- ベストアンサー
試算表について
借入れをしていると試算表の提出を要求されることがあるから、こまめに処理してできるだけ新しいものを作っておかなければならないと聞きました。 そこで質問なんですが、試算表を調べると「仕訳が正しく元帳に転記されているかどうか確認するために作成」するものだとあり、残高を貸借に並べてありました。 これって貸借対照表、損益計算書とは違うのでしょうか? よろしくお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
いわゆる、簿記で言うところの正確な意味の試算表と、実務上での試算表には、若干の差異があると思われます。実務的に言うところの「試算表」の方が広義であるといえます。 現在のコンピュータ会計ソフトなどでも、試算表として出力しても、結局貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)が出てくるものが多くあります。 実際には試算表では、B/S科目もP/L科目も、縦に全ての借方残・貸方残をそれぞれ集計して貸借一致を確認する方法が採られます。 ここで貸借が一致しないと、どこかに転記ミスがあるということがわかるわけです。 そして、貸借が一致したら、次にその残高をもとにしてB/SとP/Lの作成作業を行うことになります。 実務的に銀行などが「試算表を下さい」と言ってきた時には、一般的には、B/SとP/Lを作成しています。試算表では、当期利益が直接表現されていないため、B/S部分またはP/L部分の貸借差額を手で計算して当期利益を把握しなければならないという不便さがあります。
その他の回答 (2)
#1の追加です。 銀行に試算表を提出する場合、一般的には、その月までの貸借対照表や損益計算書を提出した方が望ましいですが、残高試算表を提出しても問題はありません。
お礼
残高試算表でもいいわけなんですね。 どうもありがとうございました。
複式簿記では、全ての取式が借方と貸方の勘定科目に分かれて記帳されます。 試算表とは、この、期中に記録されたすべての勘定科目の残高を一覧表に記載したもので、借方と貸方の合計が一致するかどうかで、記帳が正しく行われたかどうかをチェックすることができます。 この試算表には、全ての勘定科目が含まれていますから、ここから貸借対照表に関連する勘定科目を拾い出して貸借対照表を、損益計算書に関連する勘定科目を拾い出して損益計算書を作成します。 この、貸借対照表から計算した利益と、損益計算書の利益が一致すれば、計算に間違いがなかったことになります。 詳細は、参考urlをご覧ください。
お礼
どうもありがとうございました。
補足
そうしますと、銀行から試算表を出してくれといわれた場合、貸借対照表や損益計算書をつくるのではなく、残高試算表を提出することになるのでしょうか?
お礼
非常にわかりやすい回答ありがとうございました。試算表と言っても簿記上と実務上?ではずれがあるわけですね。大変勉強になりました。