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苗字に「の」が入るのは何故ですか?
平清盛 源頼朝 中大兄皇子 藤原道長 などなど みなさん苗字に「の」が入るのですがこれは何故でしょうか?
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苗字に「の」が入っているわけじゃなくて、「の」で繋いでる状態です。 「平」の「清盛」であり、「源」の「頼朝」です 漢字で書くときに「平ノ清盛」と書けば良かったんでしょうけどね。 昔の書き方では接続語の「の」とか「を」を書かずに、読むときに補うってやり方でした。 ちなみに、ほかの方も書いているようですが 名前の仕組みが今とやや異なっています。 まず大きな一族の名前「氏(ウヂ)」というのがあります。 源とか平はその「氏」です。 そんで、氏+名前の場合、「の」を入れるのが慣例的だった。 意味合いとしては、所属の「の」。 「源頼朝」さんの場合は「源氏の(源氏一族に所属する)頼朝」って意味になる。 今で言う苗字とはちょっと違う。 苗字に近いのは「姓(カバネ)」というのがある。 徳川家康さんの「徳川」てのは姓。 分家筋とかに、同じ氏族の一門だけど、ややこしくなるから別の名前使ってねって事で付けられたもの たから家康も、公文書とかには「源家康(みなもとのいえやす)」とか書いていることもある。 正式には「源朝臣徳川家康(みなもとのあそんとくがわいえやす)」ってなる。 (朝臣というのは一種の称号みたいなもの)だから、姓の方には「の」は入らない。
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- shin1417
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>みなさん苗字に「の」が入るのですがこれは何故でしょうか? ブー。 残念がら質問者さんが苗字と思っている「平」「源」等は苗字じゃないんですよ。 「氏(うじ)」っていいまして、血縁関係(早い話が一族)を意味するもの。 つまり平清盛は「平一族の清盛」、源頼朝は「源一族の頼朝」という意味。 昔は人が少なかったから、人の名前を呼ぶのにこれで事足りたんですよ。 しかし、時代が進んでくると人が増えてきて、同じ氏を名乗る人間がたくさん出てきました。 それで苗字というのが作られまして、他の氏を名乗る人間と区別するようになってきたのです。 例えば、徳川家康は公文書の署名するときは「源家康」と署名します。 こっちの方が本当の名前だからです。 徳川というのは、他の源○○と区別するために付けた記号(苗字)なのですよ。 室町幕府の足利尊氏だって本名は「源尊氏」ですから。 現在の日本で名前を名乗るときに「○○一族の山田太郎です」なんて言い方を知ませんが、鎌倉時代頃までは「「○○一族の太郎です」(苗字の山田無し)みたいな名乗り方、呼ばれ方をしていたのです。
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ありがとうございました!
- blackhill
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挙げられた例は、正確に言うと苗字と名前の間に「の」が入ったものです。 井上とか木下の場合が苗字に「の」が入った例で、中大兄皇子がそうです。額田王や柿本人麻呂もこれに含まれます。 役職でも、伊豆守や駿河守、地名では伊勢国、尾張国も「の」が入ります。 我々は正式な表記は漢字だと思っています。現に戸籍にはフリ仮名はありません。しかし、固有名詞は漢字以前から使われていました。仮名に、あとからフリ漢字が付いたといってもいいかもしれません。 漢字を訓読みするときテニオハなどの助詞を補うのが普通ですが、それを省略したためにご質問のような現象が生じたのではないでしょうか。これは名前だけのことにとどまりません。
お礼
ありがとうございました。
- suicyo
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明治維新以前の日本には氏と家名(苗字)がありました。 氏は氏族の名称で、源・平・藤原などがこれに該当します。氏族と名前の間には「の」が付きます。明治になり氏族名は廃止となり家名(苗字)だけが残されました。 平安時代の始めの頃までは氏しかなかったのですが、平安中期のころになると氏族の人数が増えすぎて、どこの藤原さん?という事態となります。 そこで、屋敷のある地名などを家名(苗字)のように使って識別をしていましたが、これは通称であって当主の代ごとにころころ変わっていました。 それでは煩雑だということで、鎌倉時代のころから、先祖代々受け継ぐ家名(苗字)が定着してゆきます。 平清盛・源頼朝などはまだ家名(苗字)が定着する前ですが、六波羅殿・鎌倉殿などと呼ばれていました。もし子孫が京都と鎌倉で生き残っていたら、これが苗字になっていたかもしれません。 足利義政は足利さんちの源(の)義政です。妻は日野富子ですが、日野さんちの藤原(の)富子から足利さんちの藤原(の)富子となるので、日野富子というのは本当は正確ではありません。藤原の氏族名は結婚しても変わりません。つまり夫婦別姓だった訳です。 中大兄皇子の「の」は、名前の一部なので氏・家名(苗字)とは無関係です。
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ありがとうございました。
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回答ありがとうございました。