナス利益と経営陣は捉えています。 はっきり言って、下請けに押し付けて関わり合いたくない、と いうのがホンネです。 かつて私もHMに10年在席しましたので嫌な記憶と共に会社への 不信感が募ったものでした。 (もっとも、ダイワさんの現場では非常に効率よく職人が 作業している、という話は時折聞きますが、ダイワさん自体の トンデモ話は余り聴きませんが) いずれにせよ、保証書の約款を良くお読みになり、今回の ケースが補償対象であると言えるなら、早急に鉄筋の 有無を業者責任で調べるなり書面で保証するなりして もらい、クラックの補修を速やかにやってもらうことでしょう。 また一年もしないうちにひび割れが現れて広がって来る ようなら、保証期間外であろうとも、先の書面を盾に 破壊検査を要求すべきでしょう。 ただ、開けてみたら鉄筋入ってた、という場合は、直す 費用はこちらもちになります。 私なら、下調べで無筋だとかなり確信出来たら、補修費用を 最悪自分が払うつもりで壊してみます。 問題は、家の他の部分に、未だ見知らぬ瑕疵が無いか。 私ならそちらの方が気がかりです。 勝手口の土間コンを打つくらいの仕事なら、どこの工務店でも 問題なくやってくれますし、ハウスメーカーの利益も乗りません。 いずれにせよ、皆さんが思っていらっしゃる「大手なんだから 素晴らしい管理体制なんだろう」というお考えは単なる錯覚で しかありません。 現場で責任を背負って体で体験したことと机上の勉強を何年も 重ねて行って初めて身に付く技術で建築は出来ています。 自社で職人を抱えずに受注と利益管理ばかりに特化した企業は 少なくとも、人々が信じる「高度な建築技術集団」ではありません。 それが舞台裏です。
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補足に対する私なりの回答です。 玄関・勝手口は基礎と同時施工出来れば後工程が減って 確かに良いのですが、足場が立てにくい、外周の下水配管が 未確定など様々な理由で後付することもあります。 確かに、褒められた工法ではありませんが、一番怖いのは 本体から離れてしまうことなので(ノーメッシュで割れるなど 問題外なのでここでは除外)必ず基礎に差筋はします。 でも、一番「ゲ!」と思ったのは、勝手口だけではなく 玄関タイルのヒビが地盤の不同沈下によるものだと 言うことが高い確率で予想されることです。 あくまでご相談の文章からしか判断できませんが、 恐らくこの造成地盤は元々傾斜地を削ってひな壇状に して、敷地のうち、元の坂下の部分は擁壁を建てて 盛り土をした地盤だと思われ、沈下したのはそちら側だと 推測しています。 そうだとすると、元の山側は山を削った切土ですから 比較的地盤は安定しているでしょうが、残り半分は 地面が沈んで基礎が力学的には浮いた状態になって いるものと推測されます。 だから、コンクリートに密着しているタイルが割れる、 勝手口ポーチが割れるなどの現象が起きているものと 思われるのです。 基礎の中央部分、切土と盛り土の境界には沈む側の 荷重がシーソーの支点のようにかかるので、その モーメントに耐えきれなくなった時点で基礎を縦に割る 素人目にもはっきり判る、表面だけではないクラックが 入るようになったら、致命的な「瑕疵」です。 確か、セキスイなどの大手で、建て替え訴訟が起きて いたと日本住宅新聞で読んだ記憶があります。 秋田の公団住宅でも同様の被害があったはず。 コンクリートでも、実は折れる前に僅かに変形する 期間があります。 すると、それに追従して建物の躯体全体が歪みます。 具体的には四角形の片側が、沈んで歪んで平行四辺形に 変形する。 サッシや引き戸などは四角形のままなので、枠だけが 平行四辺形に変形すれば、はっきりと建具の建付けが おかしくなります。 窓はガラスが入っているので変形しません。 家中の窓の建付けを調べれば、家のどの面が沈下して いるのか判ります。 沈下の早期であれば、基礎が折れる前に基礎下を掘って 数か所ジャッキで支え、下に基礎を支えられるように 地盤改良材(一種のセメントです)を混ぜて埋め戻して 固め、十分な養生期間を経たのちに浮かせてある基礎の 下に増し基礎を打ったり鉄骨や鉄筋コンクリートの構造体を 造ってジャッキを外すなどの補強工事をすれば、大地震で 倒壊する危険を回避できます。 震度4程度で沈下するという話がリアルなら、M7クラスの 直下型の場合、最悪、基礎が折れて急激に荷重がかかったり、 沈下した地盤内に水が溜まり、流動性が高くなった状態で 土圧に耐えきれずに擁壁が転んだりしたら、家が崩れ落ちる 危険さえ、私の脳裏には浮かびます。 擁壁に水が沁み出て来たりしていれば、かなりの水が土中に 存在することも判りますし、擁壁の下部の付け根近辺の 隣地に短期間で形成された異常な凸凹が観測されるなどの 状態なら、既に土圧変形が始まっていると、建築士は判断 します。 最悪のケースばかり書いてしまい済みません。 