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日本は永世中立国になれない?

小泉さんが、憲法9条改正について言及したことで、 ふと思ったんですが、 日本はなぜ永世中立国にならないんですか? 永世中立には自衛のための軍隊は、OKだったような気がします。 (気のせいだったらゴメンなさい) ということは、自衛隊は、海外に行かなければ、いいんですよね。 多分ネックになっているのは、アメリカとの条約だと思うんです。 日米安保は、いわゆる「軍事協力」ですから、 これを破棄すれば、永世中立国になれるのでは? それから、永世中立国になると、経済的、政治的に不利になるのでしょうか。 スイスとかオーストリアは、あまり発言力がないですよね。 なにも輸出入まで制限されるわけじゃないから、 少なくとも、経済的に発言力があってもよさそうです。 これだけ「平和」を叫びつづける日本のくせに、 なぜ先頭を切って永世中立国の宣言をしないのか、 不思議でなりません。 明確な回答は存在しないかもしれませんが、 みなさんのご意見をお聞かせください。

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  • Atalia
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回答No.4

経済的、政治的にいかに不利か、については既に他の方の説明で御納得のことと思います。 > 永世中立には自衛のための軍隊は、OKだったような気がします。 逆に言うと、永世中立国には他国に頼らずに自衛するための強力な軍隊が必要になります。 現在の日本がその様な軍事力を保有することは経済的に不可能です。 (自衛隊は災害救助とアメリカの使い走りで精一杯の軍隊です。) 日本は地理的に攻めやすく守りにくい国であり、本気で他国の侵略に備えるならば長期の徴兵制や莫大なコストの兵器が大量に必要となります。 軍事力に金をつぎ込むぐらいならば、外交で国を守る方が遥かに安上がりで現実的です。 (過去のODAの様に安易に金をばらまくのが国を守る外交だとは言いませんが) > 多分ネックになっているのは、アメリカとの条約だと思うんです。 > 日米安保は、いわゆる「軍事協力」ですから、 > これを破棄すれば、永世中立国になれるのでは? たぶん、これが一番難しいと思いますよ。 9条を改正して自衛隊を合法化するよりも、(あるいは9条に従い自衛隊という名の軍事力を廃するよりも)日米安保を破棄することの方が難しいんじゃないかな? 元々、日米安保自体、国民多数の反対を押し切って結ばれ、今や完全に依存してますからね。 日米安保を破棄すれば、今までのようにアジア諸国の感情を無視した自己中心的で無神経な政治は出来なくなります。(内政・外交問わず) アメリカという強引で凶暴な大国が日本のバックに付いているために身を引き裂かれるほどの屈辱に耐えている人々はアジア全体では少なくありません。 正しい歴史教育を受けていない無知な政治家の不用意な発言が即深刻な国際問題になってしまうでしょう。 近隣諸国とあまり仲が良くないことにさほどの危機感を感じない日本が日米安保を破棄するのは極めて危険です。

noname#5824
質問者

お礼

強い軍事力を用意して、日米安保を破棄する… 確かに危険ですね。近隣諸国から攻撃されそうです。 (政治的、経済的だけでなく、軍事的にも) その時はおそらく永世中立国っていう肩書き自体無意味ですし、 その前に、永世中立国になれないですね。 そうなると、例えば将来的に近隣諸国が経済的発展を遂げ、 日本やアメリカと同等の発言力を持ったとすれば、 日米安保自体にはあまり意味がなくなるし、 日本のその「近隣諸国の感情を無視した」政治なども、 出来なくなる、っていうことですよね。 よくよく考えれば、日本って危険な位置にあるんですよね。(^^; 最近は、韓国や中国も日本に対して強気の発言を出来るように なってきているから、そろそろ日本人も考え方を改めなければ いけませんね。 ありがとうございました。

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noname#2543
noname#2543
回答No.8

>多分ネックになっているのは、アメリカとの条約だと思うんです。 >日米安保は、いわゆる「軍事協力」ですから、 >これを破棄すれば、永世中立国になれるのでは? そんなアッサリ言ってのけられたら、日本の戦後50年の歴史が泣きますよ。 安保条約の破棄は、全く不可能とは言いませんが、かなりの政治的コストをかけることは確実です。 自衛力増強、国際政治の発言力云々の前に、まずこの問題をクリアせねばなりません。

noname#5824
質問者

お礼

他の人にも書いたのですが、 安保条約がある限り、日本はアメリカ以下 っていう現実がイヤなんです。 経済的能力というのは、日本はかなりのものを持っていると思います。 ただ、それを十分に発揮できないのは、やはり安保条約ですよね。 もちろん、直接的には関係はないのですが、 安保条約によって、日本はアメリカに守られている、 っていう前提が出来ていますから…。 何千年・何万年経ってからでもいい、 安保条約がなくなって、世界の国と対等に渡り合える、 そんな国になってほしいですね。

