石綿の開綿や梳綿の具体的な方法や原理

このQ&Aのポイント
  • 石綿の開綿や梳綿の具体的な方法や原理について教えてください。
  • 石綿の工程には、破砕・乾燥、不純物除去、繊維長別選別などが含まれています。
  • 石綿の繊維状態にするための工業生産の方法や原理について教えてください。
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石綿の開綿や梳綿の具体的な方法や原理?は

蛇紋石を採掘し粉砕したあと、石綿糸が作られるまでの工程と方法、どうして長い撚糸が作れるのかをお教えください。 http://www.tatsubo.co.jp/about/ に、木綿糸のようなものの製造工程が載っています。石綿糸も同様なのだと想像するのですが、違う部分も多いと思うので石綿糸、石綿布の工程を教えてください。 特に、撚糸までの工程に関心があります。 http://www.asbestos-center.jp/asbestos/tebiki.pdf P12の写真A⇒B、A⇒Cへの過程はどうなっているのかが、知りたいポイントです。 http://wsh.med.uoeh-u.ac.jp/asbestos/book/tokuhon/1.html の[1.2.1. 石綿の種類と産地]に掲載の写真のような繊維状態に作るまでのところです。[1.2.2. 石綿の採掘、精製と格付]の[図1-5 石綿の採掘、精製工程例]では、蛇紋岩鉱石を破砕・乾燥させて、不純物を除き、残った石綿を繊維長別に選別しているように思います。それで出来るのでしょうか? http://wsh.med.uoeh-u.ac.jp/asbestos/book/tokuhon/2.html には『クルード(No.1及びNo.2) 現在ではほとんど産出されなくなったが、砕鉱作業を行っていないので繊維が長く、高級の紡織用原料として使われる』と書かれています。砕鉱をしないで、長い繊維の石綿繊維をとりだすのは、どうやるのでしょうか。 http://wsh.med.uoeh-u.ac.jp/asbestos/book/tokuhon/images/2/f3-6-1-L.jpg webサイトで調べると、石綿製造で、開綿、解綿の機械があるようですが、具体的にどのような作用を鉱石に対して及ぼして何が作れるのかを、原理?のようなことを含めてお教えください。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 最初から繊維状の状態で産出する少量のサンプル的なものについては一応理解できるので、食品として販売しているエノキダケのようには見えない岩石中に混じっている石綿を使用原石とする場合の工業生産の方法や原理について、お教えください。 ========================== http://staff.aist.go.jp/sudo-gsj/20060606/2006060601.html#asbest このサイトの下の方に『「白石綿」の場合、「かんらん岩」「蛇紋岩」「はんれい岩」「結晶片岩」など暗色の岩石中に白い脈としてでます』『試料の端に幅5mmから1cmほどの白い脈があり、脈に直交するように繊維状の鉱物が見えますよね。これが白石綿の脈です。つぶそうとすると綿のような細かい繊維になります』と書かれています。 http://www.kousakusha.co.jp/planetalogue/kenji/kenji14_b.html http://staff.aist.go.jp/sudo-gsj/20060606/2006060602.html#w http://www.canadainternational.gc.ca/japan-japon/commerce_canada/chrysotile-about-apropos.aspx?lang=jpn 良質の鉱山の原石の状態は下の写真のようなのですよね。 http://www.google.co.jp/imglanding?q=%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%BD%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB&hl=ja&gbv=2&tbs=isch:1&tbnid=y_mnxTnaoO70CM:&imgrefurl=http://www.metoshc.org/cn30/pg100.html&imgurl=http://www.metoshc.org/_src/sc979/photo173.jpg&ei=i6KJTZHnOIvYuAO_pLiNDg&zoom=1&w=800&h=533&iact=hc&oei=cKaJTbauJYbovQPw8o2VDg&page=1&tbnh=151&tbnw=201&start=0&ved=1t:429,r:12,s:0&biw=1372&bih=919

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  • drmuraberg
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回答No.1

