• ベストアンサー

静電気の実験をしようと思ってます

界面活性剤の効果を調べたくて、塩ビ板の表面に界面活性剤を塗布し、裏面にはなにも施さないで、帯電防止効果を計測しようと思っています。 すでに帯電している塩ビ板の表面に界面活性剤を塗布したら、裏面の帯電もなくなってしまいました。 この現象をわかりやすく説明していただけませんか? よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#175206
noname#175206
回答No.1

 板の場合ですと、表面・端面・裏面にほぼ同じように電荷が溜まっています。端面はちょっと事情が違うのですが、理解するには問題ないので、同じようだと考えて構いません。  この電荷というのは、余計に溜まった電子のこともあれば、原子核の周りにある電子が不足した状態のこともあります。  分かりやすさのため、電子が余計に溜まっているとして考えを進めてみましょう。  この電子は小さいものに溜まった弱い静電気でも非常にたくさんあります。電子同士は同じマイナスの電気で、同じだと反発しあいます。  反発しあう結果、電子は等間隔に並びます。もしそういう等間隔より近い電子二つがあれば、その電子同士の間に働く反発力が強く、それらの反対側からかかる他の電子の反発力が弱いため、すぐに離れて、結局は全ての電子が等間隔に並びます。  これらの電子が、塩ビ板の表面と裏面にびっしり等間隔に並んでいるわけです。表面の一部でもいいので、この電子を塩ビ板から取り去ってやるとします。仮に丸く取り去るとしましょうか(四角でも三角でもなんでもいいんですけど)。  すると、電子が丸く取り去られた周囲にはまだ電子があるわけですが、丸く取り去られた部分からの電子の反発力はなくなっていますが、その反対側からは反発力が掛かっています。  すると、丸く電子を取り去った部分の周囲から、次から次へと電子が流れ込んでいき、また前よりまばらですが、やはり電子が等間隔に並んだ状態になります。表も裏も等間隔です。  これを何度も繰り返したら、まばらの度合いが増していき、ついには余計に溜まった電子が無くなり、静電気も消えます。  表面だけ静電気を取り去ろうとすると、上記のような感じで、裏面も丸ごと静電気の素になっている電子を取り去ることになるわけです。  ですから逆に、表面だけ静電気を消して、裏面だけ静電気を残すことはできないのです。常に表裏平等に静電気があるか、無くなってしまうか、どちらかしかできないのです。  ちなみに、電子が不足して静電気がある場合も同様です。このときは、電子を与えて行くのですが、部分的に与えても、上と同じような感じですが、原子あるいは分子でもいいですが(これも等間隔)、電子の足りなさが等間隔になるよう散らばって行きます。  余談ですが、静電気は尖った物に溜まりやすい性質があります。これをうまく使ったのが避雷針だったりします。

jinjinruirui
質問者

お礼

わかりやすい説明ありがとうございます。 ということは、何種類かの界面活性剤の効果を実験しようと思ったら、その種類の数の塩ビ板が必要になるということですよね? 実験方法を変えてみます。

関連するQ&A

  • 界面活性剤タイプの帯電防止剤について

    現在、界面活性剤タイプの帯電防止剤の選定にあたって、界面活性剤について調べております。 帯電防止スプレーの中に使用されております界面活性剤には「カチオン系」、「ノニオン系」、「カチオンおよびノニオンの混合系」等がありますが、 「カチオン系界面活性剤」、「ノニオン系界面活性剤」の違い、特徴を教えてください。 また、樹脂表面に帯電防止スプレーを塗布して帯電防止を行おうとしておりますが、用途によっては「カチオン系」「ノニオン系」を使い分けたほうがよろしいのでしょうか? 以上、宜しくお願いいたします。

  • PP製品の静電気対策をしたいのですが。

    脱塩ビで、椅子の座面をPPの成型品に変更しましたが、人体帯電で金属部に触るとショックがあるということで、その対策を取らねばなりません。帯電防止剤を添加する方法もありますが、高価になり、その効果も持続性に不安があります。帯電状態の再現や帯電防止効果の評価基準など条件設定などが判りません。 1.帯電防止剤を添加せずに成型の形状で防止出来ないか、例えば表面を凹凸にするとか、中空にするとか。 2.擬似的に帯電させる人体モデルのようなものがあれば、帯電電位を一定にして、帯電防止の評価が出来るのですが。  何か情報がありましたら伝授下さい。測定は近くの公的試験機関で可能です。

  • アクリル板にいい帯電防止クリーナーを教えてください

    私は現在、アクリル板を扱うことが多いのですが、 帯電しているのか その表面に埃が沢山付着して困ってます。 帯電防止クリーナーとして「ポリケア」というものを使っていますが それでも効果は いまいちです。 他になにかいいクリーナー もしくは対策があれば教えていただけないでしょうか?

