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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:【通訳・翻訳者の方】 苦労話を聞かせてください)

【通訳・翻訳者の方】 苦労話を聞かせてください

PunPiPonの回答

  • PunPiPon
  • ベストアンサー率43% (42/97)
回答No.7

フランス語の通訳・翻訳をしている者です。以前の回答( http://bekkoame.okwave.jp/qa6848091.html )の繰返しになりますが、 「QUOTE 私が通訳をする際に心がけていることは、 1.できるだけ正確な、かつ分かりやすい通訳(当たり前のことのように思われますが、実は一言一句にこだわるのではなく、発話者が伝えたいことを捉え、その内容を(できるだけ正確に、かつできればニュアンスも)伝えられるような表現を選ぶことだと思います。) 2.あくまでも中立性を保つこと。(正確な通訳ができているという自信というか、自負がある限り、自分が通訳を行っている交渉や協議の結果は、意に介さないようにしています。それは通訳とは別な話なので。以前、クライアントから私を通訳派遣したエージェントにクレームというほどではないにしても、指摘がなされたことがあります。その時のクライアントは少しフランス語が分かる人でしたが、そのクライアントより「(XXXさん←私の名前です)の通訳は、まるで人ごとのような話し方で、どちらの味方かわからない。」とのことでした。担当者よりこの話を聞いて、まさしく自分はそのように心がけていることを自覚した覚えがあります。クライアントは主に日本の企業・団体・個人ですが、通訳の際には自分を一歩引いた目で見る感じを意識しています。クライアントからのこの意見は私にとっては、ほめ言葉であります。) 3.上記2.に関係しますが、当然ながら自分の意見は発しない。ある程度同じ分野の通訳を繰り返していると、発話者の質問に自分が答えられるような知識を得ることになります。また状況によっては、発話者が同じ質問を相手を変えて、または同じ相手に繰り返すことがあります。そのようなとき、当然のことながら通訳が答えてはダメですし、また通訳によっては質問の前に「また同じことを訊きますが...」等の言葉を添える人がいるようですが、私はこれもダメだと思っています。 4.その他には、議論に熱中したりして、通訳せずに自分も議論を始めたり、自分も議論に加わったりする人もよくいるそうです。 5.上記の2.と矛盾するようですが、交渉や協議を離れたときは、できるだけクライアントや相手と世間話や食事などをするように努めています。(それは発話者のくせをつかむことも理由ですが、相手から信頼関係を得るためでもあります。) 私が上記であげたことは、プロの通訳なら当然のように心がけていることだと思います。QUOTE」 質問者の方は企業内での通訳・翻訳業務とのことですから、私みたいに交渉の結果は関係ないという立場にもなれないと思いますけどね。 業務で苦労する点は、他の回答者の方も書いていますが、日本側の発言の内容がよく分からない場合です。いわゆる、言語明瞭・意味不明な時です。それでも最近ようやく内容が不明な内容をそのままのニュアンスで訳せるようになりました。この場合、当然のように先方から突っ込まれますから、そこから議論が発生し、意外に日本側からも内容がクリアになったと言われています。 他には、先方が書いてきた原稿をそのまま読み上げるときです。この場合、事前に原稿を入手して翻訳し、読み上げるときにそれに従って翻訳してきたものを読み上げるのですが、この原稿をいただけない時がままあります。特にお偉いさんが、開会の辞を述べるときなど、担当者を通じて原稿をお願いするのですが、担当者もお偉いさんにちゃんと言えないらしく、前日になっても入手できず、当日も直前になって「無理でした。でも少しみたいだからよろしく。」というのがあります。そのまま式が開会しお偉いさんが壇上に上がり、私もその方の横で準備すると、お偉いさんは懐から分厚い原稿を出し、「桜の花もほころぶ今日このごろ~」といった風にはじめてくれます。人が頭の中で考え考え話すのと、原稿を一気に読むのでは、まったくスピードが違うことが分かってないようです。 もう一つ困るのが、諺を挟んでくる人。それも少しアレンジした諺を。以前、大きな会議場で挨拶がわりのキックオフミーティングをしたのですが、意外に議論が活発に進み、かなりの進展が見られました。これに担当者は気を良くしたのか、会議の最後に「終わりよければすべてよし、と言いますが、今回みたいに最初がよければ終わりはもっとよくなるでしょう」と言って締めくくってくれました。「終わりよければ~」は知っていたので、これを用いつつ説明的な訳となりましたが、相手側で早く分かった人がくすくすと笑い、その横の人が説明を求め、この説明が次の人次の人とだんだんと広がって行き、最後には会議室全体がざわざわとして笑いで包まれたことがあります。 通訳の場合、その場で確認することもできるのでいいのですが、翻訳でやはり内容がおかしい文章に出会ったときは、確認作業に手間取るので苦労します。最近感じることですが、特に技術系の人の文章が崩れているようです。「てにおは」のおかしさは言うに及ばず、文章を書いた本人は分かっているつもりのようですが、主語や目的語がなかったり、取り違えていたりするケースが散見されます。当然、エージェント(翻訳事務所等)を介して客先へ確認依頼をしますが、まず失礼があってはいけないので、こちらとしても調べられる限り調べ、それでもおかしいという証明みたいな文章を作成して問い合わせるので、時間がかかって仕方ありません。 現在はネット環境が充実しているので検索もしやすいのですが、逆に言えば現在の技術翻訳は検索能力が問われているのかもしれません。 他には個人的な分野別テクニカルタームのデータベースを作成しています。

