• 締切済み

PCRについて質問です。

教室ではApplied BiosystemのStep One Plusを用いてPCRを行っています。PCRは、上司から特にStandardを設定しなくても、問題ないと最初指示されていましたので、これまで特に気にせずPCRを行っていました。これまで、細胞実験を中心に行っていましたので、結果も安定しており、特に結果に疑問を持たずに実験をしていました。これが問題だったと反省していますが、最近臨床検体(組織生検検体)を用いて、実験を行うようになりました。すると、検体間のばらつきが激しく本当にこれでいいのか疑問を感じるようになってきました。GAPDHをコントロールにしていますが、GAPDHすらも、数サイクルのずれは各サンプル間でざらに生じています。targetとしている遺伝子も当然かなりの差があります。なかには、検体のquolityが悪く、PCRがかからないものもあります。サンプル不良がある程度存在することは、実験の性質上仕方がないと思っていますが、このまま実験をすすめて大丈夫なものでしょうか?結果だけみますと、予想していた、臨床的データと相関があり有用な結果になっているのですが。。。すでに、かなりのPCRをかけてしまい、やり直すにもかなりの時間が必要で悩んでいます。上司は、結果が良いからまあ良いのではというあいまいな返事です。使用しているprimerのPCR効率は比較Ct法に用いても問題ないものと判断しています。 Standard curveはやっぱり必要でしょうか?それとも、相対的評価だから、あまり大きな影響はないでしょうか?乱筆大変失礼しますが、教えていただければ幸いです。 

  • 科学
  • 回答数1
  • ありがとう数1

みんなの回答

  • larme001
  • ベストアンサー率44% (271/608)
回答No.1

PCRで何を評価して、どのような位置づけでの実験なのかとかにもよって実験のウエイトは変わるとおもうのですが、、、一般的に考えると、 >>なかには、検体のquolityが悪く、PCRがかからないものもあります。サンプル不良がある程度存在することは、実験の性質上仕方がないと思っていますが、このまま実験をすすめて大丈夫なものでしょうか? という時点で、実験が再現できない場合があるわけなのですから再現性の取れるような条件になるようにRT-PCRの抽出条件や試薬等を最適化する必要があるでしょう。だって、そうじゃなかったら結局実験にならんでしょうから、実験の性質上云々といってもしょうがないですよね。できないなら「できるような条件をさがす」か「別の方法で行う」のどちらかしかありません。まあ、もちろんその実験に求める信頼性と、あなたの価値観とかラボのスタンスなどにもよるでしょうが、、、まあサンプルがなんにせよPCRはきちんとRTをかければプライマーが悪くなければかからないということはあまりないと思いますけどね。まあ実験の腕の問題なのかどうかを知るためにも毎回ポジコン等をおいておくのが重要かと思いますけどね。 >使用しているprimerのPCR効率は比較Ct法に用いても問題ないものと判断しています。Standard curveはやっぱり必要でしょうか? 判断基準が妥当かどうかわかりませんが、それなら絶対定量でもしない限りstandardはなくていいでしょう。そもそもスタンダードを省略する意味でdCt法を用いるのですからね。 前後しますが、 >GAPDHをコントロールにしていますが、GAPDHすらも、数サイクルのずれは各サンプル間でざらに生じています。targetとしている遺伝子も当然かなりの差があります。 結局、、、どういう状況がよくわからないのですが、そもそも検体間のずれを補正するためにGAPPDHなどのハウスキーピングで補正するのではないでしょうか?まああまりにもずれている場合は少し疑わしくもなるでしょうが、検体がどうしても少ないなら多少はやむおえないでしょう。その分nを増やして再現性があることがわかればいいと思います。ただ、GAPDHが妥当かどうかはわかりません。 ちなみにあまりにもぶれるというのであればおそらくRTの段階で上手くいっていない(蛋白の持ち込み等が激しかったり、極端にサンプル間でのRNAの抽出効率が違うとか)とおもいますので、そう言う場合はやっぱりその段階での条件を最適化する必要があると思います。最近はかなり少量でも綺麗に取れるというキットとかもでているでしょうからそういうのをやるとか、もしフェノール系の遠心で抽出するやつでやっているならカラムのものにしてみるとかで綺麗になるかもしれません。あなたの立場がどうかわかりませんが、良くないものは良くないならまあきちんと条件検討したい旨上司に相談するのはしょうがないと思います。少なくとも結果の責任の所在も含めて、RNAの純度などのデーターとかそういうものをきちんと整理してから自分の考察を含めて、それでどうするかを最終的に上司にディスカッションするのがいいのではないかと思います。実験結果に信頼性がないのに見て見ぬふりをするのは、結局後で問題になった時に自分のせいになるので、やっぱりそこに自信がないならやり直すか、それに手間がかかるというならどうするべきかは上司にきちんと状況を理解させた上で決めるべきことでしょう。勝手に判断しても、上司はあなたの腕が下手くそなだけだとおもっていて、そもそも実験系自体が今のプロトコルでは再現性がイマイチということ自体を「知らなかった」と言えばあなたの責任になってしまうかもしれませんからね。 いずれにせよ、データの解釈に関してはreal time pcrについてもう少し勉強する必要はあるかもしれませんね。まあどういった立場なのかわかりませんが。