  • 非イオン性界面活性剤の特長とは?

    非イオン性界面活性剤の特長とは? 界面活性剤について調べています。 それぞれのよい所を簡単にまとめています。 陰イオン性・・・洗浄力が高く、泡立ちもよい 陽イオン性・・・帯電防止 両性・・・極めて刺激が少なく、安全性が高い しかし、非イオン性がよく分かりません。 ・水の硬度に左右されない ・他のどの界面活性剤とも併用可能 これしか分からないのですが、ほかによい面はありませんか? 化粧品成分の勉強を始めたばかりの初心者ですが、 ご存知の方、ご回答をお願い致します。

  • 完全溶解していない液体の表面張力について

    界面活性剤が完全溶解していない溶液の表面張力について質問があります。 オリゴマー型界面活性剤を水に添加したら液が白濁して表面張力が低下したので、界面活性剤の一部が溶解して表面張力が低下したと思っていたのですが、白濁液をろ過して得られた透明な液の表面張力は、水そのものと同じ値でした。 界面活性剤の添加によって水が白濁するので、少なくとも界面活性剤が分散していることは確かなのですが、溶解ではなく分散しているだけで液体の表面張力が下がるという現象は、一般に起こりえることなのでしょうか? こういった分野に詳しい方がいらっしゃいましたら、ご意見いただけないでしょうか。よろしくお願い致します。 ちなみに、ろ過は孔径0.2μmのろ紙で行いました。

  • 静電気防止スプレーの仕組み

    静電気防止スプレーはアルコールや界面活性剤を成分としているようです。 これらは、衣類などにたまった静電気をどのような仕組みで逃がすのでしょうか。 この静電気防止スプレーを触ると放電するドアノブなどにかけたら理論上効果はあるでしょか。 また、静電気防止のため、手首にするベルトのようなものはどのような仕組みで静電気を逃がすのでしょうか。 これらについてご存知の方、教えていただけないでしょうか。 日常悩んでいることなので理屈が分ればよりよい対策を立ててみたいと思っています。 よろしくお願いいたします。

  • 静電気を発生させ、アクリル板に紙を貼り付けたい

    現在、アクリル板を半永久的に帯電させて、接着剤を使わずに紙を貼ったり剥がしたりできる掲示板を作ろうと考えています。 帯電の方法なのですが、検索しても大掛かりな静電気発生装置を使った方法しか出てきませんでした。 最近、静電気を利用して壁やガラスに貼れるホワイトボードシートが出回っているんですが、あれはどういう仕組みなんでしょうか? イメージでは帯電させるためのスプレーとか表面塗布できるような薬剤があるのではないかと考えているのですが、ヒットしません。 透明のフィルムシールのようなものでもあれば使いたいと思っています。 条件としては、貼り付ける材質はアクリルと紙。アクリルの透明度は必ず維持すること。また、完成品に電極などの装置は使えません。 どなたかご存知の方、いらっしゃいませんか?

  • 静電気の逃がし方

    シールの裏面についてるような材質の紙が、ゴムと金属の間を通って摩擦が発生し(予想)、80度くらいに傾斜された鉄の板の上をすべらせると、はじめにいった「シールの裏面のような物体」がくっついてしまいます。季節がら乾燥しているのでしょうがないのかもしれませんが(やはり湿気が必要?)、これをすんなりすべり落としたいのです。斜めの鉄の板にアースを行っても駄目。帯電処理されているゴムを鉄の板に張り付けても駄目。紙を張り付けても駄目。布地の製品(テフロンクロス)を貼り付けても駄目。静電気の逃がし方何かありませんか?

  • 電気特性のあるガラス

    帯電防止機能のあるガラスを探しております。 電気抵抗地は10(8)Ω程度のものを探しております。 またガラスなので透過率ができるだけ高い物を探しております。 表面処理などでいろいろ試みたのですがガラス表面よりはげやすく困っております。 表面処理の場合はガラス基板からはげにくい物か素材自体でたいで帯電防止機能を持つガラスの情報をお待ちしております。 みなさまよろしくお願いいたします。 これより一週間、出張でお礼文がかけませんが皆様沢山の情報をよろしくお願いいたします。

  • 界面活性剤について

    学校で出た問題なのですが、さっぱり分かりません。分かる方は教えて下さい。 界面活性剤の濃度が(1)CMCより低い場合、(2)CMCに等しい場合、(3)CMCより高い場合で、界面活性剤の存在状態を水の表面と内部に分けて説明せよ。