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天津飯の不思議

今もちょうどケンミンSHOWでやってたんですが、東西で天津飯の餡が違います。 それはもちろん知ってたんですが、東京で天津飯がまったく人気がないらしい。 でもそれは不味いから(要はケチャップ味だから)だと思うんですが、なぜ醤油餡の方が全国に広まらないんでしょう。 ちなみに、番組では東京の中華料理屋さんまで嫌いと言ってました。 人気もなく不味い方を作り続けてる意味が分かりません。 醤油餡の方を作らないのはなぜなんでしょう?

質問者が選んだベストアンサー

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  • dogday
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回答No.1

首都圏は、東西関係なく、甘酢あんと醤油あんの両方あるのです。 広東料理の芙蓉蟹が醤油あんだから、それをご飯にかけたものが天津飯である認識があるから。 丸美屋などのレトルトのカニ玉も醤油あんですし。 カニの入らないカニ玉を作り、酢豚の甘酢あんを絡めるというのが正しい天津飯であるという認識が東京にはないのです。 すると、どっちが出てくるかわからないので、なおさら人気がない。 私の曽祖父は、1920年ごろから東京日本橋で阿房軒という中華食堂をやっていて、天津飯の発祥と言われる浅草来々軒、日本橋大勝軒と同期の近所で開業し、東京大空襲で店を潰したんですが、 我が家に代々伝わる天津飯のレシピは醤油あんです。東京でも最初は醤油あんなのです。 あんにケチャップが入ったということは、進駐軍の放出品が使用され普及したレシピということなので、戦後の話で、 店の回転の早い東京では、ラーメンブームでラーメン専門店がどんどん開業して、老舗の中華食堂というものが1代限りで店をやめてしまい、暖簾分けもされず、ほとんど残っていないので、天津飯自体が絶滅寸前です。

noname#164191
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 大変よく分かりました。

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