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線路に継ぎ目がある理由

ultraCSの回答

  • ultraCS
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回答No.9

隙間が空いている理由は既に出ていますが、何故、隙間を空けてしか設置できなかったというと、今から5-60年前のレールと枕木の締結は、犬釘という、頭のでかい釘を枕木に打ち込み、その頭部の顎の部分にレールの底面を引っ掛けるというもので、強い締結力が持続するのは無理で、暫くすると、枕木が割れたり、釘と枕木の間に水が入って錆びたりして釘が緩み、レールが外れないだけ程度の締結力になってしまいます。 http://www.takigamiseiki.jp/CCP.html この程度の締結力では温度によるレールの延びや車輪がレールを蹴る力の反動でレールが前後する匐進(ふくしん)という運動を押さえ込むことは難しかったのです。その為の遊びとしてレールの隙間(遊間)があるのです。もちろん、この程度の締結力でロングレールを採用したら、定尺であれだけ伸び縮みするのだから、ロングにしたらどれだけ伸びるかわからないと言うことで溶接技術以前の問題でロングレール採用など考えられませんでした。 この状況が変わったのは、東海道新幹線の建設です。高速運転する新幹線で振動や保守の改善のためにロングレールを実用化するため、鴨宮の実験線に先行して1957年に東海道線の藤沢~辻堂間に試験的にロングレールと伸縮継ぎ目が設置されました。ここで、わかったのは、日本の(世界に比べて)脆弱な路盤でも板バネを介した弾性締結によって両端100mの伸縮区間以外は不動区間として伸縮や匐進を押さえ込めることがわかりました。この成果を受けて東海道新幹線ではロングレールが広く採用され。これ以後、在来線でもロングレールが使われるようになっていきます。 ただ、初期の弾性締結はPC枕木でしか使えない技術で、ロングレールを使うには枕木ごと軌道を近代化する必要があり、なかなか普及しませんでした。 現在では弾性締結には、板バネを介したタイプから、より施工の容易なパンドロールが広く使われるようになり、最近の新設路線では、急曲線や駅などのポイント区間以外ではロングレールを広範囲に採用されています。パンドロールは木製枕木や鉄枕木、ラダー枕木(縦枕木)など適用範囲が広く、軌道改良が容易であるというのも長所です。 パンドロール(輸入元の住友商事のページ) http://www.sumitomocorp.co.jp/railway_products/product/pandrol/index.htm 現在の国内の高速鉄道路線のインフラは、路盤は省力化軌道や直結軌道にパンドロールで固定したロングレール、架線はフィーダーメッセンジャー方式(饋電線を使わない架線、JREのインテグレート架線やJRWのハイパー架線)がトレンド(死語?)になっています。 このブログに細かい説明がありました(ちょっと細かすぎて鉄以外は引いちゃうと思うけど) http://ed-75.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/index.html

pharmacien
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