この歳で・・・知らないってやっぱり変ですか？

質問

３９歳女性です。

今朝テレビ番組で、有名な洋菓子職人が作ったお菓子販売をしているデパートを紹介していました。

中には世界のコンテストで一位をとった職人もいて、アナウンサーが各店をまわってそれぞれの自信作の試食をしてました。

開店したらきっとこの売り場は一斉に洋菓子に目のない女性たちでごった返すのだろうなぁ・・。

『どこどこの何々が美味しいの～♪（さとう珠緒風に）』と詳しい人もいます。でも私はテレビを観てて『うわぁクドそう。。これ半分も食べたらもーいいわってなるな』なんて感想しかなくて・・・。

だいたい私はブランドものにも無頓着。もともと興味なしだし、私の生活レベルならもっと他にお金使った方がいいし。

でも、もうすぐ４０にもなるのに、気の利いた洋菓子屋も知らない、ブランド物にも興味がないのって、大人の女性として何か欠けてるような気もしなくもない。

会社じゃ事務員さんたちはそういうこと詳しそう。私は現場だから輪に入る必要がなく内心ラッキー♪なんだけど、こんなんでいいのかなぁって思ったり。どのみち行きたくないけど『ランチしよ♪』と団体に誘われることもなし。

若い頃貧乏音楽人だったせいか、自分の好きなもののために、常識はずれた倹約をすることを快感と思うところがあり、身近な夢のために車は浪費と、一昨日車を処分してしまったほどです群れをなして同じことをするのもイヤな天邪鬼。。

これからも今の生活レベルなら、ミーハ―なものへは無関心でいると思う。でも４０代ならもっと『高くてホンモノ』を知ってないといけないような気もする。

ブランド物や洋菓子、有名シェフの店・・そういうものを知らない私って変ですか？
教えてください。

回答No.6

noname#6248

>「普通」・・ってなんでしょうねぇ
『普通』について根詰めて考えると
『多数決的に多いで勝手に推測されている事柄』カと思うんですね。
各個人が思い込みによりコミュニティを形成し、その結果
自然と少数派が淘汰された結果を指し示しているだけ。かと思うんです。

世の中において、これが顕著に表れ、その結果として、
他と異なっているであろう自分に嫌悪感を感じたにすぎないかと思います。
むろん、あまりにも常人と逸脱した思考では生活に支障がありますが、
『普通』と言うものに統一しようとする行為自体は実はナンセンスである事が多いです。

当たり前の事を当たり前のようにこなしていた。これが普通だった。
だから体力的な衰えからできなくなれば鬱病になるんです。
そして、どうしたって『普通』に合わせるような真似の出来ない事があるはずですから
むりに『普通』になろうとすれば当たり前のように鬱になるんですね。
今回の事象では『４０になるのに…』と言う思い込みが招いた悲劇ではないかと思います。

『４０年生きた』これはあくまで結果的な事に過ぎません。
成長しない人間は年齢こそ４０代であっても、知能は２０代という人間はいくらでもいます。
そして、『天才ピアニスト』『天才卓球少女』などと言う言葉がありますが、そのぶん何処かが幼稚なんです。
私についてもこれは言えるでしょう。ここで凄い事を言ったとしても、実際の私は実に幼稚な部分が山ほどです。
『何でそれが出来ないか』自他共に認める事は山ほどあります…
その人の持ち合わせたあらゆる能力を平均させればやっぱり４０代なのだろう。それだけです。年齢というのは…
『だらだらと生きていても４０歳になるけれど、自分を磨かなければ精神年齢は４０歳にならない』という事ですね。
４０になるのだから他の４０代と渡り合える事が『普通』ではなく
興味があれば、20代でもその事に対して40代とも対等な話が出来ます。
興味が無ければ、いくつになっても話に乗れるわけが無い。損なのは当たり前ですね。こちらが真の『普通』かと私は思います。

４０歳…
概ね４０になれば、心や金銭的にゆとりがもてる人も増えます、
体力的には適度に衰えるので、少々高級なもの、健康志向、動かなくても良いものへの趣向が傾くわけです。

ちなみに私は来月２７になりますが、ブランド物には興味が無いというのが本音です。
正直『ただ高いだけ』がステータスな気がしてなりませんからね。
安くとも使い勝手を重視します。ですから私の財布の購入元はドンキホーテです。
これを言うと、『安っぽい財布使うなよ』と言うのが普通なのでしょう。ですが綿はこれが使い勝手もよく大変気に入っています。
この結果、『安っぽい奴』と言われる可能性をも秘めているわけですけどね。

でも、これは説明するのが面倒になり『お金』と言う簡単な、誰にでもその価値がわかると言う尺度に依存してしまった人間が発する言葉カと思うんです。
残念な事に資本主義経済においては、『お金がある人間こそ裕福で生活しやすい』
確かに事実ですが、これはあくまで妄想でしかないと思いません？本当に大金持ちであるほど幸せか？私はほどほどで良いと思うんですけども…