でも、とりあえずお施主様でも確認して戴ける点を中心に 回答してみました。 それと、インターホンが建物についているのか塀について いるのか判りませんが、建物なら内側の石膏ボードと クロスを切り抜かなければ中の弱電線の位置を変えられ ません。 それ自体は大した作業ではないのですが、石膏ボードと クロスに30cm角程度の穴は少なくとも開けるので、 その補修をその壁面全てやらなければならなくなるのを ハウスメーカーの担当者は困っているのだと思います。 また、塀についている場合は、通常左官仕上げを施すに しても中は400x200の軽量ブロックを積んで、その継ぎ目に プラスチックのPF管を通し(防水のため、断線時の電線の 交換のため)その中に二芯線を通してあるのですが、 この管がかなり固く、防水措置を施して管の継ぎ足しを するにしてもその近辺を壊さないと作業できません。 先ほどと同様に、その作業自体よりも、そのあとの 無残な大穴の補修の方が困難なのです。 全部塗り直しになってしまう。 この場合、裏側から工事して大穴部分だけの補修で 済ませて頂けないかをお施主様にお願いしたりする のが比較的多いパターンではないか、と。 左官に比べて、塗装の場合だと、補修部位が小さくて 済むので、こういう場合は楽なのですが。。。 (3)の「凄い軋み音が何度もあって」 これが、とても気になります。 無垢の木材で躯体を構築した場合は、乾燥収縮で 深夜に「ビシッ」と材が割れる音がします。 これは、最初から構造計算に織り込み済みなので 問題はないのですが、凄い軋み、というのは 建物の躯体全体が歪んだ場合に起きる音なのです。 先ほどの地盤沈下と基礎が折れそうな集中荷重・・・ ご相談のような小さなレベルの問題ではないのでは ないか、という心配が拭えません。 地震が無くても、建物の重量を地盤が支えきれなく なった場合、そして擁壁が耐えられなくなった場合、 近隣にも影響が大きい破壊が起きる可能性が、 無ければよいのですが。 建築士としては、一度検査専門の設計事務所に きちんと調査してもらうことを強くお勧めします。 市の建築指導課などで相談されるか、ご契約時に ハウスメーカーから説明のあった瑕疵担保責任保険の 事務所に、保険証書を持ってご相談に行かれることを お勧めします。 調査してくれる設計事務所も紹介してくれるはずです。 大規模な破壊が生じる前なら、先ほど述べたように 対策を講じることは可能です。 大きな被害が生じる前に対策を行う方が、賠償責任の 問題上、ハウスメーカーに取っても良いはずです。 (多分、最初は責任逃れをなさると思いますが。) 強い不安を感じさせる内容で恐縮ですが、大ごとに ならないうちに解決されたらいいなと、心から思います。 そうそう、一つ言い忘れました。 沈下が異常を引き起こすと、床や建具の水平が 傾いてしまうことが多いのです。 それを確認するために、ホームセンターで販売されている 1000円程度の製品で構いませんので、水平器を購入されて 家のあちこちが水平かどうかを測ってみることもお勧めします。 細かく測定すれば、沈下している場所さえ、大まかに特定 することが出来ます。
補足
ありがとうございます。 早速その様な、手順で対応したいと思います。 分譲地購入後地盤調査で基礎補強工事費をして貰った(約80万) インタホーンは外塀門扉(おしゃる通り補修跡見栄え等で返事が遅れている様) 知人が先日、水平器で確かめてくれたが特記する傾きはないとの事 ジーボE 鉄骨高耐力壁仕様
- oyazi2008
- ベストアンサー率66% (977/1462)
詳細はNO.1さんがお書きになられているので瑕疵に関する(保証)記載だけ 2年保証と言うのは、この2年間の間に不具合があることを発見し施工主へ通知すれば良いので、既に施工主は立会い確認していますから、大丈夫、期限については心配無用です。
補足
貴男のおしゃる通りで敷地半分法面、埋め立て地なので他にも色々あります 入居後直ぐに震度4の地震で敷地半分の地盤が約2~3cm沈下して砂利搬入した。 ダイワハウス下請け業者施行 (本来は玄関・勝手口は基礎工同時にすべきものだが手抜きか??経費節約か?) 地べた型枠でメッシュ筋をいれ、高さ16~35cm(1.5m2)の踏み段壁部分及び基礎との差筋はありません。表面1~2cmの化粧モルタルのヒビだと云っています。 (1)玄関タイルがヒビ割れ3枚交換して貰った事もあり、今回も打検査で間隙があるのが一枚見つかりましたが、今回ひび割れていないので大丈夫らしい(玄関も後付工事) (2)インターホンが低すぎ170cmの人なら首までしか映らない。 (これも改良要求中、返事待ち) (3)居住当時 凄い軋み音が何度もあって、夜中に何度も起きた覚えがあります。 このところ少なくはなりましたが、まだ時々軋み音があります。 (外断熱ジーボというのはこんなものかと何度も思いましたが、やはり基礎自体が問題の根源なのでしょうか?)