• ベストアンサー

アメリカの農業

ある本の中にアメリカの農家は遺伝子組み換えにより 種の実らない栽培物の種を買わされていると書かれていました。 種が実らないので穀物メジャーより種を購入するしかありません。 それで穀物メジャーは大儲けし、農家は農奴と同じだと書かれています。 SF小説としては良い題材なんでしょうが、民主主義のアメリカで 本当にこんなことがおこっているなんて信じられません。 その辺の事情をご存知の方がいらしたら教えて下さい。

noname#112747
noname#112747

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.6

 「農奴」という言葉とかが誤解を招いているような気もするのですが、実際には農家にとっても管理のしやすさとか、収量(収入)増など、そこそこメリットがあるから穀物メジャーから種を買っているのが現状でないかと思います。  確かに遺伝子組み替えの作物はかなり普及していて、そのおかげで農業が工業化し、農業経営者が工場労働者と同じような状況に置かれているのがアメリカの現状で、GMとかフォードの工場労働者が、「大量生産設備の奴隷」になっているという意味と同じような感じで「農奴」になっているというのは事実でしょうが、暮らし振りという点では、世界一の経済大国の豊かさをそこそこ享受できているし、個々人は特に不満もないとかいうのが実態ではないでしょうか(中南米から出稼ぎにくる季節労働者は大変みたいですが)。  なお、アメリカでは農業経営者の暮らし振りも多様で、中には(宗教上の理由からですが)機械を全く使わず18世紀の手法そのままに農業をして生計を立てている人も数万人という単位でいるようです。伝統的な農法だと土地あたりの生産性は半分くらいに落ちるそうですが、自然農法で作った野菜という事で高付加価値となるので高い値段で売れ、あまり浪費をしない生活習慣もあって、そういう人達は保険なしでアメリカの高度な医療を受けにいけたりするぐらいで結構お金持ちだとか。  また、やや営利的なところでは、自然農法も富裕層を顧客にすると儲かるので、管理のほうは最新鋭の技術を導入して、作る作物とか投入する肥料などは伝統的な農法を導入、というケースも結構あるようです(まあ、これはこれで「穀物メジャー」のかわりに「自然農法コンサルタント」みたいなものに支配されるのかもしれませんが)。フランスの高級ワイン産地と同様の土壌を人工衛星で捜索して、その地にフランスの伝統的なブドウ栽培の手法を導入、最高級ワインの生産を行なっているという話もあります。    というわけで、たしかに、「こういう伝統的な農法が正義だ!」と過激な行動に出れば、妨害工作に遭うのも事実のようですが、黙ってやっている分には、行政や地元社会の干渉が大きい日本よりも自由にやれるのがアメリカの農業の実態のようです。

noname#112747
質問者

お礼

工場労働者って分かり易くていいですね。 やっぱり資本家に搾取されているんだと思います。 不満がなければいいんですが、 農家の友人に言わせると自分で改良する楽しみも必要だそうです。 アメリカの農家は工場労働者でもいいんでしょうかね? ともあれ実体がものすごく分かったような気がします。 有難うございました。

その他の回答 (5)

  • iamyou
  • ベストアンサー率26% (31/117)
回答No.5

現代の農業は種子戦争の時代と言われます。何かというと、農産物(牧畜など動物を扱うものも含めて)は全て良い子孫を残す遺伝子を利用して栄えます。植物について言えば「多量に収穫できるもの」「味の良いもの」「病害虫に強いもの」「気候の異常に強いもの」などの性質を持っている種子ですね。そして、現代では農産物の種子は色々のバイオテクニックで新しい品種が開発されています。  種子は親の形質を受け継いでいきます。昔は良い形質を持った種子を作るには交配を繰り返し、また何代もの育成と種子の選別を繰り返して一つの新しい品種を作り出していましたが、こうして開発した新品種の種子は代々引き継がれていきますので、一旦市場に出た品種の種子は誰もが手に入れることが出来ます。  しかし、バイオ技術で開発された種子の中にはその種子一代限りで目的の形質を失ってしまうものがたくさんあります。つまり孫の代になると元の形質を失ってしまうという種子です。このような種子は親の種子を作り出す技術が判らないと他の人には作れませんね。このような種子を持っていると、その種子を高い価格で販売することが出来ます。特許も取ることが出来、他の人には作ることが出来ません。このように有用な種子を開発することが現代では大きな農業ビジネスになっています。ご質問にある「種が実らない種子」もこの仲間です。  このような種子を開発した農業企業はこの種子を販売することをビジネスとして行います。これは当然の営利行為であって、これによって農家も他所とは違う農産物を作り、利益を得ることが出来ます。「種の実らない栽培物の種を買わされている」のではなく「買っている」のです。これはなにもアメリカだけのことではなく先進国では普通のことです。いま、花屋さんなどで売られている花にもこういったバイオ開発の花が沢山売られています。  こういう風に、今の農業は種子を制した者が農業を制すると言われて居ます。あなたのお読みになった書籍はなんだか歪な解説がされているように感じます