それらの結果として、安易にブランド物へ飛びつくのが現状なのではないかなと思うんです。
ブランド物…これは恋愛の際に送るプレゼントでもあるわけですが、
人を好きになる…恋愛をする…これを知らない人間ほど、高価なプレゼントをするかと思うんです。
恋愛に自信が無いのが『普通』ではないですかね。結果としてどうしても周りを見待たすわけです。
そして、一番解りやすい『お金』と言う尺度を使い『高価なプレゼントを貰えた方が愛されている』と言う理屈を正しいとしている。
これが『普通』かと思うんです。
食べ物に関しても然りで、『高いからこそ下手なものは出せない』と言う事は確かにあります。
だからと言って『高いものは必ず美味いか』となると疑問符が山ほどつわけです。
裸の王様が裸で練り歩くようなものですね。高級であると言うだけで、ありもしない服を着て練り歩く…それに近い人のほうが多いのではないかなぁと思います。
『本当にそのブランド物、高い意外にお勧めありますか？』という事ですね。
正直ファスナーの動きが怪しいものもありますし、正直前面に企業広告をぶら下げて歩くなんて私には出来ないんですけどね…

これと同等。『高いものだからこそ美味いのである』これがまかり通る世の中かと思うんです。
『高いんだから美味くてあたりまえ』これが『普通』となっている事が多い。
そう言う脳に毒されている人には、いくら安くても美味い料理を食べさせた所で『ふ～ん200円』なんです。
もしも『洋菓子、有名シェフの店』これを勧める必要がでてしまった時は、味ではなく金額で選ぶだけで問題ないかと思います。
本当にグルメで無い限り『これが美味しいんだよ』と言って、１個5000円のシュークリームでも食べさせれば『ふ～ん』と言う感想にはなりません。
『本当だ！美味しい！』と言われる事請け合いです。信じられないかもしれませんが事実です。
この考えを肯定すると、ただただ高いものを崇拝する人間から見れば気分が悪いので
『チープな奴』だの『安っぽい奴』と言われるんですけどね…

私の味覚はチープ…それは別に胴でも良いですが、
例えばこれはどうでしょう？
自身一番美味いと思っているラーメンは特製ラーメンで１杯８８０円だったとします。
駅前のチャーシューメンは１杯１３００円で売っています。
このラーメンは美味いか不味いか…解るか？と言う事。
食べてみれば解るでしょうけれど、大抵の場合『マズイ』となります。
金額が上ならば必ず美味いわけではない事。普段食べなれたラーメンを超えることは少ないと言う事。
それを加味すれば食べずに『マズイ』と言う感想が出るのは造作も無い事でしょう。
ですが、ラーメンに大したこだわりが無い人ならば、そのラーメンを食べればきっと『ウマイ』と言う感想がでるんですね。

本当に色々なところで色々な洋菓子を食べ尽くせば、『どこが美味い！』と言い張れるわけです、
えてしてそれは最高値と言うわけではないということも解る
ですがそう言う人のほうが皆無だと思いませんか？
金額を見ずに２種類のものを食べれば、本当に美味いものが判断されるかもしれませんが、
大抵は金額を見てから口に入るんです。高いものを食べて『マズイ』と言う感想。それを言わないのが世間の常識であり、
自らの味覚御地である事をアピールする事にも繋がるので
文句をいわない。これが『普通』と言う所でしょう。
ただし、裏で『本当はたいして美味しくなかったよね』と噂されてしまうのも『普通』であるのが痛い所ではありますけどね。
マスコミの真似をして『スィ～ツ』等と言っているような人には、この『高かろう美味かろう作戦』は見事に成功するかと思いますけど…
長文失礼いたしました…

お礼

回答をありがとうございます。お礼が遅くなり申し訳ありません。
なかなか読み応えありましたです。

『４０になるのに』という思い込み、確かにありますね。
歳相応になりたくないって意地があるくせに、自分がちゃんと歳相応しているか気にかかる。
なんて小市民なんでしょうか（笑）。
そもそもおっしゃるとおり、そういうものの基準も曖昧ですものね。

自分でも『自分が作り出した物に勝手に怯えている』と思うことあります。
勝手に自分で妄想して、自分にはとうていかないっこないって思う。
どうもそんなクセがあるのかも知れません。

高いものを美味しく感じてしまうというのは、面白い現象ですよね。
やっぱり値段を先に聞いてしまうと、それに釣られて公平な判断ができない・・というか、自分の中で高いものもわからないなんて恥ずかしいって気持が、正直な感想を妨げてしまうように思いますね。
明らかに高そうなんだけど明らかに不味い・・そういうものなら胸を張って『不味い』って言えるのですが（笑）。

マスコミの力は大きいですよね。いいもの悪いものもわからなくなってしまいます。
やはりそういうときには、自分に正直になって、それは本当に自分に必要なのかを問うようにしたいです。

とても長い回答をありがとうございました。