なぜ紙幣にもっと耐久性の高い紙を使わないのですか？

質問

最近、紙幣や硬貨に興味を持ち始めた者です。
質問なのですが、タイトルにあるとおり、なぜ紙幣にもっと耐久性の高い紙を使わないのですか？

例えば、コクヨから出ている耐水性の「LEVEL BOOK WATERPROOF」というメモ帳のような、水に濡れても大丈夫な紙（科学的にあれが『紙』の定義に当てはまる物なのかはわかりませんが）ですとか、また投票用紙のような、折り曲げても元に戻る紙（科学的に（以下略））ですとかを紙幣に使うことは出来ないのでしょうか。
（もちろん、そっくりそのまま使うのではなく、あくまでこれらの技術を利用してということで）

とりあえず日本の紙幣を中心に教えていただきたいのですが、外国の紙幣や、切手・印紙も含めてご教授お願いいたします。

回答No.2

doudantsutsuji · ベストアンサー

日本の紙幣に使われている材料は「ミツマタ」の皮です。

和紙に使われている材料は、楮、と三椏、と雁皮が主であり

ノートやテッシュ、トイレペーパーなどは木材又はパルプで出来てます。

日本の紙幣は江戸時代のころから作られたと聞きます。

その中で、紙幣に一番適した材料が三椏の皮です。

なぜ、三椏の皮を使用しているかと思われるので理由を書いておきます。

１：三椏の皮は繊維が複雑にいる組んでいるので丸めたり折りたたんだりしても

破れ難いが一番の理由

２：印刷のインクの乗りが良くにじみも少なくから

３：江戸時代に屋根裏などに隠していてもネズミがかじらない
ネズミが嫌がるにおいを持っている。

上記の理由から現在まで作られています。昔の知恵の塊

しかし、近年材料の三椏を生産する農家がなくなりつつあり今後作れなくなると
考えます。

外国の紙幣は根本的な環境などにより材料そのものが全く違います。

日本に近い紙幣はやはり中国でしょうか？元は歴史的な流れから書道自体が
中国から伝来されたため。

よって、質問の外国の紙幣は日本の紙幣に勝る事ができません。

簡単ですが、詳しく知りたいなら中国から日本に「筆、墨、硯、紙」が持ち込まれ

その後日本でどのような改良をされたか歴史を知る必要があります。　以上

お礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、紙幣というからには文字通り、紙の歴史とも密接に関わってくるのですね。

和紙の優秀さはよく聞きますが、紙幣にも使われていたとは少し驚きました。
生産農家がなくなりつつあるのは悲しいですね。
国が支援すればいいと思うのですが。
あるいは、どこかの印刷系の企業が支援して、外国に紙幣製造を売り込むとか。（？）

回答No.5

noname#159516

オーストラリアは＄５から＄100までポリマー紙幣です。発色が良いので、夕暮れや夜でも金額の確認ができます。しかし本当の理由は、財布を持たずに折りたたみもせず、ぐしゃぐしゃのままポケットに入れて洗濯する、あのいい加減さにあるとにらんでいます。

ところで欧米のへそくりって巻いてゴムで止めるんですね。真ん中で折るという事をしない。ポリマーは折りにくいので、二つ折り財布には沢山入りません。（沢山ってどれだけだろう）

小学生の頃、兄がお年玉を汲み取りトイレに落とした事がありました。物干用の竹竿で拾い上げ、一枚ずつ洗って干したのを覚えています。聖徳太子に申し訳なかったですね。

お礼

ご教授ありがとうございます。
お礼が遅くなってしまいすいません。

なるほど。
そういう国民性の違い（？）もあるのですね。
オーストラリアドルの紙幣には、日本で言うところのすかしに該当する部分が透明のセロファンのような物だったのには少し驚いたことがあります。

お札をトイレに落としては大変ですよね。

回答No.4

DLIVE

以前、タイベックという素材（ポリエチレン）について調べていたときに、紙幣にも使われているということを知りました。
日本との比較をされるときに参考になればと思います。

ポリマー紙幣
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%83%BC%E7%B4%99%E5%B9%A3

お礼

ご教授ありがとうございます。
お礼が遅くなってしまいすいません。

ポリマー紙幣、勉強になりました。
何となく保存性という点で百年後の状態が心配になりますが（汗）、それでも耐久性は高そうですね。
文房具屋さんのコクヨ製だったと思うのですが、完全防水のメモ帳が出ており時たま使うのですが、それに近い紙質なのかなと思っております。

回答No.3

kyo-mogu

日本の紙幣は丈夫な部類です。また銀行で破損しているようなものは日本銀行へ送られて処分され、その分発行されています。
　水にも強いです。

　それと原料の紙が一般でも手に入る物では駄目です。それと日本の紙幣は和紙を基本としたもののようです。それでも十分強い紙です。

　収入印紙のほこりも偽造防止の意味も有るそうです。

　紙幣は偽造防止などの目的もあります。外国では紙以外のもあります。

　切手に関しては外国では外貨獲得のために、本来使用されない料金以上の物が出ているそうです。その様な切手に変わった物が多いですよ。

お礼

ご教授ありがとうございます。
お礼が遅くなってしまいすいません。

なるほど。
いろいろと奥が深いのですね。
勉強になりました。

回答No.1

nishikasai

日本の紙幣はいまのままで良いと思います。特別な紙にするとそれはそれでまた別の問題が出てくるかもしれません。
１．日本の紙幣は千円からです。ドルに換算すると１０ドル紙幣からです。
２．日本の紙幣はアメリカのように一ドルや五ドルをチップにして丸めて渡すような粗末な扱われ方がない。
３．日本人はほとんどの人が財布をもっており大事に紙幣を扱う。ポケットに雑に入れたりすることが少ない。

お礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、確かに日本人にとってお札の「重み」みたいな物が違いますよね。
私も紙幣は大切に使います。