家電業界思い切って合併すれば？

質問

シャープ、パナソニック、ソニーと各社大変な自体に陥ってますが、
いっそのこと大型合併して業界大再編するというのはどうでしょう？

例えばシャープとパナソニックの関西連合。
ソニー、東芝、日立、三菱の４社から２社に統合。
これに象印とかオムロンとかケンウッドとかの
中規模メーカーの合併も視野に入れる。

本社機能も経費のかかる大都市圏から工場のある地方に移転。
東京一極集中の解消にも繋がります。

三井と三菱の銀行合併も実現できたのですから
出来ないことはないと思います。

日本の人口減少でこれからマーケットも縮小傾向が進む事は
間違いないので真剣に考えてもいいのではないでしょうか。

回答No.4

tarourashima111

合併するまえにシャープやパナソニック、ソニーが患っている大企業病を治す必要が
あると思います。そうしないと合併したところで余計に患部が広がるだけです。

病の症例として例えば以下

１．大局的視点にたった戦略がねられていません。
２．イノベーションと呼べるものが出てきていません。
エンドユーザの感覚をつかんでおらず工場手動の（日本メーカーが得意とする）
逐次製品機能改善に終始しています。
３．市場の変化を把握していません。

例えばシャープについて言えば、
テレビに関しては、２０１０年以前から
２０１１年に地デジ化が終わること、日本国内での液晶の普及度合いで今後テレビ
需要縮小が見込まれることは数年前からわかっていたことです。
なのに数千億も投資をして最新鋭の工場を建設してしまっている。

太陽光発電も海外勢の高品質化、低コスト化の進展状況などから
非常に厳しい状況になることは予想がついていたのに、太陽光発のシャープなどと
CMでうたって主力にしようとしていたこと

スマートフォン向けの液晶の製造もアンテナの感度を広げていればiphoneの初代が出たくらいの時期に大きなビジネスになることがわかるはずなのに察知できずに
非常に動きが遅いことなどいろいろあります。

パナソニックは最近出した製品を見ても方向が間違っています。
全くエンドユーザの肌感覚がわかっていません。
例えば
・やたらにエコを消費者におしつける広告
・マイナスイオンを出すテレビ
・スマートフォンをかざすとドアの開閉回数がわかる冷蔵庫　などがそうです。

比べて海外勢のイノベーションにより差別化に成功しているところをあげると
ダイソン：サイクロン式の吸引というイノベーション、羽のない扇風機、と独自デザイン
irobot；掃除機ではなく掃除ロボというイノベーション

とりいそぎ、日本勢も
イノベーションを起こしやすい企業文化に戻す必要があります。
イノベーションを起こせる人材を増やす必要があります。
以下のような人材は（高学歴で学校推薦枠であろうとも）採用しない、
社内にすでにいる場合は処遇見直すべきです。

安定志向、内向き下向き志向。
自分で道を作るのではなく、人の敷いた道しか歩けない。大局的視点にたっておらず
自分の周囲の半径５ｍしかみていない。ユーザを見ていない、市場動向を見ていない。
責任感がなくリスクがとれない。知的好奇心をもっていない。

こういう人材が増えると間違いなくその会社は過去の資産を食いつぶし
最終的に倒産します。