• ベストアンサー

「御」をつけることばの由来

どうして味噌汁のことを「御御御付」というのか知りたいのですが。 また、日本語には「御」をつけて丁寧になっていることばがたくさんありますが、そうするようになった時期、またそうすることに関する日本人の性質・精神のことが書いてある書籍、ホームページをご存知でしたら教えてください。 私はこの手の研究のことは何も知らないのですが、この丁寧ことばはアニミズムのような精神(八百万の神とか)から発生したのではないか、と考えたのですが、それに関する意見もお待ちしてます。よろしくお願いします。

  • umyo
  • お礼率42% (9/21)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • epkakpe
  • ベストアンサー率43% (113/260)
回答No.3

はじめまして。 御御御付は「おみおつけ」。 最初は「付け」だったのがていねいに「御付け」になって、その「おつけ」が名詞になってしまい、もひとつていねいになって「御御付」。この「みおつけ」がまたまた名詞になってしまい、それをていねいに言ったのが「御御御付」。 そもそも「付け」とはご「飯に付けて出す」ものを指すだけに、ご飯と味噌汁は切り離せません。 味噌汁の起源は奈良時代に中国から伝わったという説が有力です。その栄養価の高さから当時は貴重なものだったのでしょう。 「御御御付」は尊敬語の1つの丁寧語です。時代を経るに従がって丁寧さが増していったわけです。 同じような例に「御御輿(おみこし)」「御御籤(おみくじ)」があります。 尊敬語の起源は、タブーに対する忌み言葉だといわれています。 >この丁寧ことばはアニミズムのような精神(八百万の神とか)から発生したのではないか、と考えたのですが、  これはユニークな考えですね。アニミズムの時代に尊敬語があったかどうかは不明ですが、自然に対する畏怖の精神はありました。それが敬語につながったという考え方は自然なものだと思われます。  尊敬語と日本人の精神との関連ですが、やはり自然や人知を超えたものに対する畏怖の精神から発しているものと考えるられますね。  直接は関係ありませんが、下記の書籍を紹介します。楽しく読める本ですよ。 『日本語にはどうして敬語が多いの?』 (浅田秀子著 アリス館)  「敬語ってなあに?」「敬語にはどんな役割があるの?」など、ジュニアにもわかりやすく敬語の起源と意義を解説した楽しい本。

参考URL:
http://homepage3.nifty.com/nihongo-cosmos/subpage05.htm
umyo
質問者

お礼

丁寧にありがとうございました。紹介していただいた本、読んでみようと思います。短い論文のようなものを書かねばならず、困ってましたので。 アニミズムの時代というか、日本人が丁寧ことばを使うのはその精神が根強く残っているのではないか、という視点を強調して書きたいので、更に関連することがありましたらぜひお教えください。

その他の回答 (3)

  • epkakpe
  • ベストアンサー率43% (113/260)
回答No.4

#3のものです。 論文ですか?たいへんですね。 アニミズムとは、全ての事物や存在物に霊魂・神霊・精霊などが宿っているとの考えかたですね。 これは古代神道の考え方に通じるものがありますね。 当然の結果というべきか、八百万の神という考え方が登場しました。 ここでもキーワードは「霊魂」になりそうです。 霊魂を感じる心→霊魂を敬う心→尊敬語の発達、こういう流れは十分説得力があります。 尊敬すべき「霊魂」=神、先祖ですね。 逆に、神や先祖のルーツをたどればアニミズムに近づくと思います。 柳田国男は「先祖の話」の中で、お盆の風習はアニミズムと深い関係あるのではないかという説をたてています。そして尊敬語との関係にも言及しています。 心にしみるような論文になっていますので、一読してみてください。 URL参考にしてください。 論文がんばってください。

参考URL:
http://deva.aleph.to/documents02/event09.html
  • ymmasayan
  • ベストアンサー率30% (2593/8599)
回答No.2

最初の部分だけですが。 「おみおつけ」は最初「つけ」で、丁寧語は「おつけ」でした。 そのうち、慣れて丁寧語でなくなってしまって「みおつけ」、 また慣れて最後は「おみおつけ」になってしまいました。 丁寧語や尊敬語が普通語(や目下を指す語)に変わったものとして 「貴様」や「お前」「貴方、貴女」が有名です。

umyo
質問者

お礼

ありがとうございました。逆バージョンもあるんですねー。気がつきませんでした~

  • wa_on
  • ベストアンサー率15% (139/920)
回答No.1

「おつけ」に「み」と「お」がついたというのは聞いた事がありますけど、詳しくは知りません。 ご参考になさって下さい。 尊敬語 http://www.alc.co.jp/jpn/com/nndm/q0231.html 御御御付 http://homepage2.nifty.com/osiete/seito170.htm

umyo
質問者

お礼

ありがとうございました。色々な説があるんですね。

関連するQ&A

  • 丁寧語?の疑問

    日本語では丁寧に言うとき頭に「お」をつけることがあります。「おにぎり」とか。次の語は (お)水=(お)冷 (お)刺身=(御)造り ですよね。では (お)味噌汁=(御)御御付け つまり味噌汁=御御付け。なんでしょうか?それとも 味噌汁=御御御付け なんでしょうか。下らない質問ですが分かる方いましたら教えてください。