  • kawakawa
  • ベストアンサー率41% (1452/3497)
回答No.7

まず、国民皆兵精度により、全国民が兵役をこなし、全ての家庭にはライフル・短銃・機関銃などを装備しましょう。それに違反すると罰せられます。 そして、世界中のいわゆる汚れた金をきれいにするマネーロンダリングを国家レベルで行いましょう。 最後に各大都市の中心地に核地雷を埋めておき、万が一侵略者に敗れることがあれば、敵を道連れに国全体を滅ぼし、二度と誰も使えないような土地にする工夫を施しましょう。 そうすると、スイスと条件がおなじになり、永世中立国としての道を歩める可能性もでてきます。 これは皮肉ではなく、現実のことなのです。 近世になって、他の国が永世中立を断念した中でスイスの中立が保たれているのは上記の理由によるものです。 侵略者は徹底的にやっつける。自分の身は自分で守る。世界のどの国もが手を出せないような経済的な強みがある。いざとなったら、敵との心中も辞さない。 これらのことは永世中立を保つのに必須のことです。 現在の日本にそれほどの力はありませんネ。 まずはアジア一の軍備増強を行う必要がありますしネ。 以上kawakawaでした

noname#5824
質問者

お礼

心中はしたくないです;; 軍事力自体を根本から嫌う現在の日本国民ですから、 かなり非現実的なものになってしまいますね。 永世中立国に要求されるものは、自衛のための軍隊、 ただそれだけだと思っていたのですが、 その軍隊もそれほどのものとは… ありがとうございました。

  • heichan
  • ベストアンサー率39% (41/104)
回答No.6

先の一文について訂正させてください。 スイスはウェストファリア条約で国際社会から独立国家として認められましたが、 永世中立国として承認されたのは19世紀のウィーン条約でした。 中立主義を国是としながらも、それまでにナポレオンの干渉を受けたりしてます。 失礼いたしました。世界史の勉強なんて受験以来だからなぁ(言い訳)。

  • heichan
  • ベストアンサー率39% (41/104)
回答No.5

スイスがなぜ今永世中立国かというと、単に自分で宣言しただけではなく17世紀のウェストファリア条約で当時の欧州世界全部からそれを承認されたからです。日本が永世中立国になるなら、やはり原理的には全ての国の承認を受ける必要があるのでしょうね。 また実際の国際法の問題としては、中立国には紛争時に他国からの干渉を実力で排除する”義務”があります。どちらの味方もしなくて良いのではなく、どちらの味方をしてもいかんということです。たとえ武力で脅されても何らかの協力をした時点で中立国ではなくなります。結構厳しいんですよね。 この理屈から言うと、国連を脱退しないといけないかもしれませんね。 国連は不当な侵略行為には全加盟国が協力して自衛戦争を行うことを定めています。半ば忘れられた条文ですが、これは究極の集団安全保障です。 この点スイスは他国の干渉は実力で排除するというスタンスを堅持しています。 NATOはもちろん、国連にも加盟していません。 替わりにGNPの数%を防衛のためにつぎ込む、重武装中立国家です。 他国の干渉を受けた場合は全ての男子国民が動員されて自衛戦争を行います。 核攻撃への自衛はもちろん、自国の核武装を検討したことさえあるそうです。 そこまでしてでも他国との防衛協力は絶対にしないという決意な訳です。 私はスイスが追求しているのは「平和」というより「独立」と理解しています。 私は永世中立という考えは一つの見識であり、長期的には決して非現実的とは思ってはいませんが、日本の求めるべき平和主義とは少し方向性が違うというのが私の意見です。 私の知る範囲では「国連軍ができれば自国の軍隊は要らない」というのが本来の戦後日本の平和主義の理念だったはずで(非武装中立論はむしろ亜流?)、 この原点に現実を近づける方向で地道に他国との協力関係を広げていく方が、一見危険なようでもむしろ望ましいかもしれないと考えています。 何だか歯切れの悪い回答になってしまいましたが、 できるだけ特定の思想からは距離を置いたつもりです(そうでもないかな)。

noname#5824
質問者

お礼

確かに国連は平和解決集団というよりも、 軍事同盟的なところはありますよね。 もちろん、すぐに武力行使をするわけじゃないけど、 結局最後には国連の名のもとに、攻撃しているわけですから。 スイスとは違うんですね。 日本の場合は、いかなる場合も武力を使わない、という姿勢ですから、 自衛のための軍隊なんていうのも、実際のところ、 国民から嫌がられるでしょうね。 そうなると、やっぱり自衛隊も今のままで、 アメリカに支えてもらう?ほうがいいのかもしれませんね。 でも、アメリカには永遠に勝てない気もする。(^^; ありがとうございました。