noname#112747
質問者

お礼

なるほど従来種の栽培が邪魔されているわけではないのですね。 そちらを聞いて安心しました。 種の実らないビジネスも本格的に普及していることも分かりました。 まあ、この本は歪といえばそうなんでしょうね。 高い種の代金に反抗的な態度を示す農家は トラックの運ちゃんや市場の関係者を巻き込んで 徹底的に潰すようなことが書かれていました。 特に心配になったのが独創的な一匹狼タイプを廃業に追い込むように 山のような規制を施行するとある部分です。 こんなことされたら種を穀物メジャーから買うしかなくなります。 でも、どうやらそんなことはないようですね。 日本も派遣ができたり、いつしか労働者が搾取される形になっています。 そういう感じで気付かないうちに誘導されてるとしたら恐いです。 まあ、こんな感じで実情はどうなのかなと思いました。

  • nazca091
  • ベストアンサー率20% (76/362)
回答No.4

アメリカは民主主義国家であるとともに資本主義国家でもあります。 そして民主主義と資本主義はイコールではありません。 当たり前の事ですが、気付いていない人が多いようです。

  • indoken
  • ベストアンサー率37% (173/457)
回答No.3

穀物メジャーの作戦なのは確かですが、嫌がる栽培農家に無理強いしている訳ではありません。そんなことをやろうとしても、誰もうけいれませんよ。 そんな種を使う人がいるのは、雑種強勢や遺伝子操作によって、他の種を使うよりもメリットがあるからです。儲けがあるから農家が進んで使うのです。 問題があるとすれば、農家の対応レベルではなく、より大きな自然の営みや、地球生態系との関係だろうと思います。

noname#112747
質問者

お礼

普通はそう考えますよね。私もそう思います。 強制しても誰も受け入れないと思いますが、アメリカですから・・・ 未だに受け入れていない農家も多いんでしょうか。 それとも便利?だからほとんどそうしちゃっているんでしょうか。 あるいはもっと露骨に受け入れるようにし向けているんでしょうか。

  • cowstep
  • ベストアンサー率36% (756/2081)
回答No.2

アメリカが民主国家だというのは、幻想です。国際的には独善的で、自己中心的です。

noname#112747
質問者

お礼

本当にそうですよね。本の中にも 「アメリカが民主主義なんてとんでもない社会主義国家だ」と 書かれていました。 強制的に買わされているのか 従来法でも嫌がらせとかなく栽培できているのかなどを知りたいです。

回答No.1

アメリカ国内ばかりでなく、海外に対しても積極的に行っています。現在の具体的な状況を確認してはいませんが、そう聞いています。 25年ほど前に、元農林水産大臣の亀岡高夫衆議院議員の活動報告会で彼が「遺伝子組み換え作物の国際戦略と日本の農業」という講演を行ったときにその話がでていました。遺伝子組み換えにより収穫量の飛躍的な増大、気象条件に対する耐性の増大が期待されるという話で、その中でアメリカの国際食料戦略として、食料にはできるが種の保存のできない品種の改良ということを力説してましたね。それに対し、日本は在来種の保護と遺伝子改良の推進に向け、東西2ヶ所に高度研究施設の建設を計画しており、是非、東の拠点は地元に造りたいという話でした。 民主主義の国ではありますが、その話に限らず、世界の貧困を造り出してるのは間違いなくあの国ですよ。

noname#112747
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なんとなく本当っぽいことなんですね。 25年前にそんな発言があったということは1985年頃から そんな感じになっていたんですね。 ちなみに本の中では種ができない品種はおかしいと書かれていました。

関連するQ&A

  • TPPのアメリカの真の目的とは?

    TPPのアメリカの真の目的とは? 日本国民に取って百害あって一利なしのTPPですが、アメリカの本当の目的は、遺伝子組み換え作物を強制的に買わせることなんでしょうか? ワタミよりブラックな会社で世界的に有名な モンサント社ですが、TPPが決まれば日本にもモンサント社の遺伝子組み換え作物を買わされ従来の日本の農業が禁止される可能性が高いじゃないでしょうか。 特に問題なのは、遺伝子組み換え作物のターミネーターと呼ばれる種のできない作物であり、これを買わされれば種ができないため永遠にアメリカの言い値で種を買なければなりません。 モンサント社=ロックフェラーであり石油での世界支配が限界にきてるので食料で世界を支配していこうということでしょうか?

