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内部利益控除と在庫の関係(原価計算
- 内部利益控除とは、売買利益の計算方法の一つであり、在庫から利益を算出する際に使用される概念です。
- 内部利益控除額の前月比が利益計算に入ってくる理由は、前月の内部利益控除額との差分を考慮するためです。
- 当月の在庫から前月の在庫金額を差し引いた金額と内部利益控除額の前月比が一致する理由は、内部利益控除後の商品額と内部利益控除額の計算方法によるものです。
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はじめまして。 内部利益はややこしいですよね。 残念ながら(2)に関してはちょっと私もイメージが湧かないので、取り急ぎ(1)のみ解答しますね。 まず、内部利益の概念は把握していらっしゃいますか? 例えば、前月、同じ会社の中で、工場が\100の商品を、\118で本社へ送付したとすると、工場側で\18の利益が出ますよね? この\18が内部利益です。 会社全体で見れば、会社内で商品の置き場所が変わっただけですので、これを利益計上するのはおかしいですよね? ですので、会社利益を計算するときに、この\18を引かなきゃいけないんです。 (繰延内部利益控除) 18 / (繰延内部利益) 18 PL項目:費用 BS項目:流動負債 恐らく、前月に↑みたいな仕訳を切っているかと思います(勘定科目は違うかもですが)。 \18の利益が出てるから、これを\18の費用で消しちゃえ!って感じですね。 で、今月の処理ですが。 繰り延べた内部利益を振り戻してあげます。 何でかと言うと、商品が外部へ販売されたときに、その利益が実現するからです。 …ちょっと分かりづらいかもしれませんね。 まあ、前月は商品がまだ会社内にあったので、利益を相殺していたわけですが。 今月にその商品が売れたとすると、もう相殺する必要がないので、BSに計上していた(繰延内部利益)を振り戻してあげるのです。 (繰延内部利益) 18 / (繰延内部利益戻入) 18 BS項目:流動負債 PL項目:収益 ↑こんな感じの仕訳を切ります。 これが前月分の商品に係る内部利益の処理です。 でも、今月も内部利益が\20発生してしまっていると。 なので、今月もまた控除の仕訳を切ります。 (繰延内部利益控除) 20 / (繰延内部利益) 20 PL項目:費用 BS項目:流動負債 ↑これが今月新たに発生した内部利益に係る仕訳です。 で、これを会社全体の利益計算の中で見てみたときにどうなるか。 前月の振り戻しに係る戻入額(収益)が\18、今月の控除に係る額(費用)が▲\20ですよね? だから、内部利益に係る額は、純額で▲\2になるわけです。 参考になれば幸いです。
お礼
お返事遅れまして、大変申し訳ございません。 ものすごく分かりやすい説明大変感謝いたします。 前月の振り戻しに係る戻入額(収益)が\18、今月の控除に係る額(費用)が▲\20ですよね? だから、内部利益に係る額は、純額で▲\2になるわけです。 という部分が私の頭のモヤモヤを解決してくれました。 ずっとわからないまま、分析してましたので。。。 内部利益大変ややこしいです。 (2)については、これをヒントにもう一度考えてみます。