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公的資金の返済方法
公的資金の返済方法 国内外の大手銀行の中には、数兆円もの巨額の公的資金を早ければ数年以内に完済する所があります。例えば、アメリカのシティバンクは2008年に注入された約4兆円もの公的資金を、今年中に完済する予定です。そんなに早く返済できる理由がわかりません。 例えばX兆円の公的資金を注入されたとします。「X兆円注入された」ということは「X兆円以上の損失が出た」という事だと思います。これを完済するには2×X兆円(損失の穴埋めにX兆+公的資金の返済にX兆)の利益をあげないと不可能ですよね?厳しい経済情勢の中、どの様に公的資金の倍の2×X兆円もの利益をあげているのでしょうか?
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- at9_am
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> 例えばX兆円の公的資金を注入されたとします。「X兆円注入された」ということは「X兆円以上の損失が出た」という事だと思います。 違います。 銀行の場合、BIS規制のため、貸し出しの一定割合の自己資本を持つことが要求されています。この自己資本が不足すると営業ができないため、自己資本の増強のために行われています。 損失でも確かに公的資金注入は行われますが、通常は損失ではなく別の事情で、増資をすることが難しくなった場合に、一時的に政府等からの資金により増資などをすることによって行われています。 したがって、貸付金という形態を取るか、出資という形態を取るかを別にしても、損失がゼロであっても公的資金が注入されることがあります。 > これを完済するには2×X兆円(損失の穴埋めにX兆+公的資金の返済にX兆)の利益をあげないと不可能ですよね? 基本的には上記のようなものですから、 1)どこかから増資を受けた 2)経営規模を縮小した などによって自己資本が確保できれば返済することになります。利益から返済することもできますが、必ずしも利益から返済することはありません。