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30~35歳くらいの人に質問です。
皆さんが就職をされた時、就職状況はどのようなものでしたか? イメージでは就職氷河期、プレカリアート・・・のような良くない(?)感じに思っていますが、実際はどうでしょう? また現在はどのような職業に就かれて、どんな役職になられているのでしょうか? できれば詳しく、時代背景など交えながらでも、教えていただければ幸いです。
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僕はもう少し下の層なので、先輩方のケースで言いますね。 当時は現在のメガバンク各社が大赤字で公的資金を投入され、 トヨタ以外のメーカーはほぼ全ては赤字、パナソニックが創業以来、初めての 実質リストラを起こしてた時期です。 今は不況だ不況だと言われますけど、レベルが違い、企業は易いところで200倍、通常数千倍でした。 ちなみに最も採用者数の多かったトヨタで200名、内文系は80名でした。エントリーは10万ー20万人ぐらいだった気がします。 メガバンクに公的資金投入され、航空会社はつぶれかけてて(その後何社かは現実に統廃合や整理に入るんですが・・・)「0採用」でした。0です。商社も苦しい時期で三菱商事以外は大赤字だった気がします。 他に住専とか、2000円札とか、いま思ってもどうでもいいような酷い政策、停滞ムードはありましたね。 ガングロやビジュアル系がガンガン来て、アユがブレークし出してた時期だったかな。 若者のファッションや文化だけは元気だった気がします。 外資とコンサルもやたら元気でしたね。 ちなみにベンチャーでは当時は派手に注目されてた光通信、大塚商会、ライブドアなどが 今では評価を落とし、楽天やユニクロなど一見地味と思われてた会社が今では残ってます。 何かを評論できるほど偉くはないのですが、この10年で感じ取れた事は「虚業は長くはもたない」と言うことでしょうか。 で、厳しすぎると言える新卒採用についてですが、いま思えばですが、現実上そうすべきだったと言うよりも、リストラしまくってるのに新卒は採れない、と言う心情面優先だった気がします。そのせいでこの世代はぽっかり穴が空いて、今になって企業は苦しんでるようですが・・・ ただこのような状況も10年近く続いていたので、先輩方も「諦め」と言うか、 「ともかくどっかしら」みたいな感じで動いてました。また%はともかく受かる人は受かる、ってのも事実ありました。 また今のように価値観が保守化する前だったので、価値観が多様化してて、 当時勢いのあったベンチャーに行く人も多く、また派遣やバイトしながら(それしかないから、でなくそれを選択するという感じで)何かを探す、みたいな人もいました。 で僕の年に少し良くなり、1つ下で良くなり、2コ下でちょっとバブリーな感じになりました。 今ではロスジェネと言われて深い闇、苦しい、きついと言われがちですが、当時はそんなもんだと思ってたし、ふつうにサークルしてバイトして、中小でもどこでも入ってやれ、って感じでしたよ。実際まともに活動して選ばなきゃどっかしらはあったし。みんなふつうに大学生やってたと思う。精神的には今の子より強いんじゃ無いかな。 他人は頼れない、大人は使えない、ってのをずっと10代から見せられて育った世代だから。 ただそうは言ってもシュウカツ始めた時に、京大卒の人がリクナビのトップ画面にパチ・ンコ屋の新卒者としてパチ・ンコ業界について熱く語ってるのを見るとなんだか悲しくはなりましたが・・・。まーそんな感じでした。
お礼
なるほど~。 詳しい説明ありがとうございました。 大変勉強になりました。