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質問者

お礼

フランス語の通訳・翻訳をされているのですね! ご回答、ありがとうございます! また、過去のご回答サイトも拝見しました! >日本側の発言の内容がよく分からない場合です。 皆様もおっしゃられるように、本当にそうですね。 私自身も経験ありますが、本当に苦労します。 PunPiPonさんがおっしゃるよう、「内容が不明な内容を そのままのニュアンスで訳せる」ようになることが必要だと 感じました! また、>先方が書いてきた原稿をそのまま読み上げるとき。 事前に入手できた原稿があるのとないのとでは、全然違いますね。 当日、>懐から分厚い原稿を出し、「桜の花もほころぶ今日このごろ~」 といった風にはじめてくれます。 すみません(笑)状況を想像したら、第三者として笑ってしまいました(^^;) そうなんですよね。たまに、こういうことが起こりうるようですね。 >人が頭の中で考え考え話すのと、原稿を一気に読むのでは、 まったくスピードが違うことが分かってないようです。 同感です。通訳する側の立場も分かって欲しい、と 思います! それと、>諺を挟んでくる人。それも少しアレンジした諺を。 これは、非常に苦労すると思います! 私はまだこのような経験はなく、翻訳の範囲も狭いので恐縮ですが、 >「終わりよければすべてよし、と言いますが、今回みたいに 最初がよければ終わりはもっとよくなるでしょう」と言って締めくくってくれました。 私がその場にいたら、訳せません(><) このようなアレンジも訳されたのですね! 最後には会議室全体が笑いで包まれたのは、素晴らしいです! >翻訳でやはり内容がおかしい文章に出会ったときは、 確認作業に手間取るので苦労します。 おっしゃるとおりですね!本当に「書いた本人は分かっているつもり」 というのは、私も苦労しています。 何度も書いた本人に確認したり・・・ >現在はネット環境が充実しているので検索もしやすいのですが、 逆に言えば現在の技術翻訳は検索能力が問われているのかもしれません。 同感です! 正直、私の英語力・中国語力は、皆様と比べると大したことはありません。 社内翻訳として給料をもらえてるのは、たまたま他に適任者がいなかった だけだと思っています。 そんな私でも、会社の役に(翻訳業務において)たてているのは、 適訳を探す、適語を探す「検索能力が長けている」からだと思っています。 沢山勉強になりましたし、また苦労話もとても参考になりました! それに今まで気づかなかった部分、例えば最後の「技術翻訳は検索能力が問われる」 ということなど、改めて気づきました。 ご回答、本当にありがとうございました!

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