  • 遺伝子組み換えが及ぼす生態系への影響

    拝見していただきありがとうございます。 今、遺伝子組み換えについて興味があり、ネットなどで調べています。(主にデメリット) 調べていて、遺伝子組み換えを行なった植物を人間が食べても、人体への影響が無いということがわかりました。(現在承認されているものに限る) しかし、ここで一つ疑問に思ったことがあります。それは生態系への影響です。遺伝子組み換え植物の中にはある特定の害虫を殺すものがありますよね。これによって生態系への影響は出ないのでしょうか? 今現在、遺伝子組み換えされている植物は、栽培量的にはあまり多くないと思います。がしかし、何らかの原因(種が風によって飛ばされるなど)で、畑に栽培されている遺伝子組み換え植物が野生に自生し、かなり数を増やすと流石に影響が出るように思います。 このことについてどなたかご解答よろしくお願いします。また、私の思い違いなどもあると思いますのでご指摘もお願いします。

  • 飼料用トウモロコシ・大豆を探しています。

    福岡市内または近郊で飼料用トウモロコシ(非遺伝子組み換え・PHF)を探しています。あと、大豆(クズ大豆)これも非遺伝子組み換えで、無農薬栽培のもの。販売店でも取り扱っている業者の方でも構いませんので教えて下さい。直接農家の方でもいいです。 ちなみにJA福岡とJA前原では、入荷できないと言われました。 よろしくお願いいたします。

  • 遺伝子組換え食品の賛否

    はじめまして、大学で生物学をちょっと学んでいる者です。 この間の授業で、遺伝子組み換え食品について学んだのですが、アメリカでは大豆・トウモロコシを中心に広まっているのに、日本の製品にはかならず(遺伝子組み換えでない)と表示してることが何だか変に感じました。 遺伝子組み換え作物には、防虫剤が不要になったり、土地の良くないところでも栽培できるようになったり、栄養価が上げられたり、逆にコレステロールを下げられたりと、作る上でも食べる上でもメリットがたくさんあるようです。 しかし、多くの日本人が避ける通り、遺伝子組み換えされた植物は、人間にとって、また自然界にとって、そこまで悪影響を及ぼすものなのでしょうか? 皆さんの考え・知識を拝借したいです!

  • 遺伝子組み換え食品について

    豆腐に記載されている、遺伝子組み換えでない、という表示についてお尋ねします。 遺伝子組み換えでないと表示されていても5パーセント以下の使用ならこのように表示できるということらしいです。 いつも食べている豆腐について心配になり、メーカーに問い合わせるとアメリカ産の大豆を使っているということでした。上記のことについて、100パーセント遺伝子組み換えでないといえるかと質問すると業者が持ってくるものを使うだけでそこまではわからないということでした。 アメリカ産の大豆で100パーセント遺伝子組み換えでないものはまずないと考えたほうがいいのでしょうか。それと栽培方法について農薬等のこと、ホストハーベスト農薬についても心配です。 普段は以上の点が心配なので国産大豆使用の生協の豆腐を食べています。 スーパーで売っていたこの豆腐を試しに食べたところ、生協のものより味が良かったのでできればこちらを食べたいのですが心配です。 以上の点について質問します。

  • かぼちゃを蒔いたら雄花だけ

    八百屋さんで買ってきたかぼちゃを料理していたら、子供が種を蒔いてかぼちゃを育てたいというので、蒔いてみました。が、咲く花は雄花ばかり。どうして?、種屋さん苗屋さんが、農家や消費者においしいかぼちゃを殖やされないように種に細工したの? どうやって? まさか遺伝子組み替えでないよね? 食用に害はないのよね? 子供はがっかりするし、親は不安になるし。他の野菜やくだものもみんな同じように八百屋さんにうっているものから取れる種を育てても実はならないの?「?」がいっぱいですが、一部でもよいので教えてください。

  • もう日本で遺伝子組み換えイネが栽培されているのですか?