  • 先頭に御を付けて丁寧にする言葉

    言葉の先頭に「御」を付けると、丁寧な感じがするものがあります。これが出来るものをいくつか並べてみました。 顔、手、鼻、花、水、砂糖、みかん、蕎麦、味噌汁、酒、洒落、薬、注射、金、時間、電話、約束など。 これらの共通点は何ですか? 逆に、言葉の先頭に「御」を付けると、ちょっと変な感じがするものもあります。これをいくつか並べてみました。 頭、指、歯、葉、油、胡椒、ぶどう、冷や麦、みりん、おでん、点滴、物、距離、電報、政治など。 これらの共通点は何ですか? うどんの先頭に御を付けて良いですか?おうどんって、何度か聞くけど。

  • 外国で宗教を訊かれた時、アニミズムと答えて大丈夫か

    外国で、「あなたの宗教は?」と訊かれた時には、「アニミズム(animism)」と答えたり、 自分は「アニミスト(animist)」だと答えても大丈夫でしょうか。 日本には、八百万の神が自然の中に宿るという考え方が昔から主流だと思うので、 日本の宗教は、「アニミズム」であると思うのですが、どうでしょうか?

  • 「八百万の神」の本来の意味は

    「八百万の神」とよく言います。八百万はもののたとえで、実際に日本の神々を数えたらそれほどは無いと思いますがそれにしても多いです。また「八百万の神」という表現はかなり昔からのものらしいですがこの数字は古代の日本の人間の数=人口より多かったと思います。まして古代の日本の範囲は地理的にもいまよりずっと狭かったわけですから、古代日本は神様だらけの国のようです。  そこで質問ですがいまでは「八百万の神」は「神様だらけの日本」というように自嘲的に使われる場合もありますが、古代ではいろんな神様がいたるところにいらっしゃるめでたい国というような意味で使われていた可能性はありませんか。昔の日本人は神々に囲まれて神々とともに生活していた、そんな世界観・宗教観を持っていたのではないでしょうか。アニミズムと言ってしまうと味気ないですが、「八百万の神」と言われるとなんかにぎやかでかつ神聖な印象があるんですが。

  • 食べ物関連の言葉

    お刺身→御造り お水 →お冷 味噌汁→御御御付け こんな感じの言葉ありますか?御造り等は「造り」+「お」となっており、おかしいかも知れませんが。。。(そしたらスイマセン) すし屋では お茶→あがり 醤油→むらさき しょうが→がり なんていいますよね。こんな感じで知っているのがありましたら教えて下さい。(間違いがあったら指摘してください。)また他の方の回答とかぶっても構いません。

  • 宗教の違いについてどう思われますか?

     僕はキリスト教の者です。キリスト教は神の存在というものを認めています。唯一真の神です。一方で日本古来の神は八百万の神ですね。石にも川にも山にも魂が宿っているアニミズムというんだったかな。また仏教は神を認めていませんよね。  どの宗教が正しいかという事を論議するつもりはありませんが、皆さんは神の存在についてどのように思っていますか?  また、その信ずる神(信じない無神論者)に行き着いた理由も教えて頂ければと思います。

  • 【御御御付(おみおつけ)】

    【御御御付(おみおつけ)】 友人が『「御御御付」って言葉は金持ちっぽい・貴族っぽい』と言っていましたが、『御御御付』(=味噌汁)はある特定の階級・社会的地位や特定の地域の人のみが使う言葉なのでしょうか?それとも今はあまり使われていない言葉だからそういう印象があるのでしょうか? ちなみにその友人は愛知県出身ですが、新潟県出身の他の友人はこの言葉を知りませんでした(友人は二人とも20代) 教えていただければ幸いです。 どうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 女房言葉・公家言葉・山の手言葉 等の研究

    お世話になります。 タイトルに記載させて頂きました、女房言葉・公家言葉・山の手言葉に特に興味がありまして、詳細を研究したいと思っております。インターネットでも様々検索致しましたが、どうも満足するほどの詳細な情報を得る事は出来ませんでした。 そこで、詳細に研究可能な書籍やおススメなホームページなどなど少しでも有益な情報がございましたら、ご回答頂きたい次第です。 他にも面白い方言や言葉がありましたら、教えて下さい。宜しくお願い致します。

  • 「話を食う」の由来

    標準語だと思って日常会話で多用します。 ある時、その言葉が変だと指摘され、ふと疑問に思い質問させていただきました。 念のため意味合いを解説します。 「話を食う」=話を鵜呑みにする、すぐその気になる、感化される そんな意味合いです。 「話を食う」の語尾は変化しますが、話を「会話」でも代用しませんし、食うを「食べる」とも代用しません。 否定的なイメージで使います。 (例文) A「味噌汁に油揚げを入れると精力増強効果があるんだって。そういえば、この味噌汁にも油揚げが入っているね」 B「だからか、なんとなくムラムラしてきた」 A「おまえは、すぐそうやって人の話を食うんだから」 ネットで検索しても、ほとんど出てきません。 使われていないけど正しい日本語 どこかの方言(北海道、東北、関西) 芸能人が言っていた造語 「話を食う」の言葉の由来 わかる方、使っている方、おられましたら ご返信お待ちしております。

  • 神社で行われる神前結婚って一体どの神様に手を合わせているのでしょうか?

    神前結婚でふと疑問に思ったのですが、日本には『八百万の神々』という言葉が有るように沢山の神様がおられますが、神前結婚の際には一体どの神様に手を合わせて祝福を受けているのでしょうか??? 私も神前結婚をと考えているのですが、どの神様に参っているのか知りたくて・・・。 ご存知の方、教えて下さい。