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震度はデカイがマグニチュードは小さめな地震の被害
震度やマグニチュードは理解してるつもりなんですが、わかりません。 建物が極めて密集してるしてないはおいておいて、平均的に、震度がでかいからといって、大きな被害がでる地震とはかぎらないのですか? たとえばマグニチュード4が震度6くらいにする力はあるんですか?もしあるなら被害は小さいですか? 地震の被害(津波は別とし)のひどさを予想するには、震度 マグニチュード 深さ この三つをあわせてかんがえないと予想できませんか?
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8割までは震度のみで決定されます。 マグニチュードは地震自体のエネルギー量であり、 震度はその地点での揺れの大きさです。ですから、 震源までの距離と地盤の強さなどが影響します。 M4の地震では直下だと仮定しても震度6にはならない と思いますが、地盤の震動周期と地震周期が合うならば 考えられないこともありません。(実際はほとんど無い) 具体的にニュージーランドの地震ではM6.3でしたが クライストチャーチに大きな被害が出ました。直下型だった からです。マグニチュードは小さいのでちょっと離れた地域は ほとんど倒壊などはありませんでした。 今回の東日本大震災はM9.0という世界でも有数の大地震 でした。エネルギーはニュージーランドの地震の2000倍 以上です。被害状況はこれから明らかになってくると思いますが、 地震の被害も大きかったと思いますが、津波の被害はそれを遙かに 上回ると思います。地震の直接の被害は2割程度だと思われます。 これは遠い場所でおこるプレート地震だからです。 上記に書いたように、地震の直接の被害はほぼ震度だけで決まり ますが、それ以外にも要因はあります。書かれているように深さも 影響します。近い地震の場合は地震波はほぼ真下から来ます。 遠い場所ではほぼ横から来ます。また、近い場所だとP波とS波が ほぼ同時に来ます。このように、地震の揺れの方向が異なりますので、 同じ震度でも建物によって強い場合と弱い場合があります。 阪神大震災では神戸の人は下から突き上げられるような揺れで、 身体が何度がジャンプしたと言っておられます。また、神戸市役所が 中層階部分で押しつぶされました。建物の中層階で被害が出るのも 直下型地震の特徴かも知れません。 http://blogs.yahoo.co.jp/takeshihayate/29128918.html
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- warewolf
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震度とマグニチュードの関係をあまり理解されていないようですが、その点については回答済みですので省略します。 結論から言うと、揺れによる被害を推計するためにマグニチュードと深さは必要ありません。 なぜならば、我々が計測できるのは震度だけだからです。 深さやマグニチュードも、震度の分布から推計しているだけです。 被害の分布を理解するのには役立ちますが、揺れによる推計は震度だけで行えます。 今回の震災でも、マグニチュードは揺れの解析で後から修正されましたが、震度は基本的に修正されていません。 マグニチュードは推定値であり、震度は計測値だからです。 ただし、地震の揺れには地震毎に特徴があります。気象庁の震度は木造の建物などに被害が起きやすい揺れを中心に決めているようです。 ですので、超高層ビルなどでは気象庁の震度とあまり関係なく被害が出るのではないかというようなことも言われています。 例えば、政府は、大地震が発生した際に被害情報がなかなか入ってこないことに備えて、震度の分布から被害を予想するシステム(DIS)を運用しています。 DISの被害予想では、まず全国の震度計の震度分布をデータとして集めます。 次に全国の地盤のデータから、震度計のないエリアの震度を1km四方ごとに推定します。 次に、それぞれの1km四方のマスの中にどのくらいの家があり、その家がどういう耐震基準で建築されているかのデータと、それぞれの耐震基準で造られた家が震度によってどの程度壊れるかという関係式から、家屋の倒壊率を推定し、被害家屋数を推計します。 次に各エリアの昼夜間人口比率と地震発生時刻から、倒壊家屋の下敷きになった人の数を推計、そこに死亡率などをかけて重傷者数、死者数を推計するという方法をとっています。 この方法では、マグニチュードは一切使っていません。 被害は、地表面の揺れすなわち震度と家屋の耐震性、人口分布で、マグニチュードを使わなくても推定できるということです。 このシステムは、現地から詳細な報告が入ってくる前に大まかな被害を把握するためのシステムなので、あまり精度は良くないようですが、地震発生から30分以内に死者数などを推計できるといわれています。 被害ではありませんが、津波の予報はマグニチュードと震源を使います。 気象庁の津波予報は、一秒を争う状況で発表しなければならないので、あらかじめ膨大な地震時の津波発生をシミュレーションし、その結果をデータベースに蓄積しておき、地震発生後、その地震と同じ条件のシミュレーション結果を引き出してきて予報として発表するという方法をとっています。 データベースからシミュレーションを引き出す際のキーとなるのがマグニチュードと震源の位置です。 ただ、津波予報は発生する津波の高さまでしか予報しません。 ここから被害を出すためには、建物の強さや防波堤の高さ、地盤の高さなどを考慮しなければなりません。 数年前の東北の地震や中越地震の時のように土砂災害で起こる被害は、震度よりも雨の影響が大きいとも言われています。 阪神淡路大震災で土砂災害が少なかったのは、前年から大渇水で雨が降っていなかったからという説もあります。 いずれの場合も被害推定にマグニチュードは使わなくてもよいのは間違いありません
- 86tarou
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マグニチュードが地震のエネルギーで、震度はその土地の揺れの大きさです。震源が遠ければ揺れは少なくなります(基本的に距離の二乗に反比例)。照明で元の“明るさ”と離れた所での“照度”といった関係と同じようなものと考えてください(距離が離れれば暗くなる)。 なので、震度で揺れの大きさが決まりますので、基本的に震度が大きいほど被害が大きくなります。ただし、建物の状況(コンクリートか木造か、高さ、密集度等)や地盤によっては被害は大きく違ってくるでしょう。例えば、何もない平原で震度7に遭遇しても転げまわるだけで済みますので。