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中和滴定の試薬の調整
先日学校で中和滴定の実験がありました。それについてレポートを書くのですが、学校側からの問題として、「通常モル濃度で示された溶液はホールピペットやメスフラスコなどの定量用具を用いて調整する。しかし本実験においては0.1Mの水酸化ナトリウム溶液や0.1M塩酸溶液を調整する際、それらの器具は用いなかった。それでも正確な定量実験ができた理由を述べよ」というものがありました。 これはどうしてでしょうか?教えてください。 ちなみに実験の内容は、水酸化ナトリウムをシュウ酸標準液(要ホールピペット)・水(要メスシリンダー)・フェノールフタレインの混合液に滴定し、滴定値から水酸化ナトリウムのファクターを求める、というものです。ファクターの求め方は分かっています。 水酸化ナトリウムの調整は、まず電子天秤で指定量を直接ビーカーに量りとり、そこに少量の水を加えて溶解し、500ml容ポリ容器に移す。溶解に使ったビーカーやガラス棒をすすぎ、そのすすぎ液もポリ容器に加えるようにして水を400ml目盛りまで合わせたら蓋をし、混和する、というものです。 回答よろしくおねがいします。
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- c80s3xxx
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ひとつ濃度既知の試薬があり,あとは物質量ベースで計算可能なように実験操作が行われているからです. 逆に言うと,だからこそ滴定による分析というものが成立するのですが.
- Saturn5
- ベストアンサー率45% (2270/4952)
水酸化ナトリウムは以下の3つの理由により、正確な濃度が求めにくいです。 (1)潮解性があるため、計量中にも質量が増える。 (2)製法の問題(イオン交換膜法)により、NaClが混入する。 (3)強塩基であるため空気中のCO2と中和する。 そのため、NaOHの計量や水の計量は適当でいいのです。 そのために、ポリ容器といういい加減な実験器具を使っています。 だいたいの濃度の溶液を作ってから、シュウ酸などの正確な濃度を に接待しやすい溶液で滴定します。 >水酸化ナトリウムをシュウ酸標準液(要ホールピペット)・水(要メスシリンダー)・ フェノールフタレインの混合液に滴定し しかし、標準溶液をメスシリンダーで計量してしまうと、誤差が多くなり、 直接NaOHを計量して、一定量の水に溶かして計算した濃度との違いが なくなります。
- 4500rpm
- ベストアンサー率51% (3224/6314)
>シュウ酸標準液(要ホールピペット)・水(要メスシリンダー)・フェノールフタレインの混合液に滴定し、滴定値から水酸化ナトリウムのファクターを求める →水酸化ナトリウム水溶液を作るときに精度がなくても、後でシュウ酸標準液で水酸化ナトリウムのファクターを出し、正確な濃度がわかるから。 ・水酸化ナトリウムは潮解性があるため、正確に量り取れません。このため、正確な濃度の水溶液は調整できないので、後で標準液などでファクターを求めます。
お礼
回答ありがとうございました。参考にさせていただきました。
お礼
無事レポートも終わりました。回答ありがとうございます。