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なぜ日本ではサッカー人気や実力の台頭が遅れたのですか?
- 日本でのサッカー台頭が遅れた理由を考える際、選手数の面での差が大きな要素となります。
- また、野球の人気やメディア露出の高さも、日本のサッカー発展に影響を与えた要因です。
- さらに、高校野球への重視や組織の違いも、サッカーが遅れた要因として考えられます。
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野球を見慣れてしまうと、サッカーは点がなかなか入らず見ていていらいらします。サッカーに興味ない人は、そんなの90分も見れないという人も多いです。欧州でも時々暴動が起きるのは、点が入りそうで入らず、フラストレーションが溜まるからとも言われています。 戦前からプロ組織のあった野球に比べれば、プロ組織のない社会人サッカー部ではいつまでたっても技術は向上しないし、アジアでも勝てなければ興味など持ちませんから、競技人口も増えません。サッカーが台頭しなかったのは、野球の下地ができてしまっていたからとも言えるかもしれません。欧州は逆に野球が今でも殆ど行われていなかったのもあるでしょう。 ただ、高校を独立した連盟することはありえない話です。野球が高校、学生、アマ、プロと独立してしまい簡単に交流もできず、対立した歴史があるわけですから、ひとつにまとまり、ピラミッド型の組織を形成しているのは他競技からも理想的と言われています。 加えて今高校サッカーはユースに有力選手が集まり、漏れた選手が高校のサッカー部に入る流れになっているため、レベルの低下が指摘されています。今の高校生は昔は国立でプレーするのが夢でしたが、今はプロで活躍し海外移籍するのが夢で、早くからプロの下部組織に入るのが近道だという考えです。過去はともかく、今から高校を独立した組織にする動きは、日本サッカー協会には盛り上げようという気持ちはあっても、それが独立に結びつくことという考えなどないし、議論にすら上がらないでしょう。 高校サッカーを盛り上げようとする動きは以前からいろいろやってます。関西で盛り上がらなかったため首都圏開催に移行し、関東の代表校は初戦から地元で試合させたり(埼玉代表なら埼玉会場)、天皇杯の前座で開催していた開会式を独立させ、 直後に開幕試合を設定し一方は必ず東京B代表にし、決勝戦を必ず休日(成人の日)にあてたりなどの集客の効果は出ています。 そもそもテレビ中継が少ないのは、高校野球は甲子園球場だけで1試合ずつ順次開催して全試合放送してますが、サッカーはインターハイでも多くの会場で同時進行しているので、全試合生放送は無理な話で、録画放送も含めた放送には限界があります。バレーやバスケも複数会場で同時進行ですから、逆に高校野球だけが特殊です。朝早いと7-8時の試合開始をする球技などは他にはなく、選手の体調や健康管理の問題も長年指摘されていますから、炎天下での開催など多くの問題も残していますので、野球のやり方がよいというわけではないでしょう。
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- qwerjp
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日本には蹴鞠があったので「どうせやるなら蹴鞠でいいんじゃない?」 という風潮が強かったようです。 次に野球の方は読売という大企業&マスコミがスポンサーになったの に対し、サッカーには有力なスポンサーがつかなかったのが大きいかと 思います。(何故野球を選んだのか、のは多分当時のトップの好み) テレビが普及して皆が見る時に放送されるのは野球と相撲……人気で差 をつけられるのは道理だと思います。 更に海外と日本の企業や金持ちとのメンタリティには大きな差があります。 というのは日本の場合、スポーツチームを持つのは広告なんですよね。 それに対して海外は金持ちが趣味や道楽で所有するんです。 趣味や道楽だから何百億も投入していい監督、いい環境、いい選手を揃え ますし、赤字になったところでオーナーは平然としてるのです。 日本だとそういうところはトヨタくらいなものです。 おまけながら、海外で通用しないとなかなか興味を持たないという日本の 国民性もあるかと思います。 だから代表やなでしこが人気出てきてる今こそ底上げのチャンスではある と思います。
お礼
ありがとうございました。 日本でも野球があまり普及していなかったら、今の国内での高校・プロのスポーツ勢力図はどうなっていたのか気になります。
- mcnj
