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軽自動車の原価償却について

白色申告で軽自動車の原価償却についての質問です。 初年度登録H20年5月の車両をH23年11月に68万円で購入しました、昨年度の白色申告では原価償却の計算は行わずに今回初めてで計算方法がわからず困っています。 事業用90%自家用10%の比率で使用中の4ナンバー貨物車ですが、申告書への記載方法をわかりやすくお教えいただけないでしょうか?よろしくお願いします。

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  • daigo21
  • ベストアンサー率89% (120/134)
回答No.1

個人事業者は所得税法が適用され、所得税法の減価償却は強制適用で法定償却方法は定額法です。 所轄税務署へ「償却方法の届出書」を提出すば定率法に変更出来ます、届出が無い場合は定額法です。 (→定額法で説明します) (ちなみに法人は法人税法が適用され、法人税法の減価償却は任意適用で法定償却方法は定率法です、税務署へ届出れば変更出来ます。) 所得税法の強制適用とは、 計算上の減価償却費の必要経費への計上は個人の自由ですが、 その年分の計算上の減価償却費は、必要経費に計上してもしなくても計上したものとされ、繰り越し・繰り延べは出来ません。 (ちなみに法人税法の任意適用とは、計算上の償却限度額以内なら損金への計上は自由(0円でもOK)で、損金への計上分のみ未償却残高より減額します。) 中古資産を取得した場合 1.中古資産取得時の見積耐用年数の計算を行い。 2.次に償却費の計算をします。 1.中古資産の簡便法による見積耐用年数 (1).法定耐用年数の全部を経過した資産の見積耐用年数、 見積耐用年数=法定耐用年数×0.2。 (2).法定耐用年数の一部を経過した資産の見積耐用年数、 見積耐用年数=法定耐用年数-経過年数+(経過年数×0.2)。 計算結果の1年未満の端数は切り捨て、2年未満は2年とする。 国税庁>タックスアンサー>No.5404 中古資産の耐用年数 http://www.nta.go.jp/taxanswer/hojin/5404.htm 軽自動車の法定耐用年数は4年(48か月)です。 経過年数はH20年5月登録~H23年11月取得で 3年7か月(43か月)。 (2).見積耐用年数=48か月-43か月+(43か月×0.2)=5か月+8.6か月=13.6か月(2年未満は2年とする) → 2年です。 2.平成19年4月1日以降取得の定額法の計算式 償却費=取得価額×定額法の償却率×使用月数÷12。 本年分の必要経費算入額=償却費×事業専用割合%。(←私用と事業用に兼用する時は、按分比%を入れ計算) 期末残高=取得価額-償却累積額。 供用開始1年目の使用月数は開始月と決算月の両方を含めます、2年目以降は12か月とし、12か月÷12は計算上省略出来ます。 上記の計算式で毎年償却し、前年の期末残高が前年の償却費+1円と同額か下回る年が最終年です。 最終年の償却費=前年の期末残高-1円、 最終年の期末残高=1円(残存簿価)。 帳簿上この「残存簿価」1円は、減価償却資産を売却・除却・廃却する迄残します。 国税庁>タックスアンサー>No.2106 定額法と定率法による減価償却(平成19年4月1日以後に取得する場合) http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2106.htm H23年11月に68万円で中古軽自動車・見積耐用年数2年を取得し、事業専用割合90%で使用し定額法で減価償却し確定申告する場合の計算例、 定額法2年の償却率0.500。 H23年分の償却費=680,000×0.500×2か月÷12=56,667円、 H23年分の必要経費算入額=56,667×90%=51,001円、 H23年分の期末残高=680,000-56,667=623,333円。 H24年分の償却費=680,000×0.500=340,000円、 H24年分の必要経費算入額=340,000×90%=306,000円、 H24年分の期末残高=680,000-56,667-340,000=283,333円。 H25年、前年の期末残高:283,333円が前年の償却費:340,000円を下回る年で最終年です。 H25年分最終年の償却費=283,333-1円=283,332円、 H25年分最終年の必要経費算入額=283,332×90%=254,999円、 H25年分最終年の期末残高=1円。(償却完了) 上記計算の端数処理は、確定申告作成コーナ内の収支内訳書作成コーナの減価償却費自動計算の端数処理と同じ、「切り上げ」で処理しています。 収支内訳書の2頁目の「減価償却の計算」欄に下記の様に記入します。 H24年分は下記の通り、 減価償却資産の名称等:軽自動車 (ご自由に) 面積又は数量:1台 取得年月:H23.11 イ・取得価額(償却保証額は空欄):680,000 ロ・償却の基礎になる金額:680,000 償却方法:定額 耐用年数:2 ハ・償却率又は改定償却率:0.500 ニ・本年中の償却期間:12/12 ホ・本年分の普通償却費:340,000 ヘ・特別償却費: 空欄 ト・本年分の償却費合計:340,000 チ・事業専用割合:90% リ・本年分の必要経費算入額:306,000 ヌ・末償却残高:283,333 摘要: 中古車 平成24年分 収支内訳書(一般用)の書き方 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tebiki2012/pdf/30.pdf (減価償却計算の仕方・減価償却費の記載例・主な減価償却資産の耐用年数表・償却率表が有り、ご参照下さい)

pengin7126
質問者

お礼

大変わかりやすく回答していただきまして有難うございました。 非常に参考になりました。頑張ってみます。

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