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満州国について

ikyoikyoの回答

  • ikyoikyo
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回答No.4

清が弱体化すると当初は「滅満興漢」というスローガンの下、満州族からの独立を目指しておりましたが、やがて清国の支配地域すべてを引き継ぐものであると考えるようになりました。 しかし、異民族を追い出すのではなく、独立の際に支配した民族の土地までも自国領だと宣言するなどは暴論以外の何者でもありません。 もしこのような暴論がまかり通るのであれば、現在の現在のモンゴル国も中国領だと宣言できることになります。 仮に >1912年の段階で、日本は中華民国を大清帝国の正統なる後継国家と認めているので、中国本土は無論のこと、満州地区も日本国の判断としては、清から中華民国に統治権が引き渡されたことと表明しています ということが世界的みてに当然あるべき姿だとされているとします。 しかし、もしそうだとすれば中国は国際条約に違反することを行っていることになります。 もし、中華民国は清国の継承国家であり、中華人民共和国は中華民国の継承国家であるとすれば、清国の土地を所有する権利だけでなく、同時に清国が交わした条約によって課せられた義務も継承することになります。 下関条約において清国は、 「遼東半島、台湾、澎湖諸島など付属諸島嶼の主権ならびに該地方にある城塁、兵器製造所及び官有物を永遠に日本に割与する。(第二条、第三条)」 という約束をしました。 日本は清国から割譲された台湾をサンフランシスコ講和条約によって領有権を放棄したに過ぎず、清国の継承国家たる中華人民共和国に返還したわけではありません。 しかも、中華人民共和国はサンフランシスコ講和条約締結国でないため、日本は台湾の領有権の放棄について、条約の履行をとやかく言われる筋合いはありません。 対して、下関条約は日本と清国の継承国家たる中華人民共和国との間の条約なので、日本は中華人民共和国に条約の履行を迫れます。 中華人民共和国は尖閣諸島のことを「台湾に付属する島」と言ってますね、だとすれば清国の継承国家たる中華人民共和国は下関条約により尖閣諸島を自国領と宣言できないことになります。 ところが実際は、自国領だと宣言しております。 つまり、中華民国や中華人民共和国は清国の継承国家であるが、権利は継承するが義務は継承しない、と言っているようなものです。

kokusa15
質問者

お礼

詳しい説明、本当に感謝いたします。何度も読み返し、身に着けたいと思います。

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