学生の頃、アスベストマットやアスベスト糸を熱管に断熱材として巻き付け実験機器を作りました。 紡績機械の稼働を見たりして、一通りの知識のある者です。詳細は忘れている点が多いので以下は 概略です。 繊維は、圧縮され梱包された状態で、紡績ラインに投入されます。梱包はあの軟らかい綿花がこんなにも 硬い物かと言うくらいに圧縮されています。 開塊機(?)はドラムの周囲から爪が突起した物で、繊維塊に掛かりこれを引きちぎります。引きちぎられた 塊は更に次のドラムに移行し、更に細かい塊になりドラム面全体に拡がります。繋がるローラは速度が 徐々に上がるように設定してあり、繊維は徐々に拡がりながら平行に並んできます。 下記URLの最初の図で、下側がスタート点です(90°回転)。(検索キーワード、紡績機+ドッファー) http://www.google.co.jp/images?q=%E7%B4%A1%E7%B8%BE%E3%80%80%E3%83%89%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC&hl=ja&rlz=1T4ADBF_jaJP293JP293&prmd=ivns&um=1&ie=UTF-8&source=og&sa=N&tab=wi&biw=1224&bih=549 次いで、繊維は鋸の歯やブラシが並んだような大きな径のドラム4に移り、ここで薄く大分並んだふわふわ した、透けたマットの様になり、ドラム上を動き次の中径のドラム5に移行します。このマットはこれに続く ローラで圧縮され、1本に束ねられ、本当に軽い撚りが掛けられスライバーとしてドラム15に蛇が とぐろを巻くように納められます。感じとして直径3~5cmのフワッとしたかなり平行に並んだ繊維の束です。 ドラム15は紡績機にセットされ、引き出されたスライバーは延伸(ドラフト)され、撚り(スピン)が掛けられ 糸になります。紡績機の図や写真はネットで容易に見つかるので省略します。 アスベストは綿に較べで、繊維長も短く、重いので、原理は同じでも、各工程の速度は遅く、撚りも少ない 糸となると思います。学生の頃に使った糸は毛糸の様に太く、撚りも太く、引っ張ると簡単にちぎれる 物でした。 鉱物から繊維を分離するのは、比較的簡単かと思います。 鉱物を圧砕すると白い部分は繊維状の異方性で嵩高のもの岩石部分は丸く小粒なものになると思います。 これを篩に掛け、更に圧砕し篩に掛けると繊維と微細な砂分は分離するはずです。 金属粉の製造では数ミクロン単位で篩を掛け分球したりします。これから較べてもそう難しい技術では 無いはずです。 そうして分離された繊維を圧縮して梱包した物がアスベストマットや糸の原料として、加工メーカーに 供給されるのだと思います。 今時、珍しい事をお調べですね。

moto_koukousei
質問者

お礼

大変にありがとうございました。 調べていた内容に回答をいただき感謝します。 はやり、 1)(この最初とところがわからなかったのです) 原鉱石を粉砕して岩石部分を粉々の粒にする。繊維部分は柔軟性があるため比較的粉砕されずに残る。それを、ふるい分けして、岩石粉や砕けた短繊維を除き、繊維分を長さでグレード分けして、圧縮して梱包し販売していた。 ⇒「分離された繊維を圧縮して梱包した物がアスベストマットや糸の原料」として販売流通していた 2)(このところが一番わからなかった) 石綿の繊維の塊を積み重ねて、ニードルパンチしながら、繊維の絡みを増やし、ローラーで圧縮しながら梳き引きながら撚じって糸というか紐状態にしていく。 石綿繊維が糸や紐にするには向かないグレードの場合、そこに他の繊維を混入させてやっていく。  (目的物が糸や紐、布などに使うものでなければ、工程が違う) ということなのですね。 綿花や羊毛から糸を紡ぐ方法も知らなかったし、岩石の中に石綿が入っている中から石綿を取り出す方法もわからなかったので、さっぱり???でした。 図鑑とかに載っているとか、webで見えるものが見つかれば良かったのですが、見つけられませんでした。 「今時、珍しい事」なのかもしれませんが、前から不思議には思っていたのです。案件は違いますが、製鉄に関しても不思議に思っていて、昨年からようやく調べ始めました。江戸時代にたたら製鉄ができる前の方法や材料も完成した鉄製品も大分江戸時代のものとは違うようです。この過程で鉄鉱石がいつどうできたのかも初めて知りました。タイムリーに調べることはできませんが、前から疑問に思いながら調べることもしなかったことや、知っている方にとっては常識でも実地体験が皆無の者にはまるでピンとこないこともあるので、こうしたサイトで、教えていただいています。 ありがとうございました。

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