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EBMでは何がエビデンスとして認められますか?

根拠に基づいた医療(EBM)といいますが、肝心の「根拠(エビデンス)」の射程範囲あるいは定義が分かりません。 「疫学的研究論文」が典型的なものなのでしょうが、たとえば「症例報告書」「生理学のテキストブックの記述」「同僚臨床家によるアドバイス」なんかはどうでしょうか? これらもエビデンスなのでしょうか?

みんなの回答

回答No.1

科学的であるというのは「再現可能性がある」という事です。 ですので、 「症例報告書」、「同僚臨床家によるアドバイス」などは専門家の私見であり エビデンスになりえません。 発表された論文がいくつもの追試を経て、正しいと学会などの権威ある専門家団体で コンセンサスがあったものがエビデンスとなります。 症例報告であれば、多数の報告が必要となります。 「生理学のテキストブックの記述」 はエビデンスが確認されたものが基本的に載ることになりますから、正しいですし エビデンスとしての一次資料として扱っても大丈夫だと思います。

cooksan
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 冒頭でevidenceとは「科学的」であるべきという前提を置いておられますが、そこからして違和感があります。 EBMの日本語訳として「科学的根拠に基づいた医療」というのが広く通用しているので、そこからもってこられたもの思慮します。 しかし、原語はあくまで「evidence based medicine」であって「科学的」という言葉は含まれません。 「evidence」を的確に訳すなら「外的根拠」くらいが妥当であり、「科学的根拠」は明らかな意訳であり、不適切な訳だと個人的に考えています。 ちなみにオックスフォード大学EBMセンター(2001)は「明確な批判的吟味のない専門家の意見,生物学的研究結果,最初の観察」をエビデンスの例として列挙しているようです。 http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0006/1/0006_G0000116_0008.html

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