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肯定の国

mamearaiの回答

  • mamearai
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回答No.3

ナンタラ国の西のはずれにある村では、ちょっとした騒ぎがおきていました。 小川のほとりにある水車が、ゴロゴロと回っては、収穫した麦をひいていたのですが、見回りにきた農夫がそこで見たのは、上流の村からやってきて、こっそり小麦を頂戴しようとしたどろぼうさんでした。 「コラっ!」と一喝したら、どろぼうさんが言いました。「こっちは今年は洪水で麦がダメになったんだ。この小川の水は、うちの村からだって流れているんだから、ちょっとぐらい分けてくれたっていいじゃないか。」「なに言ってるんだ。こっちだって被害はあったんだ。少ない麦でみんな生きていかなきゃならないんだ。勝手に盗むおまえの方が悪いんじゃないか!」と怒号で追い返しました。 そんなことが起きているとは知らないカンタラ国王は、友愛二法を宣言しました。 膝で手を打ち、やった、と静かにほくそ笑んだのは、くだんのどろぼうさんです。 今度は、堂々としています。たくさんの麻袋を荷車に積み込んで農夫を訪ねました。 「ひいた小麦を水車小屋から持っていくぞ」と声高らかに宣言すると、あっけにとられた農夫は「このやろう、また懲りもせずに!」と、持っていた牛のための鞭を振り回しはじめました。 「おっと!そりゃ、カンタラ国王の友愛に反するけど、いいのか!俺の意見をあんたは批判したり否定したりできないんだぜ」「どこか意見なんだ、ただのどろぼうじゃないか」「この小麦が育つには、うちの村の水が不可欠だ。だからこの小麦を持っていく権利がオレにはある、という意見だ」「口で批判しなければ、いいんだろう。こうしてくれる!」と鞭を振り下ろそうとしたとたん、カンタラ国王の超能力が発揮されました。農夫が消えてしまったんです。「そうれ言わんこっちゃない。無視する以外はしちゃぁいけないんだ、っていうことをわかっていないんだから。」 こうして国中にどろうぼうがはびこり、みんな働くのがイヤになり、今日を暮らすのがやっとの国になっていきました。 ナンタラ国の東で、ある二人が出会いました。一人はおばぁちゃん、もうひとりはやっと馬に乗れるようになった少年でした。 「ぼうや馬に乗るのがうまいねぇ」「馬には乗れるようになったんだけど、いつもおなかがすいているんだ。いつもこの馬と一緒に草を食べるんだけど、おいしくないんだ。みんなも、いつもおなかすいているんだ」「わたしもおなかがすいているよ。だけどそれは誰が悪い、なんてことを言えないから、しょうがないねぇ」「誰かが助けてくれないかぁ・・・」「し~~ィ!!それ以上言ったら、批判したことになっちゃうんだから、気を付けなきゃだめだよ、ぼうや。今まで生きてきたけど、ここ数年、突然知ってる人が何人もいなくなっちゃっているだから。」「だけどその人たちは、たくさん食べられるところに行っちゃたのかもしれないよ。その人たちがどうなった誰も知らないんだから」「誰も知らないっていうことは、いなかったことと一緒だからねぇ。わたしの勘違いで、もしかしたらいなくなっちゃった人なんていないのかもしれないぇ。ぼうやが言う通りだ。」「そうだよ。おなかはすいているけど、みんな仲良くしてるじゃないか」「ぼうやのまわりはみんな仲良くしてるかい?」「してるよ。家の中でもおじいちゃんとおかぁちゃんと、ちっちゃい妹でなかよくしてるよ」「おばぁちゃんやおとうはどうしてるんだい?」「えっ!そんな人知らないよ」「ともだちのところには、おばぁちゃんやおとうはいないのかい?」「いるよ。どうしてともだちのところにはいるのに、うちにはいないの?」「おなかがすいたねぇ」 どうして自分にはおばぁちゃんやおとうちゃんがいないのか、おじいちゃんやおかぁちゃんに怖くて聞けずに、そのままずっと過ぎていきました。 どうしてだろうと思い始めて1年ぐらいがたったある日、学校の教室で全てがわかりました。 先生が教室に入ってくると、目を赤くして、少しふるえながら、しかもぎこちない動きで教壇に立ちました。「みんなよく聞いてほしい。この国の王様は間違ってい・・・」そこまで言いかけたとき、先生の姿がみるみる消えていきました。 謎はわかったものの少年はいてもたってもいられず、ナンタラ国王に会いに行きました。 剣を携えた近衛兵と侍従が見守る中、少年は国王に謁見しました。 「僕は思います。みんなが仲良くするには、みんなが消えてはいけないんです。みんなが消えたら王様だって、国民一人もいないのに王様のままでいられないと思います。」「かわいいぼうやだね。法律はわかるかい?君のその意見に私が批判してはいけないとでも思っているのかい。法律は国民が守るものだが、私は国民ではないのだ、国王だ。国民が一人もいなくても、私一人が国王で良いのだよ」「では聞きます。王様は、国民が一人もいなくなったら、何を食べるのですか、次の王様になるこどもはどうするのですか。奥さんもいなくなっちゃうんですよ。」「おもしろい意見だ。考えてみるがよい。私には超能力がある。この国がもともとない国にもできるんだ。