  • K-1
  • ベストアンサー率21% (832/3844)
回答No.3

永世中立国であるためには、国際法上「他国によってその安全が保障されていること」が条件です。 つまり日米安保を破棄してしまうと、この条件が成り立ちません。 また、他国への軍を出しては行けないので、国連から抜ける必要があります。 何か有ったとき国連軍として軍を出さねばならないからです。 これは人的、兵器だけでなく経済的にもです。 しかし国連にとって「金づる」である日本を抜けさせてくれるかというと、 他国から猛烈な圧力がかかってきて無理でしょうね。 さらに永世中立とは「他人に何が有っても知らん顔」ということです。 たとえ韓国や台湾などが他国によって侵略されても「知らん顔」していなければなりません。 「遺憾に感じる」とすら言えません。 それでもいいですか?

noname#5824
質問者

お礼

回答有難うございます。 そうなるとある意味で鎖国的状況ですね。 「他国によってその安全が保障されている」というのは、 スイス・オーストリアの場合はどうなのでしょう、 これは、世界的に認められた、ってことですよね、 どこかの国が助けているわけではないと思うのですが。 そうなると、日米安保自体は関係ないかと…。 もし、「世界の国々に認められた」状況であれば、 国連に入っていても、軍を出さないことを認められるようにも 思えるのですが…。

  • hirayama
  • ベストアンサー率0% (0/14)
回答No.2

私も世界の全ての国が永世中立国になってくれることを切望しています。 が、現実は、厳しいです。 以下のような理想と現実の違いではないでしょうか?(日本の方が現実的) 国レベルでは、 理想:すべての人が武器を持たない。 現実:犯罪抑止のため警官が、武器を持つ。 世界レベルでは、 理想:武力解決反対。永世中立国。 現実:紛争抑止のため国連等の加盟諸国が、軍事力を持つ。

noname#5824
質問者

お礼

「力は力で抑える」的な考え方がある限り、 やはり理想でしかないんですね。 そういう点では、スイス・オーストリアはすごいのかな? もちろん、国内の軍隊はあるようですが。 ありがとうございました。

noname#1001
noname#1001
回答No.1

私は専門家ではないので間違っているかもしれません。 永世中立国であるためには、例えば他国間で争い事があった場合にもどちらにも加担しないという事ですよね。どちらが正当だ、とかについて自己主張しない、という事ですね。国際社会といっても小学校の学級に例える事もできると思うのですが、みんなの和をみだす者に対して注意もしない、イジメられている者を助けようともしない、というスタンスをとるという事と同じではないでしょうか。 日本は幸か不幸か経済力があり、国際政治の舞台では発言力があります。こういう力のある者が傍観者である事を他者は許さないのでしょう。力のない国も強い国も味方につけたいと考えていると思います。ですから、味方にならないと判った時にはそれなりによそよそしくなるのは当然でしょう。外国相手の商売で豊かになった日本としては、よいお客さんにはゴマスリしたいくらいのものですから、お客さんの機嫌を損ねてしまうと政治的、経済的に不利益は大きいと思います。 力のある国の一つとして、いろんな案件に対してどう考えているのか立場を明確にすることを求められるのは仕方のない事だと思います。考えを示せば、国際紛争などの場合では特定国を非難する事と同義となります。なにもせずに非難だけしているという事も許されないでしょう。なんらかの実行行為が求められます。中立は非常に難しい事だと思います。 平和主義、武力行使の否定、というのは立派な主張だと思いますが、平和憲法は力のない、実質アメリカの属国であった当時の日本であればこそ明文化できた物だと思います。 クラスの暴れん坊を体罰なしに早急におとなしくさせる事が難しいというのと同じ問題を含んでいると感じます。先生に言い付けられても構わないとする子は先生の力を恐れていないからでしょう。腕力で対抗してこられたら困るけど、先生は絶対殴らないから大丈夫、いや先生とならケンカしても勝てる、とナメられている状況をどうしたらいいのでしょう。 平和の番人としては、武力行使を否定しながらも、自らが丸裸では強制力の実効性に問題がある、というところなのではないでしょうか。

noname#5824
質問者

お礼

分かりやすい例を挙げていただいて、ありがとうございます。 一時期問題になったPKOへの自衛隊の派遣についても、 やっぱり断るに断りきれない部分がありましたね。 「永世中立だと発言力がなくなる」というよりは、 「発言力があるから、永世中立国になれない」というほうが、 現実かもしれませんね。

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