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欧州債務問題について!

なぜ欧州債務問題でアメリカが景気後退に陥るんですか? すみませんが、調べたものの、上手く理解できなかったので詳しく回答お願いします。

みんなの回答

  • akik
  • ベストアンサー率33% (93/277)
回答No.3

誰でも、損を抱えると、消極的になりますよね。特に評価損は インパクトが大きいのです。評価益は気持ちを大きくさせる効果が あります。だから、バブル経済が生まれます。 欧州債務問題の本当の問題点は欧米の金融機関が欧州の国債を 保有しており、その評価損や売却損で経営不安に陥る可能性が 高いことです。 欧米の金融機関、特に投資銀行が抱え込んだ損が増加するにつれ 金融機関が経済活動に消極的になり、お金の動くスピードが低下する からです。特に評価損は金融機関のトップを悩ませます。 リーマンショック以降の米国大手金融機関が赤字になるのも評価損 が原因です。評価損は売却損よりも怖いのです。 日本でも、金融機関の不良債権が問題になった時に、日本経済の 足を引っ張ることになりました。不良債権も評価損ですよね。 お金の動くスピードが低下すると、景気が悪化します。逆に、速くなる と、景気が上向きます。 「風が吹けば、桶屋がもうかる」理論です。

  • nasi000
  • ベストアンサー率19% (100/514)
回答No.2

ザックリいいますと、ギリシャ破綻状態になりギリシャ国債が紙切れになると、その事でEU各国の銀行の財務が著しく毀損します。また、ギリシャ国債保証債権のような関連債権が大量に発行されており、その支払を行わなくてはならない金融機関が数多く存在します。その支払を行うとそれら金融機関の多くが倒産すると言われ、実質支払い能力がない状態にあるようです。そして大手が一社でも潰れれば、ギリシャと似たような状態に置かれた国々Pigs諸国も破綻状態になり、更に関連債権も紙切れになり、止まらない連鎖破綻が起こる見込みです。これらの債権は米国金融機関も当然保有しています。 金融市場には核爆弾の臨界点のようなものが存在していて、一定程度の爆破が起こると爆破による爆破の連鎖が起こり市場が壊滅状態になる仕組みになっています。 「信用リスク」が大きくなると、それは「流動性リスク」として連鎖し、その事が「システミックリスク」を発生させます。 「信用リスク」とは、どの市場が危険なのか、どこの企業が危ないか、どの債権が危険なのか、などの恐れが市場に蔓延し金融機関がリスクを嫌い金利を高騰させたり、または自らを守るために貸し剥がしを行なったり、あるいはお金自体を誰にも貸さないような行動に出ている状態です。 「流動性リスク」とは、ある債権や関連債権、または特定通貨などの売り方に注文が殺到したり、あるいは買い方に注文が殺到したりしてしまうことで、流動性がなくなり、実質的に売買が行えないような状態をさします。 「システミックリスク」とは信用リスクと流動性リスクの顕在化によって市場が市場として機能しなくなってしまう状態です。一度こうなってしまうと市場原理に則り放置すれば経済は恐慌へ向かう事となります。 そして現在の米国政治情勢です。アメリカでデモが行われていることや、少し前に米国議会が混乱した債務上限問題などを見てもわかるように、アメリカの国民の金融機関への批判が高まっています。「リーマン・ショック時を始め、政府は多額の公的資金を使い手厚い金融機関救済を行ない、そして救済された金融機関は今も多額のボーナス支給などやりたい放題やっている。この不況や大量の失業者を作り出した大本である金融機関は救済され多額の報酬を受け取り、一方で問題のツケは多くの庶民へ被せられている状態ではないか」と。 このような政治状況でリーマン倒産時並のショックが発生すると、政治的に金融機関救済への動きがとれない可能性があるのです。リーマン・ショック時には多額の公的資金注入や財政出動、公共事業政策など、税金を湯水のごとくつぎ込んで、恐慌直前という事態から何とか市場崩壊の危機を守りました。しかもそれは世界中で行われたのです。が、今回の状況では、傍若無人な金融機関のあり方、それを救済した政府のあり方が、国民世論から厳しい批判を受けています。つまり経済合理性として正しかろが金融機関らが道理として許せないということです。また救済政策によって国の財政状態が悪化したと国家財政再建、緊縮財政推進派を支持も高まっています。 このような市場環境、社会情勢、政治情勢とが負の循環を呼び込みやすい状態に成っており非常に危険であると指摘されています。

  • Kunfu
  • ベストアンサー率38% (164/424)
回答No.1

英字誌「TIME」の記事にこんなのがありました。 ご参考になると思うので紹介いたします。訳がへたくそだったらごめんなさい。 最悪のシナリオ ギリシャ政府が支払不能、社会的不満爆発      ↓ ギリシャがユーロ圏に存在する      ↓ ユーロ圏の銀行が保有するギリシャの債務回収できない、かれらは貸出しを停止      ↓ 信用収縮、ヨーロッパの成長が遅れる、失業増加、借入コスト急上昇      ↓ 他の弱いヨーロッパ経済のマネーが流出、国々は資金調達できず支払不能かユーロを出る      ↓ 市場の不満、ヨーロッパ中の経済成長の停滞が世界的景気停滞を招く 景気の二番底 最善のシナリオ ギリシャ政府がユーロ圏を離脱し、ただちにその通貨を切り下げる、成長と競争力が回復      ↓ ユーロ圏の銀行はギリシャ債務に苦しむが、EUとドイツのような強い国が資本金増強を援助      ↓ 金融システムの安定性が回復      ↓ ギリシャに支出しなかった基金はイタリアやスペインのようなリスク国の強化に使われる      ↓ ドイツはユーロ圏を大きな財政統合に向けて導く      ↓ 市場は安定、ヨーロッパは通常の成長に戻る      ↓ 世界は二番底(double-dip)を免れる 驚くのは、ギリシャにユーロ圏からとっとと出て行けというのがユーロ諸国の本音みたいです。 結局はそうなるのではないでしょうか。

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