賃金が低い国ほど地価・物価も安くなる理由

このQ&Aのポイント
  • 低賃金の国では地価や物価も低くなる傾向があります。
  • 例えば、同じ人口密度の場合、低賃金の国の地価や物価は高賃金の国の20分の1程度になることがあります。
  • しかし、一部のハイテク製品やぜいたく品を除いた一般的な商品やサービスの物価は大きく異なることはありません。
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賃金が低い国ほど地価・物価もかなり安くなることについて

賃金が低い国ほど地価・物価もかなり安くなることについて 例、同じ人口密度の場合、B国の賃金がA国の賃金の20分の1の場合、地価もB国の地価がA国の地価の20分の1、物価が一部のハイテク製品・一部のぜいたく品を除きB国の物価がA国の物価の20分の1になりますか? A国(先進国) 賃金 100 地価 100 物価(一部のハイテク製品・ぜいたく品を除く) 100 B国(途上国) 賃金 5 地価 5 物価(一部のハイテク製品・ぜいたく品を除く) 5 実際、中華人民共和国も賃金が日本の20分の1なら同じ人口密度の地域の住宅地・商業地・工業地の地価も日本の20分の1、物価も一部のハイテク製品(103型リアプロジェクションテレビ・液晶テレビ・新型パソコン・年式の新しい日本のメーカー新車など)・一部のぜいたく品(5つ星ホテル・高級車・宝石・貴金属など)を除きほとんどの物価が日本の20分の1になってますか?

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  • bayu-bayu
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回答No.1

こんにちは。 国際協力業をしている者です。 質問に対する回答ですが、端的に言うと「そうはなりません」。 質問者様が「例」として挙げている条件では、共通事前条件が「人口密度」しかありませんが、実際に地価や物価、贅沢品価格などは、人口密度よりも多くの社会的要因によって左右されます。 日本と中国の比較を挙げられていますが、中国の賃金が日本の1/20の場合、地価が1/20になるためには、土地の利用目的、その土地を使って生産される産物、その産物の収益元(国内消費か輸出か)など、様々な要因が複合的に絡んできます。 特に贅沢品やハイテク産業機器は、賃金のように国境を越えて価値が異なるということがないため、賃金は1/20でも、商品価格がほぼ同一(1/1)か、生産国以上の価格が設定されている場合もあります(輸送費など)。 一般に、賃金が1/20であれば、総合的な物価は1/20と捉えることもできますが、実際には物品ごとの価格も異なりますし、日本の賃金査定基準も贅沢品の購買力などを考慮して設定されていないため、別枠として考えた方がよいと思います。 ちなみに、日本とマレーシアの比較をすると、 初任賃金は日本の1/2=12万円 - - - - - 総合物価は日本の1/5=缶ジュース25円 交通運賃は日本の1/10=タクシー初乗り60円 基準地価は日本の1/30=都心一等地1平方メートル300万円 - - - - - 高級ホテルは日本の1/10=リッツカールトン1泊1室8,000円 国内航空便は日本の1/15=東京~福岡(1,000km)の移動で1,800円 日本車価格は日本の1.25倍=カローラ1台180万円 新型パソコンは日本の1.3倍=ソニーのA4サイズVAIOが27万円 液晶テレビは日本の1.5倍=シャープのアクオス42型が25万円 といった具合に、物の対象によって価値が異なります。 贅沢品・高級品の部類でも、モノによって価値が異なります。 贅沢品でも日本以下の地価になるものもありますし、一般品でも比較物価価値は異なります。 ちなみに、「購買力平価(1ドルの価値)」を通して考えると、給料が半分のマレーシア人の購買力は、日本の5倍以上になります。 つまり、給料は半分でも、日本人の5倍生活必需品を買うことができます。 賃金と物価には、一定の相関関係があるものの、その国で生産されていない商品は高価になりやすく、生活必需品外の消費に関しては、需要と供給の関係、生産地との距離が影響しやすくなります。 中国も同様で、地価が高騰して東京と同じような地価となる場所もある一方で、賃金は低水準です。 賃金は、総合的な物価価値の一部を判断して設定されており、その設定のためにはいろいろな要因が反映されています。 地価も同様に、いろいろな要因によって決定されますが、賃金と同じ条件で価値が決められているわけではありません。 その土地をどう活用するか、その土地をどういう目的で使用するか、といった「土地付加価値」によって決まる割合が大きいため、賃金とは必ずしもリンクしません。

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