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四面楚歌の場面が描かれている本
先日「覇王別姫(日本題名:さらば、わが愛)」のビデオを初めて観ました。 ビデオの詳しい内容は省略しますがなかなか素晴らしい映画で、項羽の四面楚歌の場面について詳しく知りたくなりまいた。 「史記」の日本語訳でもよいのですが、もっと分かりやすい小説があれば教えてください。 小説でなくても、ビジュアルに訴える解説書のようなものでもなんでもよいです。 中国文学も中国の歴史もほとんど分からない素人でもすっと入り込めるような本を探しています。 よろしくお願いいたします。
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ずばり『史記』を読んで下さい。 司馬遷の文章に勝るものはありません。 物まね・偽物を山ほど読んでも本物のよさは絶対に分かりません。 極端で気に障るかも知れませんが、本物以外を読むのは時間の無駄です。 直に読めば、『史記』が後世に絶大な影響を与えた理由を自ら納得できます、 古代中国の歴史も分かります、一石二鳥どころか、一石百鳥です。 私は筑摩世界文学大系#6・#7の2分冊本(小竹文夫・小竹武夫訳)で『史記』を読みました。 四面楚歌の部分は、この#6の最初の方、項羽本紀第7に書かれています。 また『史記』#7の列伝部分には個性的な英雄豪傑が今も息しているように描かれています。 史記の列伝部分はプルターク『英雄伝』と比べてどちらか将棋の飛車か角かという位の傑作です。 この2つは人類の宝だと私は思っています。 繰り返します、『史記』そのものを読んで下さい。
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- danazou
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ビジュアルとわかりやすさオンリーでいえば 本宮ひろ志のマンガ「赤龍王」はいかがですか? 三国志を描いた「天地を喰らう」とともにビジュアルから歴史の世界に入るきっかけのような作品です。 (歴史に詳しくなると独創的すぎて読まなくなりますが) またゲームでいえばコーエーから「項劉記」が出ています。
お礼
>本宮ひろ志のマンガ「赤龍王」 横山光輝さんの「史記」以外にも漫画があるのですね。 「ビジュアルから歴史の世界に入るきっかけのような作品」というのが気に入りました。 私のような歴史音痴にはとてもよいかもしれませんね(笑) こちらも是非読んでみたいと思います。 ゲームまでご紹介いただきありがとうございました。
- natamame
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陳瞬臣さんの「小説 十八史略」 6巻まで中国史上の有名な話がたくさんあります。 四面楚歌は第2巻の後半あたりだと思います。
お礼
>陳瞬臣さん お名前だけは以前から知っていましたが、こちらも読んだことなかったです。 「小説 十八史略」の四面楚歌の巻まで詳しく教えてくださりうれしい限りです。 きっと四面楚歌の場面を読んだだけでは満足できないようなうれしい予感がします(笑) ありがとうございました。
- horaemon
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司馬遼太郎のも確かにいいですね。 あとビジュアルということではマンガで横山光輝著の項羽と劉邦があります。 とても読みやすくおもしろいですよ。 その後司馬遼太郎や横山光輝の他作品もご覧になってください。 その世界観にのめりこむことまちがいなしです。 もっと読みたくなったなら宮城谷昌光さんの本も中国の潔人を描く本格小説です。 どんどん読んでみましょう。
お礼
>その世界観にのめりこむことまちがいなしです。 凝り性でけっこう突き詰めていく性格なので、本当にのめりこんでしまいそうです(笑) 宮城谷昌光さんのお名前は初めて知りましたが、図書館にけっこう蔵書があることがわかりました。 これをきっかけにどんどん世界が広がっていきそうです。 ありがとうございました。
- char2nd
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横山光輝さんが「史記」を漫画化しています。
- 参考URL:
- http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/listmania/list-browse/-/1HO1Y4XICRI1E/250-3057698-0502611
お礼
漫画もあるんですね! 大変うれしい情報です。 なんとこちらも地元の図書館に全巻揃っていることが分かりました。 読むのがとても楽しみです。 ありがとうございました。
司馬遼太郎の「項羽と劉邦」が取っつきやすいと思います。
お礼
今回初めて投稿させていただいたので、こんなに早くご回答をいただいてびっくりしています。ありがとうございます。 以前、地元の図書館の検索システムで「項羽」で検索したら、司馬遼太郎さんの「項羽と劉邦」だけでもなんと8件も出てきたので(上・中・下巻、文庫版上・中・下巻、司馬遼太郎全集45・46巻)、大変気になっておりました。 取っつきやすいのですね。是非読んでみたいと思います。 ありがとうございました。
お礼
>一石二鳥どころか、一石百鳥です。 すばらしい説得力です!! 確かに、「史記」を知るには「史記」を読むのが一番でしょうね。 まずは「史記」から読むことにいたしました。 ただ、その他の小説等に関しても多分読んでみると思います。 自分にとって無駄かどうかは、自分で確かめるしか方法がありませんもの・・・ ありがとうございました!