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朝鮮南北分断における日本の責任はある?
数日前にYouTubeの動画で井筒和幸監督が朝鮮が南北分断したのは日本にも責任があるような発言をしていたのを見たのですが実際はどうなのでしょうか? 南北分断は朝鮮戦争が起因なのでは?? 第二次世界大戦終結後、敗戦国となった日本にその後に起こった朝鮮戦争への関与はできたのでしょうか、またはあったのでしょうか??? どなたか不勉強な私に教えていただければ幸いです。
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朝鮮南北分断に日本は責任がありません。南北分断が固定化したのは、朝鮮戦争が38度線で膠着し、休戦に至ったことの帰結ではありますが、それにも日本は責任がありません。朝鮮戦争当時GHQに統治され、自衛隊すらまだ創設されていない日本に関与など有り得ません。 順を追って詳しく説明しますと、1910年に日韓併合条約に基づいて、日本は朝鮮半島に朝鮮総督府を設置して統治してきましたが、大東亜戦争に至ります。 その大東亜戦争さなかの1943年に連合国はカイロ宣言で「朝鮮の独立」を日本に求めました。そして、1945年のポツダム宣言でカイロ宣言の遵守を改めて要求されたわけです。日本はポツダム宣言を受諾しましたので、その時点で朝鮮の独立を了承したということになります。 ポツダム宣言に従って、日本は朝鮮半島から撤退し、朝鮮半島の南半分の統治をアメリカに、北半分の統治をソ連に託します。その分担は連合国が主体的に決定したことであって、日本は関与していません。日本は枢軸国とみなされて、連合国の会議には参加させてもらえませんでした。つまり日本に発言権は無かった訳です。 そうしてソ連とアメリカによる朝鮮半島の暫定的な分断統治が続きましたが、米ソが今後の朝鮮半島の扱いを話し合っているさなかに、ソ連が傀儡の金日成をそそのかせて北朝鮮の独立を宣言させました。アメリカも対抗して傀儡の李承晩に独立を宣言させます。 こういう経緯で、北半分に朝鮮民主主義人民共和国、南半分に大韓民国が成立します。金日成はソ連をバックにし、李承晩はアメリカをバックにした。それも民族自決の形であって、朝鮮民族が決めたことなのですから異議を唱える道理はありません。 その後、金日成は中ソの支援を取り付けて、大韓民国に武力侵攻し、朝鮮半島の赤化統一を目指しますが、国連はこれを北朝鮮による韓国侵略とみなして国連軍を編成して韓国が壊滅する危機を助けました。 その時点での中国は国連としては中華民国なのであって、中華人民共和国は地方政権という扱いでありました。朝鮮戦争は中ソが北朝鮮を支援し、国連が韓国を支援したことで38度線で戦線が膠着して、休戦に至るのです。ソ連も国連安保理の常任理事国ですから、国連から侵略行為を非難された北朝鮮を表向きは支援する立場にはありませんでしたが、こっそり裏から支援していました。中華人民共和国は国連に加盟していませんし、人民が自分の判断で義勇軍として参戦していたと表向きは主張していました。韓国はアメリカが国連軍を主導しました。結局勢力が均衡して、南北分断が固定化したことになります。 もし朝鮮人民が朝鮮の統一を望むのであれば、その意志を示す機会はいくらでもありました。米ソの分断的軍政に対して、カイロ宣言の主旨に違反すると抗議デモをやろうと思えばできた筈です。日本統治化の1919年に三一運動で朝鮮民族は独立の意志を示しました。1919年にできたことが戦後にできない道理がどうしてあるのでしょうか。朝鮮民族が統一を望むのであれば、そもそも金日成の朝鮮民主主義人民共和国樹立に抗議することだってできた筈です。金日成の朝鮮分断策動は断じて認められないと声明すればよかったのです。それが通るかどうか別として、少なくともその意志を表明することはできた筈なのです。 李承晩はどうしてそうしなかったのでしょうか。朝鮮民族が統一を望むのであれば、李承晩の大韓民国樹立にも抗議すれば良かったのです。朝鮮民主主義人民共和国樹立に抗議しないのであれば李承晩に北朝鮮に合流せよと要求することだってできた筈なのです。 もし朝鮮人民が統一を望むのであれば、その意志を示す機会はいくらでもあった。しかし朝鮮人民はそうしなかった。 ここで視点を変えて、沖縄を見てみましょう。沖縄は戦後、米軍の軍政下に入りました。アメリカは琉球民族が日本に支配されていたといった認識を持っていました。アメリカとしては琉球民族を日本の圧政から解放したつもりでいたのです。しかし、それはアメリカのひとりよがりの幻想でした。沖縄県民は本土復帰運動で独立の意志などなく、自分たちは日本人なのだとアメリカに対して表明しました。沖縄県民は、アメリカの目論見に対して明確に否定の意志を示しました。それが沖縄返還につながるのです。 井筒和幸に問う。沖縄県民にできたことが、どうして朝鮮人民にできなかったのか。沖縄でできたことがどうして朝鮮半島でできなかったのか。その理由はなんですか?それはそもそも朝鮮人民に統一の意思などなかったからと考えるしかない。それ以外に解釈のしようがない。違いますか? 朝鮮の南北分断は、まさに朝鮮民族の責任なのです。 ではありますが朝鮮人民が南北で対立してしまったことの背景には、日本にも一定の責任はあります。日本は朝鮮の南北分断には責任は無いが、朝鮮人民が南北で感情的対立に至ってしまったことに関しては、日本は全く責任が無いとまではいえない。 