- ベストアンサー
ハードディスクの置き方
デスクトップPCで、内蔵型のハードディスク(MAXTOR製 20GB)が物理的にひどい音を立てて、壊れました。4年くらい使用しているので、たぶん寿命かと思います。 新しいハードディスクを購入して、付け替えようかと思っているのですが、流体軸受けとボールベアリングどちらが良いのでしょうか。 デスクトップPCはブック型で縦置きです。以前、縦置きは横置きよりもハードディスクに悪く、寿命が短くなるということを聞いたのですが、本当でしょうか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
流体軸受けのほうが音は小さいはずです。 が、実際に両方つかっている方の意見を聞くと、 最近はボールもとても静かで変わらない、とのことです。 ただ、パーツショップに行ってもほとんどが流体軸受けで、ボールベアリングのものは選択肢が少ないですね。 最近ではWDぐらいかな? >縦置きは横置きよりもハードディスクに悪く、寿命が短くなるということを聞いたのですが 確かにそうだと思います。 雑誌に載っていたのですが、縦にすると 下側に重力はかかるわけで、軸に対して横からの力を受けることになるから?らしいです。 HDDだけでなくCD-ドライブも縦置きはあまり良くないそうです。 最近は縦置きが増えましたね。 早く壊れたほうがメーカーが儲かるからかな(^_^;)
その他の回答 (1)
- TT250SP
- ベストアンサー率41% (2393/5813)
あー もとベアリング関係で仕事をしていた者です 回転軸に対して直角に力が加わるベアリングを 「ラジアルベアリング」といいます。 当然HDDを普通の置き方(「縦置き」とします) をするとベアリング内のOILは重力によって落ちます。 回転軸に対して同じ方向に力が加わるベアリングを 「スラストベアリング」といいます。 当然HDDを普通の置き方「縦置き」を想定されて設計製造されていますし、重力によってOILが落ちることもありません。 小型のボールベアリングではラジアル方向の荷重を重点におきますので、普通はラジアルボールベアリングを採用します。 普通の縦置きではOILが下がるのは仕方の無い構造です 勿論、シール加工はします→これが抵抗となる http://www.jipm.or.jp/giken/hozen/genba/bearing/com08.htm そういう面で考えると厳密には横置きの方がベアリングにはやさしいはずです。 対して、流体軸受けはスラスト方向にもラジアル方向にも潤滑剤が封印されており、なおかつシールされていますし、回転によって漏れない方向へ流れます。 加工精度の高まった現在、部品点数が増え、その部品単位で誤差をかかえたボールベアリングを選択するのは無意味です。 精度を出しやすいのはコロ軸受けなのですが、これでは一定方向からの荷重しか支えられません コロにある程度ラジアル方向の荷重に耐えられるようにしたのがテーパー軸受けですが、ベアリング自体が巨大になり、接点も多いので高速回転には向きません で、一番精度の出しにくく、ある程度どの方向からの荷重にも耐えられるのが「ボールベアリング」です 外リング、ボール、リテーナー(保持器)、内リング それぞれにミクロン単位の精度が求められますが、擦動時間が長くなると磨耗してきます ここが流体との大きな差です ベアリングはボールの小さな接点で接触して抵抗を減らしながら回転する 流体はそれ自体がベアリングの代わりとなり、流体の中に軸を浮かそうと働く。 長くなりましたが、軸受け部分以外にもディスク(プラッタ)、ヘッド、電子基板など、故障原因は他の部分にも沢山あります PCの中で一番デリケートな部品と言われる所以です。 現在、駆動しなくなったHDDを3個ほど持っていますが、すべて電子基板の故障です。 よく聞かれる「異音」を発して壊れたHDDはありません 軸受け部のOILもエンジンオイルと同じで高温になると漏れやすくなります。 普通の使い方なら40℃程度でしょうが、省スペース型PCで廃熱処理も十分に行わず、PCの周りにじゅうぶんなスペースを空けずに稼動し続ければHDDの温度は50℃を超えます。 ユーザー自らお手入れをせず、壊れたらメーカーの責任にしたがるのは車と同じ考えですね
お礼
詳しいご説明ありがとうございました。勉強になりました。故障の原因が電子基板の異常であれば、置き方は関係ないですね。
お礼
早速のご回答、ありがとうございました。先ほど下見に行ってのですが、流体軸受けで大容量のハードディスクばかりですね。やはり、縦置きは良くないのですね。