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選挙について

bismarks05の回答

回答No.2

簡単にいえば、 当選する議員一人当たりの得票数の選挙区間における較差のことですが 極めて単純な小選挙区制度の事例で提示しましょう A選挙区:有権者数 4万人 B選挙区:有権者数 2万人  A、Bの両選挙区とも、一人しか選出できない小選挙区制度では、A選挙区選出候補は4万人の主権者・B選挙区選出候補は2万の主権者を背負っていることになります B選挙区の一票の価値は、A選挙区の2倍の較差がある、と考えられます。 なお、選挙区内に複数の当選者が選出される大(中)選挙区についても大差ありませんので、自分で考えられることをお薦めします せっかくなので、前回の衆議院選挙の『一票の格差』について最高裁の判決から勉強しましょう 原文PDF:http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110325091055.pdf 重要な情報は三つ (1)衆議院議員選挙区画定審議会設置法で 選挙区間の較差(格差と同じ)を二倍以内とする条文があること (2)1人別枠方式 (どんなに人口の少ない都道府県でもあっても確実に一議席を確保すること) (3)選挙制度に関する制度の決定権が憲法規定から国会に属すること (立法裁量権、という) 最高裁判所は、 一票の格差(投票価値較差)が最大で二倍以上ある選挙区が複数あることを問題にして、法の下での平等の憲法規定から衆議院選挙が「違憲状態」だと認定します そして、(2)を改めて、較差を(1)で規定した二倍以内のなるように、(3)にある国会に要請しています 原文を引用しておきましょう PDF12p文末より 「できるだけ速やかに本件区割基準中の1人別枠方式を廃止し,区画審設置法3条1項の趣旨に沿って本件区割規定を改正するなど,投票価値の平等の要請にかなう立法的措置を講ずる必要があるところである。」 なお、極めて初歩的な資料があるサイトを参考URL添付しておきます

参考URL:
http://www.ippyo.org/
yuzowylde
質問者

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