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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:世襲議員について)

世襲議員の問題点とは?

cyototuの回答

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  • cyototu
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回答No.31

政治とは何かを考える意味で質問が的を射ているので、皆さんの回答を読んでいるといろいろ参考になりますね。特に民主政治が何で愚民政治に移行し易いのか、その教科書的な例をここの回答ではいくつも探すことが出来ます。 そもそも民主主義とは、一部の既得権益を持った家族や集団に時の権力を独占させないとこが大原則なのですね。その民主政治に対して最も恐ろしい敵が世襲政治です。ところが、それを理解できずに、世襲の家の子息も市井の人も同じように扱うのが平等ではないか、そして、そのように平等に扱うことが民主主義ではないかと勘違いして、それなのに何故世襲の連中を特別扱いするのか、と言う議論がまかり通っているようです。 歴史を振り返ってみると、民主主義に対して最も恐ろしいのは、優秀な連中のなかでも比較的に優秀で、かつ見栄えや口のうまい人が出て来て、それなりの業績を残す場合なんですね。その結果、それこそ小泉某の言うB層に属する国民の多くが魅了されてしまう。具体的な例では、共和国家であったローマを帝政に変えてしまったシーザー、フランス革命でやっと手に入れた民主主義を帝政に変えてしまったナポレオン、国民から第一党としての指示を得たヒットラー、現在の北朝鮮の金王朝の始祖金日成、これらは皆、一般大衆の国民の圧倒的な支持を得て、王朝を手に入れて来たのです。 その危険性に気付いているアメリカでは、どんなに優秀でも、またどんなに国民に支持を得ている人でも、大統領の三選は原則として認めないことになっている。どんなに抜きん出て優秀で、その人に任せた方がこの次の4年間の国民の生活が以前よりも良くなることが目に見えていても三選は認めません。すなわち、既に二選を果たした大統領を残りの人に対して意識的に差別して、どんなに優秀でも他の残りの人と同じ権利を与えないのです。それは、民主政治が簡単に愚民政治に移行してしまうという歴史的事実を認識しているからです。過去にその独裁者を選んで来たのは一般国民であり、また、その優秀な連中を選ぶことの何が悪いと、喧伝した一寸教養のある連中が幾らでもいて、一般国民がその連中に惑わされていたと言うことを知っているからです。そして、政治権力が少数の家や集団に集中してしまうことの恐ろしさを嫌と言う程思い知らされて来きたからです。 現在の日本でそんなことが起こる筈がないと言えるとしたら、まだまだ日本人の民意が高いからでしょう。だから、ここでの遣り取りも可能なんでしょうね。それは喜ばしいことです。しかし、過去のローマ人もフランス人もドイツ人も日本人と比べて極端に民意が低かったとは思えません。それでもやはり独裁政治に移行してしまったのは、その政治家のせいばかりではありません。長期的な時間スケールで物を考えることが出来ず、従って、過去の人類の悲惨な経験を自分の物とすることが出来ず、「優秀な人間に政治を任せるのが何故悪い、我々はこのような優秀な政治家を待望しているのだ、そして子供の時からその優秀な人の下で訓練を受けた人達は、政治と専門家として市井の人達よりも適している可能性が高いのだ」と宣伝をした人達が一杯居たからです。 政治は私的な利益追求の行為ではなく、社会正義の実現を目指す利他的な行為です。ですから、私企業の営みと公の政治を同じ基準で話すわけにはいかないのです。親が代議士や大臣や首相だった人達の子息は、私企業に就職する際に、市井の人達の子息と比べて既に途轍もなく有利な条件で就職ができ、また出世が出来るのが現実のこの社会です。ですから、そのような幸運に恵まれた方達には、その親が「お前は、政治家の家に生まれて来てしまって運が悪かったのだ。不公平だとお前は言うかもしれないが、政治家に成ることは諦めて、大企業の幹部でいることだけで甘んじてくれ」と諭せるような世界が来ることが、本来ならば理想的なのです。勿論これは理想ですので実現は不可能です。しかし、全ての理想と同じように、その理想を漸近極限としてその極限値との距離を一歩でも縮める努力をしている社会が健全な社会であり、そしてそのような健全な社会を作ることは常に可能です。 それに対して、世襲にも優秀な人もいるのでそれで何は悪いと、その理想からの距離を開きかねない主張をしている方がいる限り、民主政治がいつ何どき愚民政治に移行してしまうかも解らない危険に晒されていることを、過去の人類史は繰り返し教えて来ているのです。

yan-wenly
質問者

お礼

回答していただいた皆様、熱い回答をいただきありがとうございました。意見の違いはあれど、皆さん節度を守った言葉の選択をしていただきまして、非常に良い流れになったと思います。 私ももう少し、客観的な目で政治を見るのではなく、もっと色々見ていきたいと思います。

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