fa72385
質問者

お礼

RNA抽出はキットを用いて行っていますが、5ng/mlなどほとんど取れない場合があります。純度も悪いものもあります。RNA抽出は検体を共用していますので他者がとったものも多いので、どうしようもないです。結果的に数%の症例が測定不良に陥っており相談させていただきました。不良なものでもPCRの段階で、少しでも精度が上がらないか相談させていただいた次第です。勉強します、ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 【PCR】GAPDHでの確認方法がわかりません

    初歩的な質問なのは自覚しています。 どなたかわかりやすく教えてください。 大学の研究室に所属している学生なのですが、 先生から「サンプルをPCRしておいて!GAPDHも一緒に」 というような連絡をもらいました。 一般的なPCRの操作、電気泳動での確認はしたことがあるのですが GAPDHを扱ったことがなく、困っています。 先生が不在ですぐに質問できる状況ではないため、自分で調べてみて インターナルコントロールがどういうものかはわかったのですが、具体的な操作がわかりませんでした。 GAPDH用のプライマーを一緒に入れればよいのでしょうか?

  • PCRについて質問があります。

     ある特定の遺伝子をサイバーグリーンを用いたqRT-PCRで定量したのですが、うまくいきませんでした。その遺伝子は、通常のPCRでは、ちゃんとシングルのバンドが強く検出できます。しかし、同じサンプルをサイバーグリーンを用いたqRT-PCRでやるとうまくいきません。しかし、スタンダートカーブとして使うPCR産物は、増幅可能という理解不能な結果が出ます。  プライマー、テンプレート、マグネシウムの濃度勾配も試しましたが、うまくいきませんでした。しかも、ハウスキーピングの遺伝子は、同じサンプル中で綺麗に定量できます。こうなると、違いは、プライマーのみとなりますが、どうしてこうなるのか、もうお手上げ気味です。なにか提案のある方がいらしゃればお願いします。

  • 2段階PCRについて

    少々汚いDNAを鋳型に用いてPCRをしています。 増えが悪いときに、PCR産物を鋳型に同じプライマーを用いて2段階PCRをすることで、ほとんどのサンプルが増幅してくれます。 それで、この結果を元に論文を書こうと思っているのですが、なぜ2段階PCRをすることでPCRの結果が改善するのかという引用文献が見つけられません。 2段階PCRは感度が良いと言われていますが、そうきちんと書いてある文献や、なぜ感度がよいのかを書いてある(議論している)文献をご存じの方、教えていただけませんでしょうか。

