質問させて頂きます。エコグラムで診断すると、アダルトの部分が最小になっ

質問

質問させて頂きます。エコグラムで診断すると、アダルトの部分が最小になっているので、精神面が大人になっておらず子供の要素が強すぎと出ます。どのような言動をすれば良いでしょうか？

回答No.2

vzb04330 · ベストアンサー

No.1です。

ご承知かと思いますが、エゴグラムは、エリック・バーンによる交流分析の理論が考える自我の状態を捉えるために開発された質問紙です。

交流分析の考える自我の状態は、子ども（Child、AC（順応した子ども、adapted child）とFC（自由な子ども、free child））、大人（Adult、A）、そして、両親（Parent、P（NP（養育的な親、nurturing parent）とCP（批判的な親、critical parent））の、合計５つになります。

補足していただいた情報によれば、これらのうち、質問者様の場合、やはり当初お書きになったように、Aのみが低く、他の４つはほぼ同じレベルで高得点の領域に含まれるということでした。
この結果は、大人の自我状態が低いことを指します。
大人の自我状態は、事実に基づいてものごとを判断しようとする部分をさします。
このAが高く、主導権を握っているときは、Pの偏見や、Cの感情がコントロールされて、統合的で適応性に富み、創造性も高まる。そして、自律性豊かな人間として活動できるとされます。
また、あまりに過度でない程度にAの強い人は、論理的でビジネスライクに割切る合理主義者という面も見られます。

Aが低い場合には、身構えないで、素朴である。情緒的な傾向が強く、情に流されやすい。思いこみで判断することが多い。また、計画性がないといったことが指摘されています。

まずは、ご自身で、このようなAの低い傾向に思い当たる部分があるかどうかを、謙虚に振り返ってみてください。

「身構えないで、素朴である」など良いと思われる傾向の他に、「情緒的、情に流されやすい、思い込みで判断する、計画性がない」といった、あまり好ましくない傾向とがあります。
あまり良くない傾向があるようでしたら、普段から、物事を多面的に見るように努力する、何かあった場合に、すぐに感情的な反応をしてしまわずに、一呼吸置いて、その物事をよく見てから反応するようにする、さまざまな情報を得た上で判断や計画をするといった点にお気をつけになったらよいのではないかと思います。
これらのことは、球にはできませんので、上述のように、「普段から」「日常生活において」心がけて行かれることが大切です。

参考となる文献を掲げておきます。
これらの他にも、新書や文庫本で、交流分析、エゴグラムという用語がタイトルに含まれたものをご覧になってもよろしいと思います。

参考文献
末松弘行（1995）：東大式エゴグラム（TEG）第2版．松原達哉（編）最新心理テスト法入門，日本文化科学社，pp.210-211．
赤松智子・神先美紀（1998）：エゴグラム．山中康裕・山下一夫（編）臨床心理テスト入門，東山書房，pp.137-143．
中村和子・杉田峰康（1984）：わかりやすい交流分析入門．チーム医療．

お礼

大変詳しく、お教えいただきまして、有難うございました。自分自身アダルトの部分が弱いのは、認識していました。閃きで行動に移して失敗した事も多々有り、これではいけないと、思いつつ自分に素直に行動した結果だから、後悔はしないと自身に言い聞かせて、自分を慰めている始末でした。此れからは、おっしゃる通り一呼吸置いて行動に出て行こうと思います！それに参考文献まで教えて頂き、大変感謝いたします。お世話に成りました。

回答No.1

vzb04330

心理士です。

お困りのことは分かりますが、これだけの情報では何ともいいかねます。
エゴグラムですので、A（アダルト）以外にも4つの下位尺度があります。

エゴグラムの評価は、
1）5つの下位尺度の得点の高低によるパターンがどうなっているか
2）5つの下位尺度のそれぞれの得点が、標準点またはパーセンタイルでどの程度になっている（また、どの範囲に含まれている）か
ということを考えて行います。

したがって、「アダルトが最少」というだけでは何とも言えないことになるのです。

補足

vzb04330さん、お世話に成ります。CP NP上部水平A最下部FC AC上部水平です。