今回の尖閣諸島問題これでいいのでしょうか、、、？

質問

今回の尖閣諸島問題これでいいのでしょうか、、、？
大抵のことは他人事のように済ましてきましたが、今回ばかりは怒りが治まりません。
日本はどうなってしまうのでしょうか。。。
中国に頼らなくすることはできないのでしょうか？

もう少し日本の国益のつながるような外交ができる政治家は現れないのでしょうか？

回答No.22

IXTYS

＞今回の尖閣諸島問題これでいいのでしょうか？

今回の日本政府の対応は百点満点で十点にも満たないお粗末な答案でした。　　それは中国政府と何か交渉して、交換条件を取りつけてから釈放したという形跡が見えないからです。　　強硬姿勢に驚き慌てて降参したとも取られかねないものだったからです。　　

中国が経済的に力をつけて来たので領土的な野心が強くなり、尖閣諸島への関心を強めているという報道を読みました。　典型的な内向きなもので驚きました。　　日本政府もお粗末なら、マスコミも右に倣えで、お粗末極まりない。

尖閣諸島は琉球王国の領土でした。　中国は琉球王国と『冊封関係』を結び、尖閣諸島は琉球の一部と認めています。　　それが最近急に関心を強めているのは地下資源があるからと考える向きもあります。　果たしてそんな単純なことでしょうか。　私は違った解釈をしています。　

● 何故周辺諸国と領有権を巡って衝突するのか。　
ベトナムとの西沙問題、6 カ国が領有権を主張する南沙問題、フィリッピンとのミスチーフ環礁の領有問題などASEAN諸国とももめごとが絶えません。　中国政府が領土問題を出す時は国内で軍部と揉めているなど国内問題が深刻な時と相場が決まっています。　

中国国内には多くの民族紛争が起っています。　それに加え、政治的な民主化を要求する運動もありました。　さらに中国共産党内部の主導権争いもあります。　1997年、香港島が中国に返還されて以来、中国共産党に一大変化が起っています。　中国共産党の綱領が改訂され、資本家の入党も認められたのです。　

欧米で教育を受け、語学も堪能な香港華僑も共産党員なのです。　　労働者上りの従来の党員とは能力に雲泥の差があります。　中国そのものが香港に呑み込まれようとしているのです。　　香港島という一寸法師が中国と言う鬼の腹の中で大暴れをしているのです。　中国の国中の企業が香港資本に買収され、資本主義的経営に移行しているさなかです。　これから『顧客満足度』とか『品質管理』という概念が中国企業にも定着します。　そうなると社会主義は崩壊します。　時間の問題です。

● 日本政府はどういう態度を取るべきでしょうか？
静観などもってのほか。　　アメリカと手を汲んで中国共産党の追い落としを画策すべきです。　私は個人的にはＯＤＡのコンサルタントとして長く中国と係って来ました。　医療保健衛生のプロジェクトで中国の医療関係者と接触して来ました。　

私は英語に堪能なので日本語の出来る通訳など付けず英語の出来る中国人通訳と一緒に仕事をして来たのです。　中国人の英語は日本人以上にお粗末。　俗に言う『ピジンイングアリッシュ』というやつでお話になりません。　正当な英語を喋る人間への劣等感は相当なものです。　日本人が英語を喋って中国人の中に入り込む。　これだけて彼らには脅威なのです。　日本人は凄いと思わせるだけでじゅうぶんなのです。　これまで政府から聞かされていたこととは少し違うぞと思わせる。　これでじゅうぶん。　中国人がそう思うようになれば内部崩壊の立派な手助けになります。　

● いつ頃内部崩壊は起りますか？
既に内部崩壊は起っていると見るべきでしょう。　だからこそたかが尖閣諸島ごときで中国政府は大騒ぎをし、チャーター機で船長を迎えに来るのです。　　日本人もマスコミももって『グローバル』な視点でものごとを見るべきです。　社会主義は崩壊の一途を辿っているのです。　これを忘れてはなりません。　仙石官房長官という元社会党員もその崩壊して行く前世紀の遺物に過ぎないのです。　　だから限りなく零点に近い対応しか出来ないのです。