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日銀の金融政策について

先日、日銀が異次元の金融政策を発表しました。前々から「日本政府は円安誘導しているのではないか」という批判の声が他国から起こっていますが、アメリカも同じような政策によって株高誘導しているのではないでしょうか。 日米の金融政策の違いと米国の金融政策はドル安政策ではないとすると、その根拠を詳しくお教えください。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.3

日米の最大の違いは、期日通貨であるかどうかです。 発行された通貨が、どこまで流通するか、ファンドなどのマネーゲームにどのくらい支配されやすいかですね。 貧血の人に、点滴をして血流を増やそう、ということですから、どのくらい体の大きさがあるかの違いです。 「円」は、日本と「円建て」で取引がある範囲が、流通範囲ですが、「ドル」は、アメリカに限らず、国債取引で使われています。また、過剰な分は、日本や中国などが死蔵してもくれます。 「円」は、基本的に日本と取引がある一部の相手にしか流通しませんから、暴走するまでの加減が難しいかと。 これまで、「円」は、どれだけ海外からのマネーゲームが仕掛けられても、その膨大な死蔵資産に吸収されて、負けずに来ました。今回の政策は、インフレに導くことにより、その死蔵資産を流通させ、減少させるのが目的です。海外からのマネーゲームに対抗していた防壁を薄くする形になるので、それを仕掛けられ、防壁を打ち抜かれたとき、日銀が直接、その攻撃に対抗する必要があります。 「異次元」の意味のひとつは、これまでの資産という巨大な防壁で水際で撃退していた状況に対して、その防壁自身で武器を作り、攻撃に転じる方針に変えたということです。侵入者を撃退するのに、防壁ではなく、武器で直接対抗をするぞ、という意図です。 実際、日本にやってきてまで、アベノミクスを絶賛した海外投資家は、この半年足らずで、1兆円近い投資利益を手にしたようです。こういう人たちからの防壁になる資産が、「円」には日本人の資産だけ、「ドル」には、アメリカが食いつぶしても、世界中から集まる資産がある、という違いですね。 通貨バトルを仕掛ける相手として、「ドル」は大きすぎ、他の通貨は、その国が持つ資産自体に魅力がない。「円」と日本は、明らかに魅力がある通貨、国ですから、マネーバトルに負けたときに、一気に資産を失う形になります。 怖いのは国内の状況ではなく、海外との関係で、金融上での太平洋戦争のような関係での戦いに、これまでは負けない方策を取っていたのを、勝ちにいく方策に転換したわけですから、本来なら、先制攻撃をする方法を考えるべきなんですよね。 でも、いまの日銀も政府も財界も、貿易のような物の売り買いでの実経済上の算盤しかはじいていないようにみえるのがちょっと不安です。

an2814
質問者

お礼

詳しく説明していただきありがとうございます。

その他の回答 (2)

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7193/21843)
回答No.2

”アメリカも同じような政策によって株高誘導しているのではないでしょうか。”      ↑ はい、その通りです。 米国はオバマ政権下で、輸出振興策を採っています。 その一環としてFRBはQE1~3を実施した訳です。 その為、日本は歴史的円高で苦しんできました。 だから米国にとやかく言われる筋合いはないです。 事実、さすがの米国も日本の政策を認めている ようです。 ドイツが文句言ったこともありましたが、今では トーンダウンしています。 ユーロ安で散々儲けているドイツなどが何を言っても 聞く必要などありません。

an2814
質問者

お礼

ありがとうございました。アメリカが通貨安政策をとっても批判の声は全然あがりませんね。

  • nevel
  • ベストアンサー率13% (39/288)
回答No.1

批判の声が他国からって、批判してるのは韓国でしょ。 韓国は反日国家だから文句言ってるだけ 日米の金融政策は基本同じです。 米国の金融政策はドル安政策です。

an2814
質問者

お礼

ありがとうございました。

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