というのは、日本は日韓併合時代に朝鮮半島北半分を工業地帯、南半分を農業地帯と位置づけて、産業的には異なる施政方針を持っていました。日本には朝鮮を分断する意志はありませんでした。それは南北の気象条件と地勢条件の違いに基づくのです。北が冷涼で農業に不適なのに対して、南は温暖湿潤で農業に向いていた。北が水力発電源に恵まれていたのに対して、南はまったく恵まれていない。 北では当時世界最大級の水豊ダムが1937年に建設されたのに対して、南には小規模な火力発電所があっただけでした。北と南の水力発電源の格差は、北と南の地勢条件の違いに起因します。それは当然ながら現代でも変わっていない。韓国には今でも水力発電所が一つもないのです。ここ大事です。テストに出ますよ。驚くべきことですが、韓国には水力発電所が皆無です。もちろん砂漠じゃないのだから水利はあります。しかし韓国では農業用水、生活用水を賄うのが精一杯であり、ダムを建設できる適地などないのです。 だから日本が北を工業地帯、南を農業地帯と位置づけたのは分断の意志によるものでなく、気象条件・地勢条件の違いに基づく合理的判断でもあったといえるのです。 余談だが、北朝鮮は日本統治時代に既に電源開発が進んでいたにもかかわらず、現代の電力事情は極めて悪い。それは北朝鮮が共産主義的運営の失敗で設備が老朽化し、部品交換などの保守も行き届かないからです。日本は膨大な工業インフラを北朝鮮に残しましたが、その後の手当てが足りずに稼働率が極めて悪いのです。 一方、韓国は水力発電源に恵まれなかった為、原子力発電の導入を積極的に推進しました。韓国はアジアでは最も原発依存度が高い国です。韓国の戦後の歴史は電源開発の歴史といっても良いぐらい。常に増大する電力需要を一生懸命電力供給が追いかけるようなイメージです。今でも韓国は電力需給に余裕がない。ほとんどの原発を停止させている日本より、はるかに電力需給が厳しい状況にあります。 そのようにして工業地帯の北の朝鮮人民が共産主義を支持し、農業地帯の南の朝鮮人民が資本主義を支持したという差が生じてしまったことに関しては、日本が全く関与していないとまではいえないわけです。 しかしそれを持って朝鮮分断の責任が日本にもあるという主張は乱暴な極論だといわざるを得ません。 質問者さんがそれをどう考えるかは私には分かりませんが、それはお任せする以外にない。(了)
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- key00001
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バカのタワゴトですよ。 戦争当事国では無い戦争に、戦争責任など公的責任・法的責任は存在するハズが無いです。 ただ、戦争に至る因果関係上の関係性が無いとは言えません。 従い、その関与・関係に対する責任は「ある」と言えますが、それはせいぜい道義的責任です。 道義的責任などと言うのは、追及しても全く無意味な責任です。 確かに第二次世界大戦で日本が勝ってりゃ、半島は分断されずに済んだかも知れません。 そう考えれば、日本が全く無関係ではありません。 「戦争に負けてゴメンね~」くらいの言葉はかけてやっても良いですよ。 しかし、その謝罪に対し「では賠償を払え!」などと調子に乗れば、「アホか?」で終わりです。 道義的責任ですから、モチロン謝罪さえする必要もありませんが。 日本が「負けてゴメン」なら、連合国側も「勝ってゴメン」ですしね。 井筒氏の言う責任とは、そういう性格であり、そんな責任を言い出したら、ほとんどの責任は他人の責任です。 逆に言えば・・自分は極めて無責任ですね。 悪いのは他人で、自分は悪くないと言う考え方。 半島人のスタンダードです。 「朝鮮併合は日本が悪い」と言う被害者意識で思考停止しちゃうんですよ。 「朝鮮王朝がキチっと自立していれば、そもそも併合は無かった」などと内省的には考えません。 だから日韓条約で「戦後賠償は済み」であるにも関わらず、未だに従軍慰安婦問題と言う「戦後賠償」を平気で要求するんです。 従軍慰安婦への補償が存在すると仮定しても、条約締結時における韓国側のミスか、条約締結後の国内補償上のミスであり、韓国側の内政問題です。 それを日本に求めるのは破廉恥きわまりない行為です。 追及出来ない責任を追及するのは、無意味で無知蒙昧ですが、もしそれ以上の何かを求めているのであれば、非常に破廉恥な行為です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど… 過去、反日感情が盛り上がるのは韓国にしろ中国にしろ自国内に問題が発生したときに加熱している気がします。 韓国現大統領の行為も自己保身以外の何者でもないし… 内政や個人の問題をナショナリズムに結びつけるのはやってはいけない販促行為だと思います。
補足
販促⇒反則 の誤りです。
- Beholders
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日本がもう少し早めに沖縄陥落あたりで降伏していたならば、南北分断と朝鮮戦争は免れていたかもしれません。 そういう意味で責任があると言えます。
お礼
ご回答ありがとうございました。 ちなみに、たらればになってしまいますがおっしゃる時点で日本が降伏していた場合でもソ連による侵略が起こり戦争は回避できなかったのでは?と思う自分は浅はかでしょうか??
