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擁壁(ようへき)のひび(クラック)について
同じようなご経験をお持ちの方、また専門家の方お手数かけますが教えていただきたく存じます。 現在土地購入を検討しており、やっとのことで気に入った土地が見つかり、契約が明日夕刻となっております。 ところが、その土地は10mほどの擁壁の上に位置するもので、その擁壁にクラック(ひび)が入っていることに気づきました。 クラックは大きなところで2mmほどでほとんどは0.5mm以下です。長さは擁壁の上部から下方に向かって6~7mくらいになります。 擁壁はよく見かけます四角いコンクリートを積み上げたものであります。 仲介された不動産会社の方は問題ないと言われますし、コンクリートの擁壁のクラックはどうしても発生するものであるということはあるHPにもありましたので、楽観しているのですが、この先何十年もそこへ住むつもりです ので不安も大きいのが事実です。 実物を見なければ確かなことは言えないとは思いますが、一般的にこれらは補修するものであるのか?補修するのであれば売主さんに頼めるものなのか?補修費用はどのくらい見込んでおけばよいのか?それとも、このまま5~60年放っておいてよいものなのかなど、おわかりになる範囲でご意見いただきたく存じます。 以上、よろしくお願いいたします。
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10mの擁壁というと3階建ての住宅の屋根くらいの高さですが、残念ながらデジカメの画像を見なくても、私なら遠慮いたします。 私は建築関係なので、土木はやや知識のある素人というところですが、擁壁に関しては工事を見ていても判り難い分野でしょう。 ひびは所謂「ヘアークラック」が多いようですが、2mmというひびの方は危険かもしれません、それと補修方法の見当がつきません。 (*ひびはモルタルで隠しても意味ありません、全部やり直させる事も無理かと思います) 売主さんと不動産屋さんの営業妨害をするつもりはありませんが神奈川県辺りの事例を見たら、私ならば怖くて住めません。 出来る事なら、他をお探しになった方がよいと思いますが。
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- dor
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たぶん、擁壁基礎地盤の支持力が不足していたので、不等沈下を起こしたんだと思います。 横浜市の宅地造成指針では、各タイプの擁壁の設計地耐力を定めており、垂直高が1Mを超える擁壁の場合、掘削床付時および中間施工時に市役所の担当の職員による立会い検査を受けなければなりません。しかしすべての箇所を100%チェックするのは、不可能なので、地質の変化する箇所などで、せん断力が生じ、擁壁にクラックが入ってしまったものと思われます。 立会い検査で、支持力不足を指摘されますと、セメント系の粉末を基礎地盤面の土と混合攪拌し地耐力を増すよう改良を行うことになっていて、その後再度検査を受けることになっています。 今回のケースでは、擁壁施工後、年数が経過していれば、沈下は落ち着いていると見ることもできますが、ご心配であれば基礎地盤の調査(スエーデン試験等)を実施されればよいかと思います。 またこれは悪い見方ですが、間知ブロックの積みが速すぎた可能性もあります。 業者はブロックいくつ積んでいくらになるので、早く積もうとします。すると、背面土の埋め戻し転圧が不完全のまま裏込めコンクリートを打設しますと、コンクリートの強度が出る前に、背面方向に倒れるように力がかかり、クラックが入ることがあります。(この場合は横方向にクラックが生じやすい。)また擁壁には地面と平行に積む(ふ)積みと、斜め交互に積む、谷(たに)積みがありますが、どちらを選択するかは施工業者(設計事務所の意向も加味されますが)の裁量で決めていいのですが、谷積みの方が耐久性があるといわれています。
お礼
御礼が遅れまして申し訳ありません。 非常に的確なアドバイスいただき感謝いたします。ハウスメーカの方も、なぜクラックが入ったかが重要であるとは言っていましたが、そればかりはわかりませんね。擁壁は平行に詰まれており、施工より10年前後のものとわかりました。実はご指摘の基礎地盤調査(スウェーデン試験)はハウスメーカに依頼し問題はありませんでした。 今回他の問題の方が大きく契約には至りませんでしたが、非常に勉強になりました。事前の勉強不足も反省させられました。 こんな他人に対する皆さんのアドバイス本当に感激いたしました。本当にありがとうございました。
- turkey
- ベストアンサー率21% (48/221)
私も専門外ではありますが。 JIMIさんのお答え同様、擁壁の構造的には問題ないかと思います。擁壁上の法についても問題はありません(建築に伴う造成等のレベルの知識ですが) ただ、何故2mm幅ものクラックが入ってしまったのか、そちらの方が気になりますが。土木的にはよくある事なのでしょうか?
お礼
御礼が遅れまして申し訳ありません。 不動産会社の方、また住宅を予定しておりましたハウスメーカの方も問題はないとのことでした。しかしながらやはり擁壁は自分のプロパティとなりますし、擁壁のすぐ下には別のお宅があるということで不安はゼロにはなりませんでした。 結局別の問題が発生し、そちらの問題の重要性が非常に高く、契約にはなりませんでしたが、勉強になりました。今後の土地選びに今回の経験を活かそうと思います。 アドバイスありがとうございました。
- JIMI
- ベストアンサー率58% (125/215)
建築物の構造設計をしている者です。 土木の分野になると思いますが、私の知っている限りの範囲でお答えいたします。 間知石積み(四角いコンクリートブロック)の擁壁は、崖ののり面の保護のためだけのものです。石の重みだけで崖表面を保護しているとお考え下さい。従って間知石どうしの曲げ応力の伝達は期待していない為、多少のひび割れは問題ないと思われます。 問題は高さです。間知石積み擁壁の高さは5mまでと定められているはずです。10mもあるとなると、ひょっとしたら違法かも知れませんので、管轄自治体の宅造関連部署に問い合わせてみるのがよいと思われます。 とても大事なことなので明日の夕方結論をだすと言うのは早急すぎるかも...
お礼
アドバイスありがとうございます。よくよく考えると10mは大げさな数値でした。公団の整地した用地なので恐らく5mの基準内であると思います。であれば問題ないようなありがたいお言葉ですが、その擁壁の上になだらかな法地がやはり高さで5m位あると思います。住宅メーカさんも地質は問題ない(擁壁のヒビは気づかず)とのことでしたが、高い買い物なのでもう少し検討したいと思います。明日契約はやはり止めようと思っています。ありがとうございました。
お礼
先ほど不動産会社の方から連絡があり、補修はしてくれるとのことでしたが確かに不安は大きくなっています。ご指摘の神奈川県横浜市の物件なので驚いております。やめようという気持ちのほうが今は大きくなっています。 アドバイスありがとうございました。