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#3です。 野球の専門家ではありませんので、よく理解してない点がありますので、お許しください。 野球は、今もそうですが、昔から、世界的には、マイナーなスポーツですね。。 日本に紹介された頃、野球をやっていたのは、米国とフィリピン位では無かったでしょうか。 日本では、早慶戦などで、人気スポーツになりましたが。 サッカーは、その頃、ヨーロッパ中心に、国際的な人気のスポーツでした。 日本への紹介が遅れた事情はわかりませんが。 おっしゃる様に、サッカーは、ボールがあれば、蹴るだけで遊べますが、野球は、グラブやバット、広場が必要ですので、貧しい国では、普及しにくい面があります。 世界的に普及するには、サッカーの方が有利だったことでしょう。 日本のサッカーが、世界で勝てる様になるには、サッカーを国技とするくらいの、国民の関心度が必要ではないでしょうか。
お礼
ありがとうございました。 日本は電化製品ではガラパゴスだとよく言われますが、球技でもガラパゴスな部分満載ですね。
- thunder-bird
- ベストアンサー率26% (304/1143)
それは日本では蹴鞠 (けまり)があったからです。 今後、日本は蹴鞠を国技としてプロ蹴鞠リーグを立ち上げるべきです。 蛇足ですが、全く根拠の無いくっだらない話なのでスルーして結構です。
お礼
ありがとうございました。 蹴鞠は伝統ありますけどね…
- mcnj
- ベストアンサー率39% (71/178)
結論からいえば、サッカーに、国民の関心が薄かったからです。 野球選手になれば、サラリーマンの数十倍の年収を手にすることも可能でした。 その頃の、サッカーをやる人間は、会社の宣伝の一部を期待されて、会社員としての(プロではなくアマチュアとして)サッカーをやらされていました。 優秀な人材は、皆、野球に流れてしまっていました。 これでは、国際試合に勝てる訳が有りません。 韓国(早くからプロが有った)に長いこと負け続けていたのは、そのためです。 それでは、なぜ、日本より貧しかった韓国で、プロ化が可能だったかと言えば、サッカーで勝つことで、国家高揚を図ろうとしたからです。 国際試合で、負けたら、国民だけではなく、国からも、袋叩きにされました。 もちろん、政治家も、サッカーに大きな関心を示さないと、当選できませんでしたから。 大きな国際試合を、スタンドで観戦しない大統領は、国民から相手にされません。 日本の国会議員で、何人の議員が、サッカーの国際試合を見ているでしょうか。 幸い、今の日本のサッカーは、プロ化が進み、経済的にも、安定しましたので、韓国とも、互角以上に戦えるようになりましたが、これから、世界へ進出するには、もっと、国民がサッカーに関心を持つことが必要です。
お礼
ありがとうございました。 サッカーは野球に比べて初期投資が少ないので、GDPが低い国でもプロリーグが形成できたといわれていますが、そこはどうでしょうか?
補足
追加ですが、日本で野球の下地が早くに確率された理由が知りたいですね。 野球人気がほとんどなかった頃ならば、サッカーの下地も確立できたのではないかと思います。
- best1968
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こんばんは。 興味深い質問です。歴史学、社会人類学、日本人論、世代の対立など・・論文が書けそうな感じですね。 個人的な見解ですが。 一言で言えば、日本人が『サッカーを知らなかった』・・からだと思います。 (1)アメリカの影響・・開国以来アメリカの影響力が強く、サッカーが多くの国(大英帝国の影響を受けている国も多い)で普及していったのに対して日本では「野球」だけがプロの球技だったせいもあります。実際、70年代ごろには香港などにはプロのサッカーチームがすでに存在しました。毎日のように夜のゴールデンタイムに放送される野球にあこがれる子供たちが野球以外のスポーツにあまり興味を示さなかったのは仕方ありません。子供の頃、「サッカー不毛の地」というのがあって、アメリカ・日本・オーストラリアでした。今やアメリカはサッカー競技者人口世界一。女子サッカーは国技並の人気に。オーストラリアは欧州で100人以上プレーするFIFAランクアジア一位の国に、そして日本でもいまや「国民的スポーツ」と変貌しました。そう考えれば歴史の必然。時間が少しかかったぐらいに考えても良さそうです。 (2)とにかくライバルが多すぎた。そして弱かった。・・現在なら野球なら日本に勝てそうなのはアメリカ・韓国・キューバ・台湾ぐらいでしょうか。サッカーでアジアだけ見ても負ける可能性のあるのは、韓国・北朝鮮・中国・タイ・イラン・イラク・クウェート・サウジ・ヨルダン・バーレーン・シリア・オマーン・ウズベク・オーストラリアなどなど20カ国ぐらいはあるでしょう。あまりにもライバルが多すぎる。過去はもっと悲惨でした。タイに5-2で負けた試合もありました。五輪をかけた試合でマレーシアに0-3で完敗しました(ミュンヘン五輪予選)。