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木造建築物の隅柱は芯材が適当ですか?辺材は不適当な

木造建築物の隅柱は芯材が適当ですか?辺材は不適当なのでしょうか? 10m2の平屋ガレージを建築中です。コンクリート基礎立上りに105mm角の土台。2×4工法を考えていますが、開口部と勝手口により壁量が少ないため、四隅のみ105mm角の柱をホゾを刻んで建てたいと考えています。そこで、柱の木材なのですが解体で出た松の辺材が多数あるので使用するか迷っています。また後日解体現場があるので杉の芯材を探しに行こうかとも思っています。 松の辺材を柱にするのは適当ではないのでしょうか?よろしくご教授ください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • woodbadge
  • ベストアンサー率70% (7/10)
回答No.5

木材が伐採されずに立っている時に、生きているのは木材の外周部分の辺材です。この部分が水を通し、栄養分を通します。しかし、これだけであれば腐朽菌の攻撃には弱いので、木は細胞内部に毒をため込んで死んだ状態にします。この部分が芯材と呼ばれる部分です。樹木を人間に例えると、生きているのは小学生だけで、中学生以上は体に毒をため込んで人柱になって木をささえるだけの働きをするということになります。以上のとおりですので、心材は腐りにくいということになりますが、この体にため込んだ毒により、木の特徴ができます。ヒノキのピンク色も杉の茶色もそうですが、熱帯雨林の木材は腐朽菌の繁殖も激しいので、それに対抗して毒々しい色をしています。たとえば真っ黒けの黒檀やあざやかなローズウッドがそうです。反対に腐朽菌があまり繁殖しない、北欧では木材は芯材であっても白い色をしています。 さて、ご質問の松や杉ですが、屋外の腐りやすい状況下で使うと松は芯材でも2年ぐらいで腐りますし、杉は長持ちすると言っても4~5年程度です(デッキに使うウリンなんかは20年以上の耐久性がありますが)。ですから、杉が松か芯材か辺材かの悩みは2年の耐久性か5年の耐久性かで悩んでいるということになります。 芯材であろうが辺材であろうが、水が滞留しなければ木材は腐りません。ほんどんの木造住宅に使われる北欧のホワイトウッドはデッキに使えば2年しか持ちませんが、住宅の内部で結露さえしなければ100年は大丈夫です。腐朽菌の繁殖には水と酸素が必要ですので、大切なのは水がかからないかどうか、水がかかっても流れ落ちるかどうか。水や湿気が滞留しないかどうかです。

sibakenmame
質問者

お礼

こんにちは。根拠のある詳しい説明ありがとうございます!大変納得しました!独特の色合いのある木と白木の違い。地産地消の意味も分かります。 ところで、心材でも辺材でも濡れ続けると一緒ですよね。逆に水分を可能な限りシャットアウトさえすればSPF系でも大丈夫というのは、自分も根拠はないですが、そうなのではと常々感じていました。対蟻性の違いはあるにしても、環境次第ではどんな木もやられるような…。つまり自分のできるこはなるべく水から切り離し、通気性を保っておくことが、何にしろ1番大事だということを肝に命じ建築したいと思います。分かりやすくも詳しい説明ありがとうございました!

sibakenmame
質問者

補足

庭に雨ざらしのクヌギの大木の薪が正に説明のとおりでした。周りの辺材は白く腐れて色々な虫たちの住処となり、斧を振ればもろく割れずに崩れます。心(芯)は茶色く虫どころか斧を振っても割れるどころかびくともしません。最終的に端から削ぐように割りますが、芯は無茶苦茶硬く腐り知らずでした。しっかり乾燥した保管状態ではその差にほとんど気付きませんでしたが、環境が劣悪な場合はこうも違うのかと感心しました!! 雑な質問だったため、最も詳しい説明をして頂いた回答者様をベストアンサーとさせてもらいます。ありがとうございました!

その他の回答 (6)

回答No.7

>松の古材を加工した際に出た薄い端材が、雨に濡れて反り繰り返っていました(笑)。 反りが止まったように見えても、実際は、「反りたい部分」と「反りたくない部分」がバランス取れてる状態です。 大きく表面を加工して、それらのバランスが崩れると、また動き出します。    湿気を吸ったり吐いたりしながら変形を繰り返し、少しずつ元の形が変わっていきます。 なので、必要な部分だけ最低限加工したほうが良いですよ。 2×4なら、逆向きの反りのものを強引にビスで貼り合わせて使うのも有りかと・・

sibakenmame
質問者

お礼

返事が大変遅くなりすいません! 奥が深いですね!元の形が変わることを利用して、組み込めるように刻みや組む前に浅知恵ながら考えていきたいと思います! ま…大した建物ではないのですが(汗)…とは言え、生涯最大規模のDIYですので、あーでもないこーでもないと楽しみながらいい意味でも悪い意味でもこだわりたいと思います(笑)ありがとうございました! あ…、有りだと思います!!(笑)

  • gisahann
  • ベストアンサー率37% (973/2616)
回答No.6

状況を察するに、古材の歪は必ずと言って良いほどやむを得ないことです。 逆に生材は日の経過とともに歪んできます。 利用の目的が大それたことではないと考えますので、苦言ではありませんが 本来木材は有り様のままに使うのが良いのです。 =特に梁にあっては、端の形を修正するか・組み合わさる相手側の形を変えて 使用されるように考えてください。 (強制的な修正は、何かの拍子に使い物にならないほど歪んでしまうことがあります) ご健闘を祈ります。

sibakenmame
質問者

お礼

返事が大変遅くなりすいません! もう少しで新たな廃材が手に入りそうなので、なるべく真っ直ぐな杉の芯持ちを探したいと思います。今回の質問で、木造である以上歪みなどはあまり気にせず一度建ててみたいと思います!出来上がったらなんらかの手段で報告したいと思います。ありがとうございました!

