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斉藤茂吉 短歌
猫の舌のうすらに紅(あか)き手ざはりのこの悲しさを知りそめにけり この短歌の意味のあるサイトを探してみたのですが、みつかりませんでした。 この短歌の解釈はどういう内容になりますでしょうか?
- milkyway8
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質問者が選んだベストアンサー
そのとおりです。 古文の「知る」は「わかる」と解釈すればよろしい。 「けり」は和歌では「詠嘆」の意味。「自分が経験していない過去の出来事を発見した」=「そうだったのか」 「に」は強意、もともと「ある状態に移行し終えた"完了"」なので、 知り 初め に けり 直訳→ わかった、初めて そうだったのか あぁ~。 意訳→ 猫のさびしがる様子をみて、自分の寂しさを客観視できた(もちろん創作、ほんとうは東京に電報が着くより前から覚悟はしていた)。
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- cxe28284
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悲しさは猫という動物へのいとしさ、憐み情をかけるそんな気持ちも含まれていると思います。 知り初めにけりは文字通り初めて知る。 そめる初める>他の動詞の連用形に接続してその動詞の意味が始まる。 夜が明け初める。 見初める 思い初める
- sosdada
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猫を飼った人、あるいはネコ派(犬派ではない人)には、分かりづらいでしょう 根kの生態とセットなのです ねこが、自分の手をなめいる。 自分の家では昔から猫を飼っていたが、特に気を払っていなかった。 が、 自分も色々あって、今ではぼんやりと自宅の庭を眺めることもある。 ある日、今までかまってやったことのないネコが、 自分の指先を、舌を出して目を細めて (この時のネコの表情をイメージできるか否かが、鑑賞の分かれ目) なめている。今まで一度もまともにかまってやってことなどないのに。 ざらざらとした感触(ネコ好きにしかわからないという、鑑賞の分かれ目)が新鮮だ。 そうか、おまえも歳をとったんだな。俺と同じように。 お前もいろいろあったんだな。初めてわかったよ。お前の寂しさを。 そういえば、お前は子供を産んでなかったな。 さびしいのは俺だけじゃなかったんだな。 なお、 事実として、ねこが子供を産んでいなかったかどうかは、創作作品なので、どうでもよい。
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