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カントの道徳哲学って?
哲学のテストでカントの道徳哲学について述べなければいけません(>_<)覚えれるような量で説明していただけないでしょうかm(__)mお願いします。
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noname#135843
回答No.1
こんばんは、Hidocchiと申します。 カントは、まず、主観的な行為の原則となるものを”格率”とよびました(例:「早起きする」、「嘘をつかない」等です)。 一方、 人間とは自分で立てた法則に従う存在、自律的存在であるからこそ、そのような他者の”格率”も当然尊重されなければなりません。そこで、「自分が主観的に打ち立てた”格率”」が「他者の”格率”」と対立せず、“普遍的な”ものになるようにしなくてはならない、と考えました。 つまり、カント曰く、「汝の意志の格率が、常に同時に普遍的立法の原理と見なされうるように行為せよ」という訳です。 また、カントの特徴としまして、善なる行為とは純粋に善なる”意志”から行われた行為に限られるという立場をとっています。つまり、「もし~ならば~せよ」というような条件つき命令(仮言命法といいます)に従った行為ではなく(「見返りは関係ない」という訳です)、ただ“善意志”の命令である「汝~すべし」(定言命法といいます)という行為自体に絶対的な価値をおいた行為こそが善なる行為であるとしました。上述のカントの言葉も、定言命法になっていることがお分かりかと存じます。 ご参考になれば、幸いでございます。