  • gisahann
  • ベストアンサー率37% (973/2616)
回答No.4

松の古材は檜などに比べると、加工が固くて困難、年数によっては杉・檜の芯材よりも腐りに注意。 大勢に問題はないと考えますが、(硬くてサクイ)ほぞ加工などで欠けないように・組立の時 先に当てて飛ばさないようにされてください。 (できれば信頼性の持てる杉の芯材をおすすめします)

sibakenmame
質問者

お礼

お久しぶりです。整地から始まり、ついに一年が経過した次第です…(苦笑) 杉の心材を多く含む芯持ち材がベストのようですね。 自分の思い込みにより、質問の仕方がまずかったです。 木が反るのは認識していたのですが、今回土台を据える際に、三寸五角の杉(芯持ち材)のような太い材でも必ずある程度の反りがあることに気付きました。太い角材に反りはないと勘違いしていました。この時はやり直して、反りを立上りのアンカーボルトで押さえ込むことによりほぼ直線に修正することができました。また梁ならば同じく何らかの荷重をかけ反りを押さえ込むことができると思います。しかし柱に関しては、うまく修正できる方法がイメージできないため、松の芯去り材は使わず、なるべく真っ直ぐな芯持ち材を使うのが適当(適材適所)ですか?というのが本来の趣旨でした。具体的に質問するべきだったと反省しています。 また次の機会があれば、よろしくお願い致します。ありがとうございました!

回答No.3

松は丈夫な木材ですね。最近の輸入材だと事情は違うけど。 昔は、トラックに重機を積み込む時に松材のスロープで乗り上げていました。  最近は鉄やアルミのスロープですが・・ 基本、2×4なら芯持ち材でなくてもいいでしょう。 心配なら、本数増やすだけですね。 逆に芯持ち材だとドライバーのパワーが不足しないかちょっと心配ですね。 と、古い木材は変形しないとの回答があるようですが、変形することもあるので注意が必要です。 建物に使われていると、変形したくても変形できないのが、解体されて荷重がなくなったとたんに変形しだすことがあります。

sibakenmame
質問者

お礼

芯持ち材で話を進めていただき助かりました!ありがとうございます。 松の古材(芯去り材)なんですが、仰るとおり、反りがあるんですよ… とは言え、基本木は反りはありますよね。 ただおそらく、私の保管方法が雑で荷重が抜けた上に雨等で水分を多少含ませたことが原因だと思います。 松の古材を加工した際に出た薄い端材が、雨に濡れて反り繰り返っていました(笑)。プロから言わせれば当たり前なのでしょうが、しっかり保管しないと古材でもこんなになってしまうのかと驚いた次第です。 古材は変形しにくいと言うのは、しっかりとした保管も大前提ですね… ありがとうございました!

回答No.2

>>松の辺材を柱にするのは適当ではないのでしょうか? 松は梁などに・・と思っていたのですが、柱ですか? そもそもが珍しい。 唯、3坪ほどの広さで、ガレージなら、何でもあり・・とも思います。 強度など殆ど気にする必要もない広さ・・でしょう。

sibakenmame
質問者

お礼

辺材→芯去り材として話を進めます。すいません。 やはり珍しいですよね。つまり適材適所ではないですよね… 仰るとおり、本来の意味で言うコダワリになっていますよね。 ありがとうございました!

  • foomufoomu
  • ベストアンサー率36% (1018/2761)
回答No.1

芯材ですか? 柱に使うとよいと言われるのは、芯持ち材だと思いますが。 強度を測定してみると、芯持ち材と芯去り材とで、違いはないか、むしろ芯去り材の方が強いぐらいだそうです。 なのに柱は芯持ち材が良いと言われるのは、 1.芯去り材はそりが大きい。(と言われている) 2.辺材は腐りやすい。(と言われている) 3.芯持ち材は木目がまっすぐで見た目が良い。 4.最近は太い木が少ないので、小径の木から柱を取ると、必然的に芯持ち材になってしまう という理由だそうです。 古い木材なら、もう、そりは出ないでしょうから、あまり気にしなくてもよいと思います。 しかし、柱に「松」というのは、あまり聞かないですが。。。こっちの方が問題なのでは。。。

sibakenmame
質問者

お礼

心(芯)材と辺材。芯持ち材と芯去り材。 全く別物の話なんですね!浅はかな質問をしてしまいました。 大変勉強になりました。 松の隅柱…仰るとおり、一般的には使いませんよね。 SPFの4×4は見かけるのでどうかなとは思いつつ…ベストではないですよね。 ありがとうございました!

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