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項羽の呼び方について
なぜ「項籍」より「項羽」という呼び方が一般的なんでしょうか? 『史記』の「項羽本紀」からきているのでしょうか? また、『史記』ではなぜ「項羽」とされているのでしょうか? 「項羽」という呼び方が一般的なのは日本だけでしょうか? 以上の四点について、 分かる範囲で結構ですので、ご回答よろしくお願いいたします。
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>どちらかと言えば、劉邦の諱を避けるべきですよね… 史記では「邦」は使用されてなかった思います。 (後漢時代の書物に成って初めて登場する。) 姓+字の劉季は有ったと思いますが…。 >蕭可曰、 >「劉季固多大言、少成事。」 項羽(=覇王)、劉邦(=高祖)と呼称するのが諸々の経緯を考えると一番通りが良いはずですが、日本の場合、長與善郎の戯曲「項羽と劉邦」が宝塚歌劇団初の一本立てミュージカル『虞美人』の原作になり、司馬遼太郎が「項羽と劉邦」という題で小説を書き、おなじく横山光輝が同じく「項羽と劉邦」という題で漫画を描いてしまった為に日本では…。 なお、中国で製作された作品でも同時代の物だと「項羽と劉邦」と付けてしまう日本の関係者をどうかと私は思うのですが…。 ・張芸謀総監修による中国・香港合作映画『項羽と劉邦/その愛と興亡』(原題: 『西楚霸王』)。 ・中国のテレビドラマ『項羽と劉邦・背水の陣』(原題: 『淮陰侯韓信』)。 ・中国のテレビドラマ『大漢風』の日本語版副題。
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- pri_tama
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姓は項、名は籍、字が羽だからです。 (諸葛亮を諸葛孔明というの同じ。) 中国などの東アジアの漢字圏には、諱(いみな)という、貴人や死者を本名で呼ぶことを避ける習慣が有るからです。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 『史記』での記載はやはり諱だからということでしょうか。 列伝を見ると、他の人物も名より字を優先して表記されていますね。 日本ではよく「項羽と劉邦」という言い方をされますが、 なぜ劉邦は【姓+名】で、項羽は【姓+字】なんだろうと思い、 質問させていただきました。 (どちらかと言えば、劉邦の諱を避けるべきですよね…)
お礼
ご回答ありがとうございます。 言葉足らずで申し訳ございません。 質問の「一般的」という言葉は 「今日の日本で日常的に使われる」という意味でして、 今の日本人が諱を理由に項羽の名を避けるぐらいなら どちらかと言えば劉邦の名を避けるのではと思った次第です。 (高祖>覇王という認識なんですが、合っていますでしょうか?) 日本で「項羽と劉邦」という言い方が広まっているのは ご紹介いただいた作品の影響が強そうですね。 著名な方々なので、非常に納得いたしました。 >項羽(=覇王)、劉邦(=高祖)と呼称するのが諸々の経緯を考えると一番通りが良いはずですが 「劉季」より「劉邦」と呼ぶ方が自然ということでしょうか? それとも覇王や高祖という立場が関係あるのでしょうか? 何分知識が乏しいもので、補足いただけると助かります。