    唐突なタイトルですみません。 詳しい方がいらっしゃればぜひ教えていただきたいと思いまして。 今まで遺伝子組み換え技術についていろいろ本を読みました。 インドでの深刻な環境破壊と遺伝子汚染の実態を話されたインドのシヴァ女史や、遺伝子組み換えの種が不幸にも自分の畑に紛れ込んだためM社から遺伝子泥棒呼ばわりされ莫大な損害賠償を請求されているカナダのお百姓さんの講演会に行ったりしました。 その結果、遺伝子組み換え技術そのものや、M社ほかのバイテク産業の倫理観念がますます信用できなくなり、大豆やジャガイモ、ナタネ、ワタ、トマトやその加工品は国産のものを努めて選んできました。 主に国産、無農薬、無添加にこだわった某生協で購入しています。 ところが、生協の組合員活動をしている友人から聞くと、日本でもうすでに遺伝子組み換えイネの栽培が行われていると。 ビックリしました。 本当でしょうか。 今、北海道や岩手県がやろうとして反対運動が起きていますが・・・意外なところで伏兵現る、といった感じの場所(県、市も分かっています)です。 関係者(生協理事や遺伝子組み換え反対運動関係者)が明日現地へ行っていろいろ聞き込むそうです。 分かっていることは、 (1)〇〇市が知っていたということは、どうやら〇〇県も知っていたようだ。ということは農水省も・・・? (2)栽培者はすでに焼却処分したと言っているが、その痕跡がない。 (3)複数の生協がこの情報を入手している。 この件について何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお教えてください。 よろしくお願いします。

  • 「主文to do~」前からの訳し方。

    いつもお世話になっております。 和訳の質問です。 テーマは「遺伝子組み換え食品」です。 Then came the announcement that US agribusinesses had developed a terminator gene which could be inserted into their seeds to ensure that farmers could not follow the traditional practice of taking seeds from their own crops for use the following year. 訳は「次に、アメリカの農業関連企業がターミネーター遺伝子を開発したという発表が届いた。これを自ら所有する種に挿入すれば、農業従事者が翌年使用するために、自分が育てた穀物から種を取っておくという伝統的な慣行に従うことができなくなるというものであった。」です。 これは参考書の訳ですが、ensureの訳がどこにもありません。 以前にもensureの訳がまるで消えているかのような訳を見たことがあります。 この文章はひたすら前から順に訳しています。 この to ensure の訳と、前からの訳し方が私には難しいです。 バラバラに直訳すると、「次に、アメリカの農業関連企業がターミネーター遺伝子を開発したという発表が届いた。この遺伝子は自らが所有する種に挿入されうる。農業従事者が翌年使用するために自分が育てた穀物から種を取っておくという伝統的な慣行に従えなくなることを確実にさせる。」 これを滑らかにつなぎ、 「(省略)この遺伝子は、それが自分の所有する種に挿入されると、農業従事者が翌年使用するために自分が育てた穀物から種を取っておくという伝統的な慣行に従えなくなるというものであった。」 という具合でよろしいのでしょうか? ensure 消えちゃいましたが汗 あと、could be inserted のcouldは特に訳す必要はありませんよね? to ensure の to は I went to the library to learn genetic engineering. という文で「遺伝子工学を勉強するために図書館へ行った。」という後ろからの訳し方と、「図書館へ行き、遺伝子工学を勉強した。」という前からの訳し方もできる to ですよね? 前から訳した方が良い場合というのは、文意で判断するしかないのでしょうか? この文章に限っては後ろからの訳し方はとても難しかったので前からの方がしっくりきました。 どなたか教えてください。

  • 果物は、「同一の花の雌雄の受粉」の結果なのか?

    ハウス栽培の「内部で、蜜蜂」を飼育しているTV画面が出てきました。農家で蜜蜂の入手が困難になっている背景があるようです。そこで、疑問が生じました。植物の場合、「1個の花に、雄しべと雌しべの、両方」が存在するはずです。疑問とは、通常の果物は、「同一の花の、雌雄の受粉」から生じるのが大部分なんですか?「同じ木の、別の花」と交配しても、「遺伝的なDNA構成は、同じ」ような気がします。「ハウス内の別々の木の花(種は同じ?)」が交配すれば、「個性の違いが生じる(多少の遺伝子構成の違いがある?)」のでしょうか?農家では、「別々の木の花の雄しべと雌しべが受粉する」ように蜜蜂に期待しているのか、機械的な受粉作業だけを期待しているのかも、ついでに教えて下さい。あるいは、農家では、「現在の果物は、遺伝子操作による品種改良の結果」として、「種を残す必要が無い(毎年、種は、新規購入)」ので無関心なのでしょうか?

  • アンパンマンのドキンちゃんレイプ事件!?

    アメリカで、枯れないスーパー小麦=遺伝子組み換えされた安全性未確認の小麦=が見つかったそうです。既に、日本にも入ってきてしまっているようで、パンやケーキ、おかしなどとして、日本人が食べてしまっている可能性もあります。 農家のおっさんが、必死になって除草剤をまいても、まるで枯れることのない小麦、これは、もはや、まさかの掟破り、アンパンマンによるドキンちゃんレイプ事件です!あの子供たちのアイドル、アンパンマンの何たる変貌ぶり!事件を想像するだけでも恐ろしい!。 パン好きには、悲しすぎる事件ですが、既に、そんなイヤラシイアンパンマンを食べてしまった場合、体にどんな影響がありうるのでしょうか!?