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交流電流が理解できません

中村 拓男(@tknakamuri)の回答

回答No.4

極性というものに誤解が有る気がしますが、取りあえず説明します。 1. 電流は流れれば仕事ができます。電流が逆に流れると 正に流れた時の仕事を打ち消すというような考えをお持ちのようですが、 それはおかしな考え方です。 例えば電球はタングステン原子に電子が衝突して、電子がタングステンに 熱エネルギーを与えるために点灯します。電子が逆に流れたらタングステン から熱が吸い出されるわけではありません。 2. 最近の家庭用電気製品は インバータ式の同期モータが多いので、 基本的に直流モータです。つまり、中で交流をいったん直流に直して それを電子回路でスイッチングして使っています。 交流から直接回転磁界を作るタイプのモータもあります。   このあたりは誘導電動機などを学習してみてください。 >私の理解では小刻みな正逆回転を繰り返すはずです なんとなく想像されているものが判りますが、誘導モータなどの交流モータは 直流モータとは全く異なるものなのです。まずその構造を学習することをお勧めします。 もちろん電磁誘導に関する基礎知識が必要です。 3. 金属中では自由電子がいったりきたりしていると考えて問題ないと思います。 4. 「平均が表示されている」というのは正しいですね。テスターは一定期間で計測した 値を表示しています。瞬間値ではありません。 交流の電圧計は実効値(root mean square value, RMS) を計測する装置です。 実効値(root mean square value, RMS) とは電圧の2乗の平均の平方根です。 電圧を V = Asin(ωt) つまり正弦波とすると、   V^2 = A^2・(1/2)(1-cos(2ωt)) なので、交流の周期より十分長い期間では V^2の平均値 = (1/2)・A^2 なので   実効値 = √(V^2の平均値) = (1/√(2))・A = 0.707 A なのでピーク値が 141V なら RMS は 100V になります。 交流電圧系は実効値を計測するように作られていて、直流電圧系とは構造が異なります。

ircrx01
質問者

お礼

すべての疑問項目に丁寧な解説をしていただき、ありがとうございました。

ircrx01
質問者

補足

電流とは「乾電池のようにプラスからマイナスへの向きがある」 という固定観念にとらわれていました。 自由電子は必ずしもマイナス極から出てプラス極へ帰らなくても 往復する動き自体が(向きに関わらず)流れとなり 仕事をするのですね。 モーターに関しても直流モーターしか知らなかったので 誤解していた事が分かりました。

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