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差動増幅 テール電流について
差動増幅器で差動対のソースに接続されるテール電流について質問があります。 http://cmos.seesaa.net/archives/20040516-1.html http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa6288679.html 調べてみると、テール電流を流すことで、コモンモードの抑制、つまりCMRR を上げることができるように書かれていますが、なぜそうなるのでしょう? アナログ回路を勉強し始めなため、できるだけ詳しく教えていただけると助かります。
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テール電流というのはあまり聞かないですね。 “tail current”で検索するとこんなのが引っかかります。 http://www.med.kurume-u.ac.jp/med/physiol2/textbook/wakaru3/pdf/wakaru3_1.pdf テール電流と呼ぶ呼ばないにかかわらず、ソースに電流を流さないと回路は動作しません。 同相モードに対する増幅率は、ドレイン抵抗/ソース抵抗 になります。 同相利得を小さく(抑圧)する為にはソース抵抗を大きくするのが効果的です。 究極的に大きくしたものが定電流源です。 高い抵抗値を使うと電流を流す為に高い電圧が必要になりますが、定電流源を使用すれば低い電圧で動作する高抵抗が実現できます。 下記の図2の場合、Reを定電流源に置き換えるとVoutの同相電圧は入力の同相電圧に影響されません。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%AE%E5%8B%95%E5%A2%97%E5%B9%85%E5%9B%9E%E8%B7%AF
補足
ご回答ありがとうございました。 説明がわかりやすく、大変勉強になりました。 ありがとうございました。 ところで、テール電流は一般的ではないとすると、この電流源は 何と呼ぶのが一般的なのでしょう?