韓国・中国にいたっては勝つなんて10年に一度ぐらい・・国民の関心がいかないのは当然でした。ちなみにサッカー日本代表は「聖地国立」でまだ一回も韓国に勝っていません。 (3)サッカーの素晴らしさに気がつかなかった・・今では、世界中のサッカーの試合がライブで見れる時代となりました。昔はCSもBSも、もちろんネットもなかった時代。日本は世界とは別のスポーツ文化が進みました。いわばスポーツの鎖国状態。今では、五輪以上にサッカーのワールドカップが世界最高の人気を誇る大会と日本人みんなが知るようになりました。 (4)日本人はサッカーに向かないという誤解と偏見・・これも現在では解消されました。逆にボールゲームでは一番「日本人向き」のスポーツと言えます。身長や体格やパワーでない部分で・・。俊敏性・組織力・パスワークなど。昨年のなでしこや、ドルトムントの香川の活躍を見ても分かります。昨年サッカーの男子・女子それぞれの代表に「まるでバルセロナのようだ」という賛辞が海外から寄せられたのを見ても、浮き沈みはあろうとも日本ではもうサッカーが昔に「戻る」ことはありえないと考えます。 (5)昔はサッカーに「夢」がなかった・・Jリーグの創設は長い目で見れば日本スポーツ界の革命でした。社会人スポーツではなく「クラブ」。企業名は表に出さず、「地域」を大切にする。政治にも通じるところです。守旧派は衰退していき、サッカーが「世界に出ていけた」ことによりその格差は増してきています。昨年の子供の「将来なりたい職業」の男の子の一位はサッカーでした。さらに、昨年のなでしこの活躍でサッカー少女も飛躍的に伸びていくと思います。Jリーグ創設と共に代表が強くなり、それをみて子供たちも夢を見る。アメリカではなく世界を夢見ることができる。この流れはまだまだ加速していくと思います。23歳以下の五輪代表で海外チーム所属の選手は北京五輪まで0でしたが、ロンドン五輪では宮市・香川・大津・宇佐美・酒井高・指宿などの「海外組」の出場も期待されます。 (6)昔は現実を知らなかった・・子供の頃は野球少年で巨人ファンでしたが、サッカーを知って唖然としました。世界にとっては王選手も長島選手も「無名」でした。現在でもイチローやダルビッシュも無名です。TVの海外ロケで知っている日本人はの質問があったのですが出てきたのはサッカーの本田圭と香川でした。「興行」として発展してきた野球や相撲という「ドメスティックスポーツ」(五輪競技に向かないスポーツ)に日本人が飽きたというより「多様性」に気づいたのだと思います。 (7)マスコミの影響・・今でもスポーツ新聞は「野球・競馬」新聞のようですし、50歳以上ぐらいの男性ではまだサッカーの話になると顔をしかめる人も多いです。仕方ありません。彼らはそのように育ってきたのだし、急に「現実」を知らされてもついては行きにくいです。各新聞社がプロ野球や高校野球と強いつながりをもっていました。他のスポーツは疎外されていた時代と言ってもいいです。ただサッカーのワールドカップは1974年から一度も欠かさず地上波で決勝が生放送されました。私も映画館で見ましたが1966年のイングランドワールドカップの記録映画は映画館で上映されました。1970年のメキシコワールドカップは全試合録画でしたが1年かけて放送されました。それらを見てサッカーの虜になった現在の指導者も多いです。潜在的に日本人はサッカーが好きだったと考えることもできます。 最初の回答の裏返しになりますが、日本人がここまでサッカー好きの国民になったのは「サッカーを知ったから」に他なりません。
お礼
ありがとうございました。 高校サッカーは戦前から存在していましたが、どうも高校野球と比べて不遇な部分は否めないですね。 高野連のような高体連とは独立した組織を作れば、注目度も上がるかと思いますが…
- ゆのじ(@u-jk49)
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半世紀前頃まで、球技と言えば、野球・バスケット・バレーで、中学高校にサッカー部はありませんでした。グランドも野球部と陸上部で、殆どの学校では、サッカー部の入り込むスペースがありませんでした。そういう歴史をまだ引き摺っているものと思われます。ともあれ、私の知る限り、中学時代に野球部だった人が、高校でのレギュラーを断念し、高校からサッカーを始める人が増え出してから、少しずつ人気が出てきたように思います。冬場の練習は、雪の中でも、専らサッカーをやっていましたから、野球部員はサッカーも上手だったのです。
お礼
ありがとうございました。 >球技と言えば、野球・バスケット・バレー こういう体制だったのは何故でしょうか?
お礼
ありがとうございました。 高校野球の場合、甲子園は高野連が借りられる日数に限度があるため、体調管理の問題があってもやすやすと対処できないということを聞いたことがありますが…