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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:日本語と英語で共通する言い回し)
日本語と英語の言い回しの共通点は?
このQ&Aのポイント
- 日本とイギリス(あるいはアメリカなど)で独立に生じた言葉ではなく、一方が元になって、他方に和訳あるいは英訳され、その国の言葉として定着した、ということは考えられないでしょうか。
- 明治以降に西洋文化が日本に入ってきた後、英語の表現が和訳され、さも日本に元々あったかのように思われる可能性があります。
- 明治以前の書物に上記の表現が見られるかどうかは情報が必要です。
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A.「愛は盲目」「恋は盲目」 出典:プラトン「法律」(紀元前4世紀)で、明治期の英語翻訳諺「Love is blind.」。 日本では江戸期の近松話「恋の闇」(「好色一代男」)。 B.「三度目の正直」 出典:「The third time is lucky.」(14世紀中期)の翻訳諺。 日本では「三度の神正直」(雑排・川傍柳・初)、「三度目は定の目」「三度目が大事」(浄瑠璃)など。 C.「結局、世間は狭い」 出典:「The world is but a little place, after all.」(19世紀後期)。 「世間は広いようで狭い」と翻訳。日本での旧来の「世間」の意味は、他人様・知識・外聞の意味が強く「世間が広い」「世間を狭くする」「世間が詰まる」など。 D.「百聞は一見にしかず」 出典:「百聞不如一見」(「漢書・趙充国伝」) 「Seeing is believing.」(19世紀中期)。元はラテン語「Vide et crede.(見よ、そして信じよ。)」などに由来か。 日本では「論より証拠」(本朝俚言・いろはカルタ)。 E.「壁に耳あり」 出典:「君子無易由言。耳属于垣」(「詩経 小雅・小弁篇」) 英語では「Walls have ears.」(16世紀後期)。 日本でも「壁に耳、石に口。」(「源平盛衰記」)、「壁に耳、天に口ということあり」(「平治物語」)ほかにも「義経記」など鎌倉時代の書作に散見。 A.B.C.は明治期の英語からの翻訳、D.E.は中国古典に由来と見られましょう。
お礼
詳しく、分かり易く、納得のいく御説明をありがとうございました。御教授頂き、たいへん感謝いたします。