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社債の繰上償還について

社債の繰上償還について 社債の償却原価法に、社債額面による社債資金の利用割合に応じて償却している場合 繰上償還がなされた場合の繰上償還時償却原価の求め方に疑問があります。 テキストにはその社債額面から繰上償還社債に対する、以降の償却額を控除した額となっています。 これ以外に繰上償還社債の償却原価を求める方法はありませんか? 社債の取得原価にこれまでの償却額を加減して償却原価を求めたのですが間違っていました。 どうかご教授お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ichinii
  • ベストアンサー率55% (5/9)
回答No.3

記載していただいた具体的な数値例に沿って説明すると 当該社債によるX1年4月1日時点での資金調達額を考えます。 全体では 800,000×97/100=776,000 ですが、 この社債の償還予定は以降5年にわたり毎年160,000円償還するというものなので、 償還予定ごとの資金調達額を計算することが必要です。 そこで、800,000-776,000=24,000(社債発行差金相当)を5回償還の級数法的に配分する (5回×(5回+1))÷2=15コマ 24,000÷15コマ=1,600円・・・・(A) なので、 1回目の償還予定の社債のX1年4月1日時点での資金調達額は 160,000-(A1600×1コマ)=158,400・・・・(1) 2回目の償還予定の社債のX2年4月1日時点での資金調達額は 160,000-(A1600×2コマ)=156,800・・・・(2) 3回目の償還予定の社債のX2年4月1日時点での資金調達額は 160,000-(A1600×3コマ)=155,200・・・・(3) 4回目の償還予定の社債はX1年4月1日時点での資金調達額は 160,000-(A1600×4回)=153,600・・・・・・(4) 5回目の償還予定の社債はX1年4月1日時点での資金調達額は 160,000-(A1600×5回)=152,000・・・・・・(5) となり、(1)から(5)までの合計で776,000円になります。 そして、問題の4回目の償還予定のもののみを考えます。 これはX2年度末、つまりX3年3月末では金利調整分を考えた償却原価は (4)153,600+(A1600×2コマ)=156,800円 そして、これを@99円で繰り上げ償還なのだから 社債    156,800 /当座預金 160,000×99/100=158,400 社債償還損   1600 になります。

yomisuke
質問者

お礼

丁寧に解説してくださり、お蔭様で私が何を間違えていたのかに気づきました。 抽選償還日の違いから同時点での資金調達額も変わってくるのですね。 質問できる人が周りにいないので本当に助かりました。ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • blooks
  • ベストアンサー率67% (118/176)
回答No.4

>1より社債のX1年度計上時の金額は160000×97/100=155200 これが間違いです。 No.3に適切な回答があるので詳しくは書きませんが、 5種類の社債を発行したと考えます。 発行価格は逆算で求めます。 No.3にある5種類の発行価格を平均すれば155,200になります。 5種類の発行価格の単価を平均すれば@97になります。 問題に与えられている単価@97は平均単価なのです。

yomisuke
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 問題の意味が漸く分かってきました。 また自分がとても大雑把にしか把握できていなかったのだと気づきました。

  • apccpa
  • ベストアンサー率76% (39/51)
回答No.2

間違ってたら申し訳ないんですが、繰上償還と言っても普通の償還ではなく抽選償還のこと言っていらっしゃるのですか?もし抽選償還なのであれば、質問者さまの今までの繰上償還の償却原価の求め方が違ったのではなく、今までのやり方では解けない問題なのです。 抽選償還(社債の額面の内、ある一定額を定期的に償還する方法)の場合、額面金額は分かりますが、取得原価は問題を最初見た段階では分かりません。次のような例があったとします。 例)取得原価925,000円、額面総額1,000,000円、償還期限4年、毎期3月31日に250,000円ずつ償還する社債を×1年4月1日に発行(償却原価法は定額法)。×3年度末に償還される社債を×2年12月31日に繰上償還することになった。 このような場合、償還される社債の額面は250,000円と分かりますが、取得原価は分かりませんよね?よって償却原価も求めることは出来ません。なので以下の計算式で求めることになります。 (1)1,000,000-925,000=275,000(4年で償却されるべき償却額) (2)275,000÷10=27,500(社債額面250,000円あたりの一会計期間の償却額) →×2年3月31日に償還される社債は×2年3月31日に行われる償却原価法の仕訳により250,000円となり、×3年3月31日に償還される社債は×3年3月31日に行われる償却原価法により250,000円となります。よって×1年度の償還社債は1回の償却原価法で、×2年度の償還社債は2回の償却原価法で、×3年度の償還社債は3回の償却原価法で、×4年度の償還社債は4回の償却原価法でそれぞれ250,000円になります。そして、定額法であることを踏まえると上記の式により償却額が求まるわけです。 (3)250,000-27,500×15/12=215,625 →本来ならば、×3年度末である×4年3月31日に行われる償却原価法により250,000円となるはずだった。しかし、1年3ヶ月前の×2年12月31日に償還されてしまったため、一会計期間の償却額×15/12だけ額面より低くなっているのでこの計算式になります。 もし全く別の問題について悩んでいらっしゃったのであれば、誤答申し訳ありません。

yomisuke
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 確かに抽選償還が合わさった問題でした。 下の質問者様の補足に具体的に書いておきました。 また何かお気づきの点がございましたらよろしくお願いします。

  • ichinii
  • ベストアンサー率55% (5/9)
回答No.1

ご質問の意味が分かりません。具体的な取引例をあげて質問した方がいいのでは?

yomisuke
質問者

補足

ご指摘有難うございます。抜粋して分からない部分を書かせてもらいます。 当期はX3年3/31を決算日とする一年である。 (決算整理事項等) 1、社債はX1年4/1に額面総額800000円の社債を額面100につき97円、期間5年(ただし毎年3/31に160000円ずつ抽選償還している)、利率年3%(利払日は3月と9月の各末日)の条件で発行したものである。 2、クーポン利息の処理は適正に行われている。 3、社債の償却原価法は、社債額面による社債資金の利用割合に応じて償却しており、過年度の処理は全て適正におこなわれている。 4、当期末に第4回目に償還予定の社債を額面100円につき99円(裸相場)で繰り上げ償還し、代金を当座預金から支払ったが未処理である。 本門はX2年度のBSとPLの部分的な作成が問題となっていますが、私は4の仕訳がわかりませんでした。 社債  156800        当座預金 158400 社債償還損  1600 解説ではこれが答えになっていましたが、私の考えでは、この繰上げ償還社債の取得原価は 4回目に償還予定なので、額面総利用額は640000円です。そしてX2年度に繰上償還しますので 現在までの利用金額は320000円です。1より社債のX1年度計上時の金額は160000×97/100=155200 金利調整差額は160000-155200=4800になります。従って4800×320000/640000=2400 X2年度末における繰上償還社債の償却原価は155200+2400=157600となる。と考えました。 つまり私は後ろからではなく前からの計算で繰上社債の償却原価を計算できないのかと悩みました。 私の考えでは何が間違っているのかご鞭撻のほどよろしくお願いします。

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