  • 定量PCRのスタンダード作製

    最近、リアルタイムPCRで増幅産物の定量を行うようになったのですが、 市販されているプライマーとスタンダードのセットでしか測定をしたことがありません。 自身でデザインしたプライマーで増幅した産物の定量を行いたい場合、 スタンダードはどのように作製したら良いのでしょうか? PCRの増幅産物をプラスミドにクローニングしてスタンダードを作製するようなことを読んだのですが、悲しいことに理解できずにおります。 また、塩基配列が判明している変異遺伝子やウイルス検出にあたり、手元に陽性コントロールとなるサンプルがないとスタンダードを作ることは無理でしょうか? 具体的な解説、初心者向けのおすすめ書籍・webサイト等がありましたら、教えてもらえないでしょうか。

  • リアルタイムPCRにおいて陰性コントロールで…

    他施設で成功した同じ実験系でリアルタイムPCR(SYBER Green系)を行いましたが、陰性コントロール及びサンプル全てのCt値がほぼ同じ値で上がりました。そのため、コンタミを疑いPrimer以外の反応液は新しいものに全てを変え再試を行いましたが、同じ結果となりました。原因はPrimerでしょうか?Primerは成功した同じ塩基配列で設計したものを使用しています。他に考えられる原因はありますか?初心者なので初歩的な質問ですが、よろしくお願いします。

  • PCR Tm値

    現在生物学の研究でPCRを利用して目的のバンドを増やそうとしているのですが 目的のバンドがなかなか増えません 目的とは違うバンドは増えています。 例えばプライマー設計したさいのPm値は60と68なのですが、その場合はPCRの時のアニーリング温度はどの様に設定した方が良いのでしょうか? ちなみのこのEm値で56度から66度まで2度刻みで試しているのですが、目的のバンドは増えません この場合はどの様な問題が考えられるのでしょうか? それともこれはプライマーの設計がうまくいってなくて実験自体が成功する見込みがないのでしょうか? プライマーのTm値に対して、PCRのアニーリング温度をどのくらいに設定するかの目安はありますか?

  • PCRの実験について

    学校のレポートの問題が解らず困っています。 PCRという実験系に関する一般的な意義について、 サンプルDNAでPCR産物が認められ、ポジティブコントロールとネガティブコントロールの両方でもPCR産物が認められたとする。この状況でDNAの結果を信頼してよいのはどのような場合か?少なくとも2種類の電気泳動パターンを図示し、説明せよ。 という問題です。ネガティブコントロールでPCR産物が認められているのに、結果を信頼してよい場合なんてあるんですか?よくわからないので教えてください。図の書き方についてもアドバイスいただけると幸いです。

  • PCR プライマーの希釈

    はじめまして。 生化学系の実験で 初歩的なことで戸惑っています。。。 それはPCRに用いるプタイマーのことなのですが。。。 本当に場かな質問ですが どうぞ教えてください。 1サンプルに付き5pmol/μlもちいりたいのですが 実際のプライマーの原液は100μM/μlあります。 これを希釈し用途思うのですが 皆さんならどのようにされますか? 一番上手い方法を教えていただけると幸いです。 宜しくお願いいたします。

  • 定量RT-PCRのスタンダードについて

    定量RT-PCRのスタンダードについて 抽出したプラスミドの濃度からコピー数を算出し、定量RT-PCRのスタンダードに用いています。 ただ濃度の測定したときの吸光度が低いので、測定誤差の影響が大きいように感じています(測定に用いている分光光度計は70μlキュベットしかなく、サンプルを10倍に希釈して測定しています)。 そこでプラスミドをM13プライマーでPCRをかけて、増幅産物をスタンダードに利用しようと思っています。 このような場合、何か注意点はありますでしょうか? やはり増幅産物の精製は必要でしょうか? またグリセロールストックの大腸菌に直接PCRをかけてスタンダードに用いるのは強引でしょうか? ご意見、アドバイスを頂けると助かります。

  • GAPDHについて

    私は大学生で、RT-PCRの実験を行っているものなのですが、内部標準遺伝子としてGAPDHをいつも使用しています。 今回、今まで扱っていた哺乳類とは違う、鳥類で実験を行うことになりました。 そこで質問ですが、GAPDHの配列は真核生物共通でしょうか? それとも動物種、類によって違うのでしょうか? 現状のままではプライマーがいまいち信用できません。 もしかしたら初歩的なことなのかも知れませんが困っています。 教えてください、お願いします。