過去がなければ私だってつらいことはない。それに、過去が無ければ、未来があることだって気が付かないのだから、次のことを考える必要もない。今が良ければそれで良いのだ。国民が消えたくない、ただそれを思っている間だけだろうが、それで私は十分国王でいられるし、国民はちゃんといることになる」 「みんなが、過去のことを覚えているうちに、他の国に出ていってしまって、この国のことを批判したらどうするのですか」「よその国から批判されたって、この国の中では、批判ができないんだから、誰一人そんなことを聞くことはない。それに、よその国に行く前に、私の超能力で消してしまうだろうよ。」 「ではもう一つ聞きます。」「質問をする、というのは良いことだな。おもしろい、聞いてみなさい」 「批判したくても無視する人たちが多くなって、どんな批判があるのかもわからなくなっていく国民がいて、それに超能力があって批判する心を読めるあなたは、それがわかったところでその人を消してしまうのであれば、王様以外の人には、世界に批判というものが無いことになるのではないでしょうか」「その通りだ」「それなら、そもそもこの法律が意味をなさないのではないでしょうか」「しかし法律をなくせば、批判する国民が出てくるのも自然だろう。そうしたら、国民の友愛が崩れるではないか。それはイカン」 「では他の質問です。王様はいつから王様なんですか?」「最初からだ」「生まれたときは赤ちゃんじゃないんですか」「それはそうだが・・・それがどうしたと言うのだ」「誰かがあなたを王様にしない限り、あなたは王様にはなれなかったんじゃないのですか」「その通りだ」「だとしたら、あなたを王様にした人たちは、他の人と王様とを区別して、あなただけを王様にしたのではないのですか。そうだとすると、その人たちは他の人が王様になるのを、批判はしなくても少なくとも否定したのではないですか」「否定を前提に私が国王であることが成立しているとでも言いたいのか」「その通りです」「堂々めぐっりだな。私は今が良ければそれで良い。否定を前提にしていても今は国王だ。」 「最後の質問です」「そろそろ消える覚悟ができたか」「消えたくはありません。」「よい心がけだ」「今でも、国民は王様以外の人を王様にすることを否定していることになるのではないのですか。それはずっと続かなければいけないのではないですか。」「それこそ無視すればよい。それ以上のことはできないのだから」「ならば、否定することができないのであれば、ある人が、私が王である、と宣言したら、みんなは批判も否定もすることもできないで少なくとも無視することしかできないのではないですか、そしてその人が法律を作れば、それを批判することも否定することもできないのではないですか。」「それこそ瞬時に消してやる」「皆が同時に宣言すれば、王様が仮に皆を消してしまっても、その瞬間は、王様は既に王様ではなくなるではありませんか。次の瞬間に皆が消えても、王様が王様で無い状態だけが残るのではないですか。王様を批判して皆が消えても、それは王様は王様のまま皆が消えますが、王様でないまま王様一人残ることは、王様はそれでも良いとおっしゃるのですか。そもそも王様は一つの国に一人しかいないことに矛盾するようになっていくんですから」「やってみるが良い」 「私は王である」少年が宣言しました。近衛兵や侍従はそれを否定しないのは当然ながら、自分たちも「私は王である」と宣言しました。その宣言は城の外まで瞬時に広がっていきました。宣言した人たちは次から次へと消えていきました。 王様は王様でなくなって一人ぼっちになってしまいました。「私は国王ではない」誰も否定もせず、また肯定もしない国になりました。国王ではなくなりましたが、超能力は使えます。国民みんなが王様になって消えてしまった人たちが、自分が王様であると思いこみながら、また現れてきました。唯一自分だけ国王ではなくなった前の国王は、多くの国王に勧められ、自分も国王である、と宣言しました。みんなが国王になって、国王であることと国王でないことの違いがなくなりましたとさ。 国民が一人もいなくても国王は構わない、という設定まで引あげてみました。 けど、国王でないまま一人になるのはイヤだ、という設定を加えました。ツメが甘いのは許してください。 回答欄の制限にひっかからなかったのが私の幸せではあります。

serpent-owl
質問者

補足

 すごい。ちゃんとストーリーになっていますね。しかも面白い。しかもしかも、後半の「少年」の質問は論理的に筋がとおっています。童話でありながら、きっちり「テツガク」のテーマを持っているものと拝読しました。  しかし、あんまりはっきりと「ハッピーエンド」とは言えない気がします。できれば、カンタラ国王に「その法律はおかしいよ」とわからせてあげるとか、「いきなり国民や語り合う家を消す前に、いろいろと段階を設けて柔軟な法治状態を実現できないかな」と提案するとか、そういう方向で考えていただければな、と思います。  それにしても、多大なお時間を割いていただいたのでしょうね。とても読み応えがあります。ありがとうございました。

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