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「為に鼓するに足るものなし」
昔の高校の漢文の教科書にあったと思うのですが 鼓の名人がいて、殿様に気に入れられていた。 殿様が死んだとき、名人は 「為に鼓するに足るものなし」 といって、鼓を壊してしまう。 というお話。 鼓の名人の名前 殿様の名前、 「為に鼓するに足るものなし」の原文 の3点について、ご存知の方いらっしゃいますか。
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「専門家」でありながら自信が「なし」になっているのは、楽器が鼓ではないからで・・・。 昔、伯牙(はくが)という琴の名人がいました。 友人の鍾子期(しょうしき。殿様ではありません)は、伯牙が演奏する琴の音色を聞いただけで、伯牙の思いを知ることができました。 鍾子期が死ぬと、伯牙は自分の琴を壊してしまって、二度と弾くことはありませんでした。「以為世無足復為鼓琴者」。(以為(おも)へらく、世に復(ま)た為に琴を鼓するに足る者無しと。)この世の中には、もはや琴を弾いてやるに足る人はいなくなったと思ったからです。 有名な話ですが、漢文の教科書に載っていたとすると、『呂氏春秋』(りょししゅんじゅう)孝行覧の本味篇か、『説苑』(ぜいえん)尊賢篇かのどちらかでしょうか。『蒙求』(もうぎゅう)にもあるそうですが、『蒙求』は手元にないので今は確認できません。
お礼
どうもありがとうございます。 私の知りたいことはこれだったと思います。 なぜか 為に鼓するに足る者無し という言葉だけが記憶に残っていて、 しかもなかなか検索できなかったので 質問いたしました まことにありがとうございます。