円売り日本株買いの意味が分かりません。

質問

日経で次のような報道を目にしました。
「ソロス氏今週初から再び円売り・日本株買い」 ＤＪ報道
２０１３/６/７

『著名投資家のジョージ・ソロス氏が今週初から再び円売りや日本株買いを再開したとダウ・ジョーンズ通信が７日昼過ぎに関係者からの情報として伝えた。ソロス氏は昨年秋からの円安局面で円売りの持ち高を膨らませ、５月に円安・株高が一服するまでに持ち高を解消していたとされている。著名投資家のジョージ・ソロス氏が今週初から再び円売りや日本株買いを再開したとダウ・ジョーンズ通信が７日昼過ぎに関係者からの情報として伝えた。ソロス氏は昨年秋からの円安局面で円売りの持ち高を膨らませ、５月に円安・株高が一服するまでに持ち高を解消していたとされている』

質問：ソロスが円売りのポジションを持っていたことは分かります。思惑通り円が安くなれば、円売りドル買いのポジションの反対精算＝円買いドル売りをして、手持ちの円が増えた所でまた日本株買いを行う。しかし日本株を買う時は、円でないと日本株は買えない。反対精算で得た円で日本株を買えば良い。なのに円を売って日本株を買うという表現が分かりません。
これは「別途、円をまた」売り立てておいて」、株買いは精算取引で得た円で日本株を買う、そのような解釈で良いのでしょうか。つまり通貨と株式両面で儲けると言う話でしょうか。

回答No.5

human21

円売り日本株買いの意味ですが、言われるように通貨と株式両面で
儲ける事と思われます。
同時期に両方に別途、資金を投入したようです。

ソロス氏は今回の取引を自分で設立したファンドを通じて行っています。
円のショート（空売り）をオプションやデりバディブによって取り引きし、
多額の利益を得ました。
また同時期に、やはりファンド（ETF)を通じて日本株を買い、１～３月中に
このファンドはすべて売却したようです。

ソロス氏が最近になり、再び円売り日本株買いを始めたという報道が
真実かどうかは分かりません。
ただ、シカゴ先物市場の円・建て玉において、まだ円のショートが
６月１１日時点で大量に残っています。

回答No.4

hbafe88

ヘッジファンドは日本株を買い、その２倍で為替っで円売りを仕掛けました。
為替は円安になり、日本株は上がります。
当然、これをみて機関投資家、個人の順に日本株買います。
5月に高値になるとヘッジファンドは日本株を売り利益を確定します。
それと同時に２倍買った円を、全部買います。
当然、円高になり先に売った円よりドル高となり為替でも利益がでます。

損害が出てるのは個人ＦＸ　個人、株信用取引　個人株取引　個人の投信でしょう。

自民党の支持率が民主党より高くなった時にセメント会社を買うぐらいの相場感は最低必要です。
そうすれば、ヘッジファンドと同じように自分のポジションを増やせます。

ジョージ・ソロス氏が今週初から再び円売りや日本株買いを再開なわけがありません。
かれは上記の取引で莫大な利益が出てるからです。
上がるか、下がるか解らない今、ポジションをとるバカではありません。

お礼

ありがとうございました。しかしまだ少し分かりません。

先ず日本株を買った時点では、既に円を買って、円を持っていたと言うことでしょうか。
そして同時に、別途倍の円売りポジションを取っていた、という事でしょうか。

ジョージソロスが先週、日本株買い再開したとは思えないとのご意見、同意です。

回答No.3

Maman_R

円を売ることによって他の投資家の購入意欲をそそってるんですよ

他の投資家が足並みをそろえて株を購入してくれないとソロス氏一人の力でも限度があるし旨味が少ないですからね
おそらくその後に円が上昇することも見越しているのでしょう、個人投資家がFXをやるのと違ってポジションを保持できるので株と円は別に考えて待てば良いだけです

お礼

ははあ、やはりそうですね。売り浴びせる為には、買い意欲をそそっておく必要がある。

先週の日経記事、実際の動きとは逆に出ましたね、買うと見せかけられた日本市場、エサの食いつき具合を見て彼らは売っていた。ある意味、日経は売り場提供の為に買い提灯をつけていた・・・

日本市場はヘッジフアンドのオモチャにされていますね。成長戦略などより、注意すべきはヘッジフアンドの頭の中を想像して動くべきですね。

ほんとに有難うございました。

回答No.2

Saitar

ソロスさんはお金持ちですから、通貨としての「日本円を売る資金」と「日本株を買う資金」は全く別ものです。日本円を売る資金をゴニョゴニョして日本株を買うわけではないのです。
もう少し具体的に例を出して言うと、元々、１００万円の投資資金があって、５０万円は日本円を売るために使い、５０万円は日本株を買うために使うのです。

結果、日本円を売った５０万円は（例えば、）２０万円の利益が出て、日本株を買った５０万円は３０万円の利益がでます。これは「同時並行」に実現します。よって、彼は１００万円の資金でトータル５０万円の利益を得ることができのです。

了解頂けます？

お礼

はい、よく分かりました。ありがとうございました。

回答No.1

seble

確かに矛盾ですね。
日本株を買うにはその前に円を買うしかありません。
ただ、全く別にして、円売りポジションを増やしつつ、日本株の買いポジションも増やしている、という事では？
円を円のまま持っているのではなく、株式に替えてしまえば単純に円では無くなります。もちろん、決済したら円で受け取る事になってしまいますので、それを大きく上回る売りポジションを立てておけば、結果としては円売り、株買いになると思います。
日本株と言っても、海外市場の先物などならドルで決済できたような・・・

お礼

＜円売りポジションを増やしつつ、日本株の買いポジションも増やしている、という事では？＞

通貨ポジションと株式ポジションを、別々に持っていると言うことですね。これなら分かりやすいです。

こちらの市場では円安＝株高との単純方程式がしみ込んでいますから、その心理を良く読んだ上での二重ポジションを取っているということですね。

どうも金融評論家や金融記事には、訳が分からぬ記事が多くて弱ります。アベノミクスからして然りです。ただ金融緩和すれば株が上がると言う単純方程式で、国債市場との関連＝利子率の動きが無視されてしまっているようで・・・

よく分かりました。有難うございました。