- Adol_Cristin
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全くありません。朝鮮戦争に至る経緯を知る者はこんな無知な発言をしません。 俺って馬鹿だぜ~という発言で自らの品位を下げる事は明白なのに、こんな発言を するという事は、余程の馬鹿か、スポンサーが下朝鮮なのかですね。 いずれにしてもロクな事はありません。
お礼
ご回答ありがとうございました。
日本に責任は全くないと言えば、嘘になります。 たしかに、戦争はあったのですから、戦争に加わった日本にも あると思います。 南北分断の要因の一番の原因は、朝鮮半島の歴史をみるとよくわかります。 西暦4年頃、中国の戦乱の中、多くの中国人が、朝鮮半島に移動してきて、 そこで国を興したため、もともとの住民たちと争いが絶えない日々が続き やがて、中国に支配され、属国となり、それまで友好的だった日本にも、 侵略するということになります。 第2次大戦後、旧ロシアとアメリカが共同統治していたのですが、 朝鮮の二つの豪族が、何かのきっかけでけんかになり、それが軍を巻き込む 大きな闘争になり、朝鮮内乱に発展して、さらに、それを旧ロシアとアメリカ が後押ししたため、さらに拡大した結果、現状に至となっています。 さて、そのきっかけを作ったのはだれかということですが、その時は日本は もう戦争に敗れていましたので、日本という可能性は薄いですね。
お礼
ご回答ありがとうございました。 南北分断に対して直接的要因が日本に無かった(あったとしても極僅か)であったことがわかりました。 でも、極僅かであっても韓国人(朝鮮人)の方は日本に限っては許さないんだろうなぁ。 ソビエト連邦とアメリカ、直接要因の朝鮮の二つの豪族に対してはなぜ反日と同様の怒りをぶつけないのだろぅ? ぶつけているのを知らないだけなのかな…
- kusirosi
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一時的には、 国連支援下の憲法制定国民投票後の統一韓国独立 という合意を実行しなかった ソ連 と 北朝鮮に責任がある。 ただし、日本が大韓帝国を併合しなかったら 太平洋戦争の結果、 38度線でソ連 米軍が分割占領することはなかったのは、そうであるが。 ・南北分断は朝鮮戦争が起因なのでは?? 逆\(^^;)...マァマァ 38度線で分断されていたから 武力統一しようと北朝鮮が韓国を侵略した。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 第二次世界大戦終結後、敗戦国となった日本にその後に起こった朝鮮戦争への関与はできたのでしょうか、またはあったのでしょうか??? 日本進駐軍を中核に、国連軍が編成され、マッカーサーGHQ司令官が国連軍司令官となった。 戦火が日本に飛び火するのに備え、警察予備隊が作られ、 また日本は国連軍の後方集結地となり、 兵器など軍需物資が日本の工場で生産され、日本の戦後復興を勢いづけた。 マッカーサーの秘密指令で、海上自衛隊の掃海部隊の前身である 海上保安庁の掃海艇部隊が韓国沿岸に出撃、戦死者までだし掃海を 果たした。
お礼
ご回答ありがとうございました。 たいへん参考になりました。
- golgol13---
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あるわけないじゃん。 むしろ日本のお陰で朝鮮という国が存在してたくらいで、あそこはロシアか中国の一部。 分断が嫌なら北に統一してもらえばよかったのに。 朝鮮が南北分断したのは日本にも責任があるなら、その責任はエジプトにもあるはずじゃん。 なぜなら、パスカルが言ったように、 「クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、世界の歴史は大きく変わっていただろう」 クレオパトラの鼻がもう少し低かったら世界の歴史は大きくかわり、朝鮮南北分断も起こらなかった。 エジプトにも謝罪と賠償を求めないと。
お礼
ご回答ありがとうございました。
- あずき なな(@azuki-7)
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南北分断は朝鮮戦争が起因ではなく 朝鮮が対立し南北に分断され戦争が勃発 当時の日本は関与できていないはずです マッカーサーが司令長官として朝鮮戦争の指揮を執ったものの戦争のやり方でトルーマンと対立して解任 後任のリッジウェイ中将が停戦協定などに奔走 朝鮮戦争は事実上休戦中ですが 実は米韓の敗戦で終結したという見方もあります
お礼
ご回答ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 知識の乏しい私にもよく理解できました。